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【UFC】秋山成勲、112秒でTKO負け!元王者ティトはエバンスに完敗

2011/08/06


ZUFFA
「UFC133 EVANS vs.ORTIZ」

2011年8月6日(土)アメリカ・フィラデルフィア ウェルズファーゴセンター

▼セミファイナル(第10試合)ミドル級 5分3R
○ビクトー・べウフォート(ブラジル/元UFCライトヘビー級王者)
TKO 1R1分52秒 ※レフェリーストップ
●秋山成勲(日本)

 昨年10月のマイケル・ビスピン戦以来の試合となる秋山。ここまでのUFC戦績は1勝2敗、現在2連敗中と後がない状態だ。秋山のセコンドには親友で俳優の伊藤英明がつく。

  一方のビクトーは今年2月にミドル級タイトルマッチでアンデウソン・シウバにKO負けしており、その敗北からの再起戦となる。

 1R、サウスポーのビクトーがインロー、左ハイキック。秋山もジャブをついてインローを返す。ビクトーはじりじりと距離を詰めて強烈な左ミドル! 秋山もジャブ、ワンツーを見せるが、ビクトーはバックステップでそれをかわし、離れた間合いから左ミドルを蹴る。

 そしてビクトーが右のアウトローを蹴って、そのまま踏み込んで左ストレート! これはガードをした秋山だったが、今度はビクトーが強烈な左フック!

  かすったような一発だったにも関わらず、秋山はバランスを崩して倒れる! そこに一気にパンチを落とすビクトー。何とか立ち上がる秋山を金網に詰めて強烈な連打! アッパーやフックを何発も秋山の顔面に叩き込んでいく。

 この猛攻を受けた秋山はそのまま前のめりにばったりと倒れ、そのまま動けない状態となり、レフェリーが試合をストップ! ビクトーの強打の前に秋山がわずか112秒でマットに沈んだ。


▼メインイベント(第11試合)ライトヘビー級 5分3R
○ラシャド・エバンス(アメリカ/元UFC同級王者)
TKO 2R4分48秒 ※レフェリーストップ
●ティト・オーティズ(アメリカ/元UFC同級王者)

 前回大会で約5年ぶりの勝利を挙げたティト。対戦相手のエバンスとは2007年7月に対戦しており、この時はドローという結果に終わっている。

 1R、腰を落としてどっしりと構えるエバンス。プレッシャーをかけて前に出るティトだったが、エバンスは足を使って距離をとり、右フックで飛び込んで組み付く。これをディフェンスしたティトは金網を背負うエバンスに両足タックルに入る。レスリングのスイッチを狙いつつ、立ち上がったエバンス。そのままティトを金網まで下がらせて左右のフック! ガードを固めるティトの顔面とボディにパンチを打ち込む。

 さらにエバンスは右フックを連打してタックル、そのままティトの身体を高々と持ち上げてテイクダウンを奪う。グラウンドで上のポジションを取ったエバンスはティトを金網に押し込んでパンチを落とす!

 2R、ワンツーで前に出るティト。エバンスはジャブと左フック、右フックから両足タックルに入る。ここでティトがフロントチョーク! がっちりと入ったように見えたが、エバンスはティトの足を一本またいで、ティトの身体を金網に詰めて頭を抜く。そのままサイドポジションを取ったエバンスはティトの動きを固めてパンチを連打! 何とかこのポジションから脱出しようとするティトだったが、エバンスは上のポジションをキープしてパンチを落とし続ける。

 ティトが金網に背中を預けて正座したような状態から立ち上がろうとすると、エバンスがティトのボディに強烈なヒザ蹴り! この一発でティトが崩れ落ち、エバンスがパンチを落としたところで、レフェリーが試合を止めた。


▼第9試合 ウェルター級 5分3R
○ブライアン・エバーソール(アメリカ)
TKO 1R4分28秒 ※レフェリーストップ
●デニス・ホールマン(アメリカ)

 胸毛を上向きの矢印型に剃っているエバーソールvs青いビキニパンツのホールマン。1R、ホールマンがすぐにグラウンドでエバーソールからバックを奪う。エバーソールが反転して起き上がろうとすると、ホールマンはフロントチョーク。頭を抜いたエバーソールはインサイドガードからパンチを連打! ホールマンの動きが止まり、レフェリーが試合を止めた。


▼第8試合 ミドル級 5分3R
○コスタ・フィリッポウ(キプロス)
判定2−1 ※29−28、28−29、29−28
●ホルへ・リベラ(アメリカ)

 1R、リベラが左ミドルと右ロー。フィリッポウはリベラのタックルを切って、リベラを金網まで押し込み、テイクダウンを奪う。リベラが金網に身体を預けて立ち上がろうとすると、フィリッポウはリベラの顔面にパンチを入れる。リベラが立ち上がり、試合はブレイクとなる。再開後、フィリッポウはパンチから組み付いてリベラを金網に押し込む。リベラは体勢を入れ換えて、首相撲からヒザ蹴り。そして距離が開くと、リベラが左フックから右ストレート! フィリッポウは距離が近付くと右アッパーを突き上げる。

 2R、パンチのプレッシャーをかけるフィリッポウが左フックから右ストレート、そして右アッパー! 崩れ落ちるリベラにフィリッポウがパウンドを連打! しかしリベラは亀の状態からフィリッポウに組み付いてテイクダウンを奪い、そのままフィリッポウを金網まで押し込んでパンチを落とす。試合がスタンドに戻ると、フィリッポウが右ストレートから前に出て首相撲からヒザ蹴り! ブレイクになると右ストレートから左フック! リベラにテイクダウンを許すフィリッポウだったが、ガードポジションからオモプラッタを仕掛ける。そしてフィリッポウはオモプラッタの状態のまま足関節を狙い、グラウンドで上のポジションを取る。

 3R、パンチで前に出るフィリッポウにリベラがヒザ蹴り! リベラがワンツーでフィリッポウを下がらせる。しかしフィリッポウがタックルでリベラをテイクダウンする。リベラは下から三角絞め。フィリッポウはリベラの足を担いで、それを外してリベラのバックへ。リベラは脇を差して立ち上がり、ブレイクとなる。再開後、フィリッポウのタックルを潰して、逆にリベラがフィリッポウをテイクダウン。フィリッポウは金網に身体を預けて立ち上がり、ここもブレイク。リベラが左フックで前に出ると、フィリッポウは潜り込んで右アッパー、最後はフィリッポウがテイクダウンを奪ったところで試合終了。判定は2−1でフィリッポウが勝利した。

※今大会の模様は8月7日(日)18:00よりWOWOWにて放送
リピート放送は8月12日(金)6:20より

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【関連リンク】
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≫UFC WORLD WOWOWオンライン公式サイト

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