4月2日(木)東京・神田のセントラル総合研究所にて、4月25日(土)東京・ディファ有明で開催されるGCMコミュニケーション主催『CAGE
FORCE 10』の記者会見が行われ、一部対戦カードが発表された。
廣田瑞人(GUTSMAN・修斗道場)が第2代王者に君臨するライト級戦線にまた新たな強豪が名乗りを上げた。2005年にCAGE
FORCEの前身であるDOGに参戦、昨年はUFCを主戦場にしていた“逆輸入メジャーリーガー”弘中邦佳(アカデミアAz)がライト級に階級を下げて、CAGE FORCEに参戦することになった。 会見の冒頭では「DOGで和田拓也選手と試合をして、今回が2度目の日本での金網の試合になりました。今回は階級を下げて未知の階級で、何が待ち構えているか分かりませんが、いいパフォーマンスができて、アグレッシブで綺麗な勝ち方ができると思います。ご期待ください」と挨拶した弘中。 CAGE
FORCE参戦を決めた理由を「やっぱり試合がしたいという気持ちがあって、年齢的なことを考えるとこれからはコンスタントに試合をこなしていくことが必要だと思いました。昨年の9月にDREAMで桜井“マッハ”速人選手に負けて、半年間ほどブランクがあいてしまって、試合のチャンスを待つよりも自分から売り込んで試合に出たいという部分がありました。自分はUFCに出ていて金網には思い入れもあります。DOGでもいい勝ち方をしていましたし、そこでもう一度CAGE
FORCEで試合をしたいなと思いました」と説明。 ライト級にまで階級を下げることについては「マッハさんとウェルター級で試合をさせてもらって、その階級で第一人者のマッハさんに負けているんで、階級にこだわるよりも新しい境地を見つけないといけないと思って、体重を落とすことにしました。順調に体重は落としています。減量は問題ないですね」と話した。 現時点で対戦相手が決まっていない弘中だが「ライト級のベルトに近づける試合をしたい。いきなりチャンピオンシップというのはおこがましいと思うので、ベルトへの挑戦をアピールできる選手を相手に、アピールできる試合をしたい」と、やはり目標はCAGE
FORCEでのベルト奪取。 現チャンピオンの廣田を「昔GUTSMANで練習したこともあります。打撃と気持ちの強さがあると感じる選手ですね」と評価しつつ、UFCで経験したものが廣田にも負けていないという自負はあるかという質問には「もちろん、あります」と力強く答えた。 初代王者・吉田善行(東京イエローマンズ)がベルトを返上して以来、空位となっているウェルター級では宮澤元樹(和術慧舟會東京本部)VS長岡弘樹(総合格闘技DOBUITA)が決定した。 宮澤は「去年はCAGE
FORCEで2戦2勝、DREAMでは1戦1敗でした。次が今年一発目の試合です。長岡選手はキャリアが長い選手で、僕がアマチュアの試合にでる前からプロで活躍していて息の長い選手だと思います。ただキッチリ倒さなきゃいけない相手だと思うし、キッチリ倒して、2,3試合を挟んでベルトをかけた試合をしたい」と、この試合からロード・トゥ・チャンピオンの道を始めたいと宣言。 「長岡選手は打撃で押し込んで前に出てくる選手。昔から活躍している選手で強いと思います。でも僕はキッチリ勝ちたい。長岡選手のことに関係なく、自分の形に入れば一本かKOで勝てると思います」と長岡超えを固く誓った。 もう一つの追加対戦カードとしては美木航(和術慧舟會RJW)VS中村“アイアン”浩士(東京イエローマンズ)のフェザー級戦も決定。CAGE
FORCE初参戦の中村を迎え撃つ美木は「中村選手と試合ができるということをうれしく思います。中村選手は修斗でも実績を残していて、自分よりは格上だと思うので、中村選手を食ってやろうと思ってます。 中村選手は日沖発選手とドローの試合をして強いという印象です。修斗ではうちの碓氷(早矢手)と試合をしていて、僕はセコンドで試合を見たんですがこちらが思ったよりも強いと感じました。中村選手とは話もするし、純粋に戦いたいと思ってます。気持ちよく試合をやれると思います。 僕はCAGE
FORCEでの金網の試合が最多出場なんです。勝ったり負けたりで上に上がれてないことかもしれませんが(苦笑)、僕はCAGE FORCEが好きなんでずっと出たいと思っています。日本でも海外でも金網にこだわってやってきたいですね」と意気込みを語った。 DREAM、戦極といったビッグイベントではフェザー級、ウェルター級でGPやチャンピオンシップを行う戦いが続いているが、美木と宮澤の2人は「意識はしてますけど他人事みたいな感じですね。何も気にはならないです」(美木)「気になると言えば気になりますけど、今年はCAGE
