7月8日(木)都内ホテルにて、前日の「K-1 WORLD MAX2004〜世界一決定トーナメント」で魔裟斗を破って優勝した、ブアカーオ・ポー.プラムックの一夜明け会見が行われた。大きなベルトを手にして現れたブアカーオは、疲れた様子も見せずに終始、笑顔で記者の質問に答えていた。
<一問一答>
ーー昨夜は眠れましたか?
「あまりよく眠れませんでした」
ーーご家族に優勝の報告は?
「まだしていません。電話が繋がらないんです(笑)」
ーー何か大きな怪我はありましたか?
「全身が痛いです。でも、普通のムエタイの試合後も痛いですから」
ーーベルトの重みは感じますか?
「今まで数多くのベルトをもらいましたが、今回のは非常に重く感じています」
ーー試合後は何をしていましたか?
「特に何もしていません。ホテルに帰ってシャワーを浴びて、2時ごろに寝ました」
ーータイに帰国したら歓迎を受けるのでは?
「もちろん、そうなると思います。知っている人はみんな喜んでくれるでしょう」
ーータイでのK-1の知名度は高いんですか?
「全員が知っているわけではないですね。まだ歴史が新しいですし。もちろん、格闘技の世界にいる人はみんな知っていますが」
ーー前蹴りを牽制やストッピングで使い人はいましたが、攻撃的な前蹴りをMAXで使った人は初めてです。元々、得意技なんですか?
「もちろん、ムエタイの中でも攻撃的な技ですが、特にK-1に向いていると思って練習してきました」
ーーフジ・チャルムサックとの出場者決定戦では使いませんでしたね。
「今までは隠していました(笑)。今回は勝つために披露したんです」
ーー帰国後の試合予定などはありますか?
「まだスケジュールは組んでいません。今は疲れているので、一休みしてから今後の事は考えます」
ーー10月のワンマッチ大会にも出場しますか?
「もちろんです。K-1に参戦する機会をもらったので、試合を組んでもらえるなら出場します」
ーー闘ってみたい相手はいますか?
「決められた相手と闘うだけです」
ーー魔裟斗選手との再戦はどうでしょう?
「機会が与えられれば、もちろんやります。ワンマッチでも絶対に勝てるとは言えません。私たちはリングで技を出し合うことが、全てですから」
ーー二連覇を狙いますか?
「その時の運もありますからね(笑)。努力や練習にもよります」
ーーあなたと同じくらい強い選手は、タイにはいっぱいいるんですか?
「とても強い選手がいっぱいいます。でも、私の階級では私にかなう選手はもういません。全員に勝ってます」
ーーベストの体重は何sですか?
「その時のコンディションによりますから、分かりません。70sでも今回のように上手くいく時がありますし。ムエタイでは通常、61〜62sで試合をしています」
ーー日本人ではもう敵なしだと思いますか?
「全員を知っているわけではないので、中にはいるかもしれませんね」
ーー武田幸三選手はどうでしょう?
「覚えてません(笑)」
ーー独身ですか?
「そうです。彼女もいません」
ーー賞金の使い道は思いつきましたか?
「まだ優勝した嬉しさでいっぱいで、そこまで考えられません(笑)」
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