5月15日(木)東京・広尾にあるピーズラボ東京にて、近藤有己(パンクラスism)が公開練習を行った。近藤は18日(日)東京・有明コロシアムで開催されるワールドビクトリーロード(以下WVR)主催『戦極〜第二陣〜』でホジャー・グレイシー(ブラジル/ホジャー・グレイシー柔術アカデミー)と対戦する。
ボクシングのみのミット打ちを3分1Rで披露した近藤は、「調子は凄くいいです。体が凄く動いている。試合でいい動きが出来るんじゃないかと今から楽しみにしています」と自分の仕上がり具合にかなりの自信がありそう。
「自分は打撃で闘いたいですね」と言い、「試合の映像は4〜5試合見ました。柔術の試合は僕には意味が分からなかったです(笑)。アブダビのは参考になりました。相手の組み付きに来る感じを掴んだので、そこを狙って打撃を当てたい」と“寝技には行かせない”と言わんばかり。
ホジャーの寝技に関しては「上手いというのは分かりますが、実際に組んでみないと本当の上手さは体感できない。どれくらい強いのか、逆に楽しみですね」とワクワクする気持ちがあると言うが、「寝技になったら? ちょっと分からないです。かわしきれないかも。不安は自信よりもあります」とやはり警戒。
逆に極める自信はあるかと聞かれると「ないですね。自分は打撃で行きます」とキッパリ。昼間に公開練習を行ったホジャーがヒザ蹴りに注意すると言っていたことを告げられると「そうですか。僕は逆にヒザ蹴りを狙って行きたい。相手が入ってくるところを狙い済まして飛びヒザ蹴りを打ちたい。そこがチャンスだと思う。自分の有効な打撃が出せるところだと思うので、頭に入れています」と、手の内を明かすような発言。それでも必殺の飛びヒザ蹴りを決める自信があるということなのか。
代名詞でもあった飛びヒザ蹴りが最近の試合では不発だが、4・27パンクラスでのKEI山宮戦で何かを掴んだようだ。「自分の得意な距離を勉強できた感じがします。相手を倒すためには中に入らないといけない。それは元々得意なはずだった。そこを忘れていたのが思い出せました。ローキックにしても、もう一歩踏み込まないといけなかったと反省しています」
かと言って、打撃で自分が完全に上回っているという驕りはない。「上回っているという気持ちは大まかにはあるんですが、相手はリーチが長いし体重も重いので、打撃でも厄介だなと。簡単ではない気がします。打撃はもらいたくないですね」としている。「ロン・ウォーターマン戦を見たんですが、ほとんど打撃はやってなかったから、ちょっとよく分からない」と未知数な部分が多いことを警戒する。
「相手よりも優っているのは総合でのキャリアくらい」と笑うが、「相手が総合を経験していない(ホジャーは1試合のみ)分だけ穴だと思う」と、駆け引きなどでキャリアの差も活かして闘うつもりだ。
また、ホジャーが「5分3R以内に間違いなく一本勝ちする」と宣言したのに対して、「僕も5分3R以内に打撃でKO出来る、倒せると思っています」とやり返す。
対戦が発表された記者会見では「グレイシーと聞くだけでやる気が出る」と言っていた近藤だが、「今はほとんどありません。今は何も感じないし、考えてないですね。自分もパンクラスを背負うという意識はありません」とすでに“不動心”の状態にあることを語った。インタビューが終わると、“予告KO”の飛びヒザ蹴りをサンドバッグに叩き込んで見せる。
結婚してから初めての試合となったKEI山宮戦では敗れ、“妻に捧げる一勝”は上げられなかった。「(妻は)頑張れ、と言ってくれています」と照れくさそうに笑う近藤は、柔術キラーとして最強遺伝子を撃破することが出来るか!?
