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【UFC】五味隆典がフロントチョークで一本負け!エドガーはドロー防衛

2011/01/01


Zuffa
「UFC125 RESOLUTION」

2011年1月1日(土)アメリカ・ネバダ州ラスベガス MGMグランドガーデン
※今大会の模様は1月2日(日)22:15よりWOWOWにて放送
リピート放送は1月5日(水)26:10

<主な試合結果>

▼第7試合 ライト級 5分3R
○クレイ・グイダ(アメリカ)
一本 2R4分27秒 ※フロントチョーク
●五味隆典(久我山ラスカル)

 昨年8月のタイソン・グリフィン戦では見事なKO勝利を見せた五味。今大会ではUFCライト級でも屈指の激闘派グイダと対戦する。

 1R、サウスポーの五味は軽く右手を伸ばしてオクタゴンの中心に位置する。その周りをグルグルと回るグイダ。五味はそこにジャブと左ストレート、グイダも右のロングフックを打つ。五味は細かく動くグイダの顔面にジャブを突き刺して距離を取る。ここでグイダが右ハイキックからタックル、そして離れ際の右フック! 五味が距離を取ると、グイダはすぐに片足タックルでテイクダウンを狙うが、五味は倒れない。

 試合がスタンドに戻ると、細かくジャブを突く五味。グイダはそこに大振りの右フック。五味は構えをスイッチしながら右フック、グイダもそこに右フックを狙う。そしてグイダは左ハイキック、五味の右フックを空振りさせて両足タックル! そのまま五味の身体を持ち上げてテイクダウンを奪う。グイダはハーフガードで五味を抑え込む。

 2R、ジャブを突く五味に対してタックルを仕掛けるグイダ。五味は構えをオーソドックスにスイッチして右フックを狙う。ここでグイダが片足タックル。五味はそれを切って、グイダを金網に詰める。五味はサウスポーに構えてジャブから左ストレート、右フックから左フックを返して前に出て行く。グイダも左ハイキックから右ストレート。五味はグイダのパンチをバックステップでかわして左のロングフック、突っ込んでくるグイダにジャブを当てて、そして左のヒザ蹴り!

 これがグイダの顔面を捕らえるが、グイダはそのまま両足タックルで五味をテイクダウンする。ハーフガードで脇を差して立ち上がろうとする五味。しかしここでグイダがフロントチョーク! これがガッチリと入り、五味がタップ! これで五味のUFC戦績は1勝2敗となり、五味の2011年は黒星からのスタートとなった。

▼メインイベント(第11試合)ライト級タイトルマッチ 5分5R
△フランク・エドガー(アメリカ/王者)
判定1−1 ※46−48、48−46、47−47
△グレイ・メイナード(アメリカ/挑戦者)
※エドガーが2度目の防衛に成功。

 昨年4月にBJ・ペンを下して王座を獲得したエドガー。8月にはペンとの再戦にも勝利し、ベルトを防衛した。そのエドガーに唯一の黒星を付けているのが、今回の挑戦者であるメイナード。ここまでUFCでは12戦11勝1無効試合という成績を残している。

 1R、いつものようにジャブを突いて細かく前後左右にステップするエドガー。メイナードはそこに右ストレート、左アッパーから右ストレートを狙う。そしてメイナードの左フックがヒット! これでエドガーが尻餅をつく! すぐに立ち上がったエドガーだったが、メイナードの右アッパーがエドガーの顔面を打ち抜いて、エドガーが後方に倒れ込む。

 ガードポジションを取るエドガーにメイナードはパンチを連打! 必死に立とうとするエドガーだったが、メイナードはポジションをキープしてパンチをまとめる。エドガーはメイナードの猛攻を凌ぎ、タックルを狙いながら距離を取る。エドガーのジャブに左フックを合わせるメイナード! さらにそこから右アッパー、左フック、そして右フック! バランスを崩したエドガーは足元がフラフラ。逆にメイナードはエドガーの右ストレートに右アッパーを合わせ、さらに右ストレート! エドガーも体勢も立て直してジャブと左フック、右ストレートと左フックを返す。

 2R、エドガーは細かくステップしてジャブを突く。メイナードが左フックを打つと、そこにエドガーが右ストレートを合わせる。重心を落としてじりじりと前に出て行くメイナード。左フックで前に出ると、エドガーはメイナードのボディに左右のパンチをまとめる。メイナードの右ストレートに右ストレートを返すエドガー。メイナードの左フックを内側から右ストレートで打ち抜く! 