FORCEでベルトを取ちたいと思います。来年以降、日本や海外の大きな大会に出たいと思っていますが、今年は気にしていないです」(宮澤)と、CAGE FORCEでの戦いに集中したいと話している。 またこの日はGCMコミュニケーションの久保豊喜代表も会見に出席。「最近では金網の大会も増えてきましたが、日本では私達が本家本物だという自負があります。レベルの高い選手たちに試合をさせて、実力を持った王者を出す。勝った選手には恵まれた環境を作り対し、主催者として選手と共に頑張らないといけないと思っています。そこで私も会見に出席することにしました」と久保代表。 「5日にはDREAM、戦極、そしてCAGE
FORCEがテレビで放送され、図らずもMMAナイトのような形になっています。本当はそれぞれ話し合いがあって、そうなることが素晴らしいのですが、マスコミのみなさんにここは盛り上げてもらいたいと思います。ヘコミ気味の日本のMMAの起爆剤になってもらえればなと思います。 ケージフォースで言えば、TV東京さんで放送してもらうようになって3年目。今年は飛躍をしていきたいと思います。僕らが大きい大会になっていかなければなと思います。チャンピオンを決めて、その挑戦者を決める。選手ではなく主催者も頑張ってこの不景気を乗り越えていきたいです」とケージフォースにおける展望を語った。 GCMコミュニケーション 「CAGE
FORCE 10」 2009年4月25日(日)東京・ディファ有明 開場18:00 開始18:30 <決定対戦カード> ▼ウェルター級 5分3R 宮澤元樹(和術慧舟會東京本部) VS 長岡弘樹(総合格闘技DOBUITA) ▼フェザー級 5分3R 中村“アイアン”浩士(東京イエローマンズ) VS 美木 航(和術慧舟會RJW) ▼フェザー級 5分3R 高橋 渉(Laughter7) VS 西野 聡(和術慧舟會TLIVE) ▼ミドル級 村山暁洋(GUTSMAN・修斗道場) VS 一慶(チーム・クラウド) <出場予定選手> 弘中邦佳(アカデミアAz) エリヤ(TEAM坂口道場) 森川修次(チーム・クラウド)
<チケット料金> SRS席 10,000円/RS席 8,000円/S席 6,000円/A席 5,000円 <チケット発売場所> チケットぴあ=0570-02-9999(Pコード:594-740) ファミリーマート
http://www.family.co.jp/famiport/
<お問い合わせ>
GCMコミュニケーション=TEL:03-3556-6201 GCM
「VALKYRIE 02」 2009年4月25日(土)東京・ディファ有明 開場13:30 開始14:00
<決定対戦カード> ▼トリノコ・プレゼンツ ヴァルキリー初代女子フェザー級チャンピオン決定戦 5分3R
辻 結花(総合格闘技闇愚羅) VS ケイト・マルティネス(Infinite MMA (Royce Gracie Jiu Jitsu of Colorado)) ▼ヴァルキリー女子フェザー級次期挑戦者決定トーナメント 3分3R
藤野恵実(和術慧舟會GODS) VS V一[ヴィー・はじめ](Max柔術アカデミー &Yogaスタジオ) ▼ヴァルキリー女子フェザー級次期挑戦者決定トーナメント 3分3R
高林恭子(ALIVE) VS WINDY智美(パンクラスism) <チケット料金>
SRS席10,000円 RS席7,000円 S席5,000円 A席3,500円 ※当日券は各席500円増し。 <チケット発売所>
チケットぴあ=Pコード:813-967 書泉ブックマート=TEL:03-3294-0011 後楽園ホール=TEL:03-5800-9999 <お問い合わせ>
GCMコミュニケーション=TEL:03-3556-6201 ●2009年興行スケジュール
4月25日(土)東京・ディファ有明「CAGE FORCE」「VALKYRIE 02」 6月27日(土)東京・ディファ有明「CAGE FORCE」
9月12日(土)東京・ディファ有明「CAGE FORCE」 ※10月、12月にも大会を開催予定 |