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第二陣〜」
2008年5月18日(日)東京・有明コロシアム
開場14:30 開始16:00
<全対戦カード>
▼メインイベント ヘビー級
“KING OF 戦極”
ジョシュ・バーネット(アメリカ/フリー)
VS
“極めの博士号”
ジェフ・モンソン(アメリカ/アメリカン・トップチーム)
▼セミファイナル ※契約体重調整中
“不動心”
近藤有己(日本/パンクラスism)
VS
“グレイシー最強の遺伝子”
ホジャー・グレイシー(ブラジル/ホジャー・グレイシー柔術アカデミー)
▼第6試合 ライトヘビー級
“smile 亮くん”
川村 亮(日本/パンクラスism)
VS
“復活モンスター”
ケビン・ランデルマン(アメリカ/ハンマーハウス)
▼第5試合 ヘビー級
“セクシャルビーストNO.1”
中尾“KISS”芳広(日本/TEAM TACKLER)
VS
“マオリの1000万パワー”
BIG・ジム・ヨーク(ニュージーランド/ファイブ・リングス・ドージョー)
▼第4試合 ウェルター級
“GRABAKAの裏番長”
佐々木有生(日本/GRABAKA)
VS
“Goldenヒザボンバー”
ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/アメリカン・トップチーム)
▼第3試合 ライト級
“金網の申し子”
光岡映二(日本/和術慧舟會RJW)
VS
“韓国の火の玉ボーイ”
イ・グァンヒ(韓国/Tuhon Jeongsim Gym)
▼第2試合 ウェルター級
“鉄人継承”
マイク・パイル(アメリカ/エクストリーム・クートゥア・ジム)
VS
“恐怖!人間ユンボ”
ダン・ホールバックル(アメリカ/McVicker’s Martial Arts Academy)
▼第1試合 ライト級
“イズムの継承者”
北岡 悟(日本/パンクラスism)
VS
“リアル・クラッシャー”
イアン・シャファー(オーストラリア/チーム・シャファー)
<チケット料金>
VIP席50,000円(特典:専用入場ゲート・グッズ付) RRS席25,000円
戦極シート(S席)15,000円(特典付)
S席15,000円 A席 7,000円
※全席指定・消費税込
<チケット一般発売所>
イープラス http://eplus.jp/sengoku/(PC&携帯)
電子チケットぴあ=0570-02-9999(Pコード811-831)
チケットぴあ http://eplus.jp/sengoku/
ファミリーマート
サークルK・サンクス
ローソンチケット ローソンチケット=0570-084-003(Lコード:33717)
全国ローソン店頭Loppi http://l-tike.com/
CNプレイガイド=0570-08-9999(10:00〜18:00) http://www.cnplayguide.com/
ampm
セーブオン
CNステーション
<問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03-3369-2211
「戦極〜第二陣〜」パブリックビューイング
2008年5月18日(日)東京・有明コロシアム
開場15:30 開始16:00
・T・ジョイ新潟万代 http://www.t-joy.net/site/bandai/facilities/index.html
新潟県新潟市中央区八千代2−5−7「BP2」3
・エクスワイジー・シネマズ蘇我 http://www.t-joy.net/site/xyzcinemas/facilities/index.html
千葉県千葉氏中央区川崎町51−1
・鹿児島ミツテ10 http://www.mitte10.com/facilities/index.html
鹿児島鹿児島市中央町1−1アミュプラザ鹿児島6F
・新宿バルト9(シアター8) http://wald9.com/facilities/index.html
東京都新宿区新宿3−1−26 新宿三丁目イーストビル9階
・梅田ブルク7(シアター7) http://burg7.com/facilities/index.html
大阪府大阪市北区梅田1−12−26 E−MAビル7階
・広島バルト11(シアター3) http://wald11.com/facilities/index.html
広島県安芸郡府中町大須2−1−1 イオンモール広島府中ソレイユ4階
<チケット料金>
一般:4,500円(税込)※全席指定、1ドリンク付
<チケット販売場所>
各劇場窓口にて発売中
※他の会場では使用不可
※紛失した場合は入場不可
※劇場チケットカウンターにて、座席指定席と引き換え
<お問い合わせ>
ティ・ジョイ「戦極−SENGOKU−」パブリックビューイング上映担当=TEL:03−3248−8174
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第三陣〜」
2008年6月8日(日)さいたまスーパーアリーナ
開場16:00 開始17:00
<決定対戦カード>
ニック・トンプソン(アメリカ/フリースタイルアカデミー)
VS
マイケル・コスタ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
<出場予定選手>
吉田秀彦(日本/吉田道場)
マーシオ・“ぺジパーノ”・クルーズ(ブラジル/グレイシーフュージョン)
ファビオ・シウバ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
ホドリゴ・ダム(ブラジル/アライアンスBJJ)
<既報出場予定選手>
藤田和之(藤田事務所)
<チケット料金>
VIP席(専用入場ゲート・特典付き)100,000円
RRS席30,000円
戦極シート(S席・特典付き)17,000円
S席17,000円 A席7,000円
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−3369−2211
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