▲写真左よりテレビ東京・三瓶氏、吉田秀彦、五味隆典、戦極・國保尊弘広報
9月16日(火)都内ホテルにて、ワールドビクトリーロード(以下、WVR)主催『戦極』の記者会見が行われ、テレビ東京での地上波放送が決定したことが発表された。会見には株式会社テレビ東京 スポーツ局スポーツCPチーム主宰 三瓶純氏、戦極の國保尊弘広報、そして吉田秀彦、五味隆典の2大エースが出席した。
旗揚げから約半年、遂に戦極が地上派放送に進出! 会見ではまず國保広報が地上派放送決定について以下のように説明する。
「昨年の10月にWVRを設立し、今年3月に戦極として旗揚げ戦を行い、一つ一つ計画通りに進んできました。
その中で、これまでは戦極というイベントの形を作ること、そしてコア層に知ってもらうことを第1に考えてやってきました。しかし多くの人に戦極というイベントを知ってもらうためには、地上派でのテレビ放送が必須です。
旗揚げから我々は各TV局と交渉を続け、色々な条件が合ったTV東京さんで放送することになりました。これからは今までとは違ったイベント、番組作りをしないといけないと思いますし、テレビ東京さんと2人3脚で進んでいきたいと思います」
続いてテレビ東京の三瓶氏は、具体的なテレビ放送の内容について、(1)9月27日(土)13:00〜13:55の時間帯で、前回のライト級GPを振り返り、翌日のミドル級GPの見所を紹介する特別番組「最強格闘技・戦極スペシャル」
(2)10月5日(日)より毎週日曜日の24:35〜25:00の時間帯で、レギュラー番組「戦極G!(せんごく・ごーるど)」の放送を発表。
「戦極という最強格闘技を番組としても盛り上げることを期待したい」と地上派放送に向けての意気込みを語った。
そして二人の挨拶を受ける形で吉田、五味の両選手もコメント。それぞれ「地上派放送は選手にとってもうれしいこと。やる気も一段と上がる。
ファンに良い試合を見せようと練習にも身が入ると思います。自分自身、地上派TVで試合を見せることが、だいぶ期間が空いてしまいましたけど、地上派放送が始まったらもっともっと良い試合が出来るように頑張ります」(吉田)
「こんなに早く(戦極が)一般の人の目に見える機会を作ってもらってうれしく思います。これは戦極で戦っている選手や戦極を目指す若い選手にとってはモチベーションになります。会場に遊びに来るコアなファンからTVで試合を見る幅広い層にいいエネルギーをもらって、その期待に応えるような、またそれ以上の試合をしたいと思います」(五味)と話している。
その後の質疑応答で三瓶氏は放送を決定した最大の決め手について「まず番組成立の経緯を説明すると、4月中旬頃から話をいただいていて、具体的になったのが8月に入ってからです。
戦極を放送する決め手としては、やはり選手のみなさんが覚悟を持って勝負をしている。そこに魅力を感じました。
またTV東京ではこれまで色々な格闘技を放送してきたのですが、そういう部分の選択肢として、戦極を放送するという話を進めていました」と説明する。
レギュラー番組である『戦極G!』の具体的な構成については「ただ試合を放送するだけではなく、選手のドキュメントや色々な企画など幅広い番組にしていきたい」(國保広報)「色々な手法を考えていますが、現時点ではMCを置くということは考えてません。次につなげるために色々な案はありますが、今のところそういったことはありません」(三瓶氏)という言葉もあり、バラエティ豊かな内容のものになると予想される。
今回の発表により、ひとまず地上波放送が決定した戦極だが、気になるのが大会の中継に関して。現段階では9・28の前日特番と「戦極G!」の放送が決まっただけで、年内の大会の中継は発表されなかった。國保広報は「大会全体を全て放送するということに関しては、各大会毎に相談しながら決めていくことになると思います」と話しており、大会中継については今後、結論が出ることになりそうだ。
戦極 テレビ東京放送スケジュール
●「最強格闘技・戦極 スペシャル」
2008年9月27日(土)13:00〜13:55
●「戦極G!」
2008年10月5日(日)よりスタート
毎週日曜日 24:35〜25:00
10月5日=五味隆典特集、ミドル級GP2008FINAL 組み合わせ
10月12日=北岡悟VS光岡映二特集
10月19日=横田一則VS廣田瑞人特集
10月26日=ライト級・ミドル級GPFINAL 決戦直前特集
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第五陣〜」
2008年9月28日(日)東京・国立代々木競技場 第一体育館
開場13:00 開始15:00
<全対戦カード>
▼メインイベント(第8試合) ライトヘビー級
シャンジ・ヒベイロ(ブラジル/グレイシー・ウマイタ/ユニバーシティ・オブ・ジュウジュツ)
VS
杉浦 貴(プロレスリングNOAH)
▼セミファイナル(第7試合) ヘビー級
ホジャー・グレイシー(ブラジル/ホジャー・グレイシー柔術アカデミー)
VS
トラビス・ビュー(アメリカ/エリート・パフォーマンス)
▼第6試合 ミドル級グランプリシリーズ2008 一回戦
近藤有己(パンクラスism)
VS
佐々木有生(GRABAKA)
▼第5試合 ミドル級グランプリシリーズ2008 一回戦
中村和裕(吉田道場)
VS
ポール・カフーン(イギリス/ゴールデン・グローリーUK/元ケージ・レイジ英国ライトヘビー級王者)
▼第4試合 ミドル級グランプリシリーズ2008 一回戦
ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/アメリカン・トップチーム/2007年Strikeforceミドル級トーナメント優勝)
VS
ローガン・クラーク(アメリカ/ミネソタ・マーシャルアーツ・アカデミー)
▼第3試合 ミドル級グランプリシリーズ2008 一回戦
エヴァンゲリスタ・サイボーグ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
VS
シアー・バハドゥルザダ(アフガニスタン/ゴールデン・グローリー)
▼第2試合 ライト級
國奥麒樹真(フリー)
VS
クォン・アソル(韓国/スピリットMC)
▼第1試合 ライト級
ライアン・シュルツ(アメリカ/チーム・クエスト/IFL世界ライト級王者)
VS
ジョルジ・マスヴィダル(アメリカ/アメリカン・トップチーム)
<チケット料金>
VIP席(専用入場ゲート・特典付き)100,000円
RRS席30,000円
戦極シート(S席)17,000円
S席17,000円 A席7,000円
※全席指定・消費税込
<チケット販売所>
イープラス=http://eplus.jp/sengoku/
電子チケットぴあ=TEL:0570-02-9999(Pコード:812-235)、http://pia.jp/t/
ローソンチケット=TEL:0570-084-003(Lコード:37018)、http://l-tike.com/
CNプレイガイド=TEL:0570-08-9999、http://www.cnplayguide.com/
ドン・キホーテ=全国のドン・キホーテ店舗
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−3369−2211
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第六陣〜」
2008年11月1日(土)さいたまスーパーアリーナ
開場開始未定
<決定対戦カード>
▼ライト級GPシリーズ準決勝戦
北岡悟(パンクラスism)
VS
光岡映二(和術慧舟會RJW)
▼ライト級GPシリーズ準決勝戦
横田一則(GRABAKA)
VS
廣田瑞人(GUTSMAN修斗道場)
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