 ジャブからパンチをまとめるエドガー。メイナードが前に出てくると、そこにエドガーがカウンターの両足タックル! そのままメイナードの身体を持ち上げてテイクダウンするが、メイナードもすぐに身体を起こして立ち上がる。試合がスタンドに戻ると、エドガーの左フックにメイナードが右ストレート! メイナードは左手を伸ばして距離を取ろうとするが、そこにエドガーがかぶせるような右ストレート! 今度はメイナードがタックルでテイクダウンを狙うが、エドガーは倒れない。

 3R、エドガーが左右にステップして左右のロー。メイナードは右ストレートから前に出る。ジャブを突いてサイドステップするエドガーだが、そこにメイナードが右ストレートを当てる。エドガーがジャブを散らして右ストレート。メイナードはエドガーのジャブに合わせて片足タックルに入るが、エドガーは倒れない。

 エドガーが右ストレートで飛び込むと、エドガーも左フック。メイナードは右のボディアッパーから顔面に左フックを返して、そこから右フック! しかしエドガーもメイナードのローに合わせて右ストレート。メイナードはエドガーのローをキャッチしてエドガーをテイクダウン! スタンドの状態をキープしようとするエドガーだったが、メイナードは両足タックルでエドガーをマットに寝かせる。エドガーはガードポジションからアームロックとフロントチョークを仕掛ける。

 4R、先に両足タックルでテイクダウンを仕掛けるエドガー。立ち上がろうとするメイナードだったが、そこにエドガーがフロントチョーク! メイナードは必死に頭を抜いてそれをディフェンスする。さらにエドガーはメイナードの右ストレートにカウンターのタックルを合わせてテイクダウン。メイナードは亀の状態から立ち上がる。

 お互いにタックルを狙う両者。エドガーはジャブと前蹴り。メイナードもジャブを返す。右アッパーと左フックで前に出るメイナード。エドガーはジャブのフェイントからタックルに入り、エドガーを金網にまで押し込む。距離が離れて試合がスタンドに戻ると、メイナードが右ストレート、エドガーもそこに右アッパーから左フック。エドガーはジャブからのタックル、離れ際にパンチをまとめる。

 5R、ジャブと左フックで前に出るメイナード。エドガーは左ミドル、右ストレートをフェイントにした右ロー。右アッパーと左フックを見せるメイナード。エドガーがジャブを突くと、そこにメイナードは左フックを返す。さらにメイナードは右ストレートから左フック! メイナードがタックルに入ると、エドガーはそれを切ってヒザ蹴り。メイナードもエドガーの頭をがぶってヒザ蹴りを入れる。

 エドガーはメイナードのジャブに対して右ストレート、そして左フック。エドガーの右ストレートが当たるが、メイナードも左フックを返す。エドガーのジャブにメイナードもジャブ。エドガーはメイナードのジャブに右アッパーから左フック。メイナードはタックルを狙いながら右ストレート! エドガーもメイナードの懐に潜り込んで右アッパーから左フック! メイナードは何度もタックルを仕掛けるが、エドガーは倒れない。そしてメイナードが左右のパンチで前に出たところで試合終了となった。

 ジャッジは1人目が48−46でメイナード、2人目が48−46でエドガー、そして3人目は47−47のイーブン! 3者3様のドローという結果に終わり、エドガーが2度目の防衛に成功した。 

▼第10試合 ミドル級 5分3R
○ブライアン・スタン(アメリカ)
TKO 1R3分37秒 ※レフェリーストップ
●クリス・レーベン(アメリカ)

 1R、サウスポーのレーベンに対してスタンはインローと右ストレート。距離が詰まると、スタンは首相撲からヒザ蹴りを突き上げる。ここでレーベンがアッパーを連打! スタンも同じようにアッパーを返す。距離が離れるとスタンが右ミドル、突っ込んでくるレーベンに対してスタンは右ストレートと左フック、そして右フック! これでレーベンが崩れ落ちる!

