7月7日(木)都内のホテルにて、昨日開催された「HERO'S2005 ミドル級世界最強王者決定トーナメント開幕戦」の一夜明け会見が行われた。
人身事故による電車の遅れに巻き込まれ、約20分間も電車の中に閉じ込められていたという所。しっかりと遅刻した理由を証明するために、「これをもらえば遅刻を許してもらえると思った」という遅延証明書を片手に現れた。
試合後の反響があったかを聞くと、「(会場近くの)原宿では声を掛けられたんですけど、今日、電車の中に閉じ込められた時は気を張ってたんですが、誰一人として気付かれなかったです」と苦笑。「電車の中では疲れたので、本当は座りたかったんですが…」とヒーローの苦しみ(?)を打ち明けた。
ペケーニョ戦が20%近くの視聴率をとり、谷川プロデューサーが「所君の人生が大きく変わるんじゃないか」と言っていたほどだが、本人は「よく分からないんですけど、相手が有名で凄く強い選手だったので恵まれたのかも」といたってのん気。「そう言えば、地元の友だちからの電話やメールがバンバン来た。10数人から来ましたね。いつもは全くないので、地上波って凄いと思いました」と、淡々とした表情で語った。
その所が、会見では準々決勝で「須藤(元気)さんと闘いたいです」と指名した。
「次は出来れば須藤さんとやりたいと思っています。理由はとにかく試合が凄く面白くて、尊敬できる選手。昔の話ですが、リングスで山本さん(喧一=所の元々の師匠)が負けているので、その辺もあります」
この須藤戦に関する思いは、GBRの『この人に聞け』のインタビューでも触れているので、要チェックだ。
一夜にして文字どおり“ヒーロー”となった所だが、「早く実家に帰りたい。(ビル清掃の)バイトはしばらく休みたいんですが…来週からやります」と現実の世界に戻っていった。
※視聴率は平均で16.6%、瞬間最高視聴率はKIDVSシャファーの2Rで21.1%だった。
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