 立ち上がるレーベンに対して、スタンはフロントチョーク。レーベンは頭を抜いてディフェンスするが、スタンはレーベンを金網に詰めてヒザ蹴りとパンチを連打! これでレーベンがマットに倒れ、スタンがパンチを落としたところでレフェリーが試合を止めた。

▼第9試合 ライトヘビー級 5分3R
○チアゴ・シウバ(ブラジル)
判定3−0 ※30−26、30−27、30−27
●ブランドン・ベラ(アメリカ)

 1R、一気にパンチで前に出て行くシウバ。ベラはシウバを首相撲に捕らえてヒザ蹴りを突き上げるが、シウバはそこに左右のアッパーとフックを打ち込む。シウバはベラを金網に押し込んでテイクダウン。ベラはシウバの脇を差してガードポジションから足を利かせる。シウバはパンチとヒジ打ちを落としつつパスガードに成功。サイドポジションから鉄槌とヒジ打ちを落とし、確実にベラにダメージを与える。シウバは終了間際に足関節も仕掛ける。

 2R、ベラが左ミドルから右フック! 首相撲からヒザ蹴りを突き上げて、左右のフックをまとめる。しかしシウバも左フックを返して前進。そのままベラを金網に押し込んでテイクダウンを奪う。シウバはベラの背中をマットにつけさせてパウンド。何とか立ち上がろうとするベラだったが、シウバはベラの動きをコントロールしてパンチとヒジ打ちを何発もベラの顔面に叩き込む。

 3R、サウスポーに構えるベラが左ミドル! しかしシウバはベラを金網に押し込んでテイクダウン。ベラの後ろに回り込んで、コツコツとパウンド。ベラはシウバの攻撃をディフェンスするだけになってしまう。ガードを固めるベラに対してシウバはパンチ、そして両手をグルグルと回して掌底とチョップ! 最後はシウバがベラを一方的に殴り続けて試合終了。シウバがベラに圧勝した。

▼第8試合 ウェルター級 5分3R
○キム・ドンヒョン(韓国)
判定3−0 ※3者とも29−28
●ネイト・ディアス(アメリカ)

 ここまでUFCでは4勝1無効試合と無敗をキープしているドンヒョン。PRIDEのメインテーマを入場曲にしてオクタゴンへ上がる。対するネイトはウェルター級に階級を上げてからは連勝中だ。

 1R、サウスポーに構える両者。ネイトはジャブと右フックで前に出る。ドンヒョンはそこにインローを返す。ネイトの右フックに合わせて組み付いてドンヒョンだったが、ネイトはそこにアームロック。ドンヒョンはネイトをテイクダウンし、身体を起こして左のパウンド!

 ネイトはドンヒョンのパスガードをディフェンスしつつ三角絞め、そして足関節。ドンヒョンはそれをディフェンスしてネイトの後ろに回り込む。しかしここでもネイトはしつこく足関節を狙い、立ち上がる。試合がスタンドに戻るとネイトが左ストレートで前に出る。

 2R、ジャブを伸ばすネイトにドンヒョンが左ストレート。ドンヒョンはインローを蹴りながら右フック、そしてタックル。1度はネイトにディフェンスされるものの、2度目のタックルでネイトをテイクダウンする。ネイトはガードポジションから三角絞めを狙い、ドンヒョンの顔面に鉄槌。

 ドンヒョンはパスガードを狙いつつ、身体を起こしてパンチを落とす。ネイトはドンヒョンの身体を蹴って立ち上がるが、ドンヒョンはすぐにネイトをテイクダウン。亀の状態になったネイトは片足タックルからドンヒョンの脇を差して、逆にドンヒョンのバックへ! ドンヒョンはネイトに足をフックさせず、すぐに立ち上がり、試合をスタンドに戻す。

 3R、ドンヒョンが左ストレートから左ハイキック! ネイトはドンヒョンに組み付いて、ネイトのバックに回り込む。距離が離れてスタンドの展開に戻ると、ドンヒョンがタックルに入り、ネイトはそれを切る。ドンヒョンは腰を上げて立った状態をキープするが、ネイトはドンヒョンの顔面にヒザ蹴り! しかしレフェリーはドンヒョンの手がマットについていたと判断し、ネイトの反則を取り、ドンヒョンにインターバルを与える。

 再開後、ドンヒョンがネイトの投げを潰してグラウンドでトップポジションをキープ。ネイトは金網に身体を預けて背中を見せるようにして立ち上がる。ここからネイトは足関節を狙うが、ドンヒョンはネイトのバックをキープ。ネイトは正対し、ドンヒョンの後ろに回り込む。ドンヒョンがそこから逃げようとすると右ハイキック! ネイトはドンヒョンを金網に押し込んで細かくパンチとヒザ蹴りを入れる。

 判定は3−0でドンヒョン! 場内からブーイングも起こったが、ドンヒョンがUFC無敗をキープ、5勝目を挙げた。


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