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GBRでは前田尚紀、山本真弘、石川直生の記者会見の模様を動画配信中!
https://gbring.com/interviewmovie/interviewmovie_ajkick071025.htm
60kg最強のキックボクサーを決めるトーナメント、選手たちが試合にかける想いを語る
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【全日本キック】“全日本キック最強”山本真弘が「自分がK-1の60kgを作る!」

2007/10/26



 10月26日(金)都内ホテルにて、ATHLETIC ENTERPRISE&ALL JAPAN KICKBOXING PRESENTS「浪漫」「Kick Return/Kickboxer of the best 60 トーナメント〜決勝戦〜」の一夜明け会見が行われ、全日本キックボクシング連盟・金田敏男代表、小林聡GM、そしてトーナメントを制した山本真弘(藤原)が出席した。

“Kickboxer of the best”という大会タイトルに相応しい熱戦が続いた昨日のトーナメント。冒頭の挨拶で金田代表は「手前味噌ですが、選手たちが非常にアグレッシブな試合をしていただけだと思います。優勝した山本選手は見ていて背中が大きく感じました」とトーナメントの感想を語り、小林GMも「オープニングの殺陣を失敗してしまって落ち込んでいたんですが、山本が堂々とした戦い方で優勝してくれてオールOKということです。これから山本の活躍を期待してください。あと金を貸してくれ(笑)」と冗談を交えつつも、山本の優勝を大きく称えた。

 昨日はジャブ、ステップ、サークリングや高度なディフェンステクニックを駆使し、倒せるパンチも使いながら終始テクニカルに闘った山本。まさに“軽量級の魔裟斗”とも言うべきテクニシャンぶりを発揮して、全日本キック最強を証明したのだが「昨日はどうもありがとうございました。今は終わってホッとしてます」と短い挨拶。試合前には対戦相手の石川直生に過激発言を連発するなど大会全体を盛り上げた山本だったが、この日は言葉少なめに記者からの質疑応答に応じた。

――試合が終わってからはどのように過ごしていましたか?
山本「ジムに帰ってご飯を食べて、すぐに寝ました。朝起きてからはダラダラ過ごしてましたね」

――両親に優勝の報告はしましたか?
山本「『優勝したばい!』とメールで報告しました」※山本の実家は長崎

小林GM「山本の親父はエンペラー吉田に似てます」

――優勝賞金の使い道は決めましたか?
山本「親孝行に使いたいですね」

小林GM「山本の親父はエンペラー吉田に似てます(笑)」

山本「旅行にでも連れて行きたいですね」

小林GM「ハワイだよ、ハワイ。親父にアロハシャツを着てもらって、エンペラー吉田にして(笑)」

山本「(他に欲しいものは?)身の回りのものを綺麗にしたいと思います」

――改めて昨日の試合を振り返ってみていかがですか?
山本「まだ試合のビデオを見てないんで分からないんですが、決勝はすごく集中できて戦えてよかったなと思います。準決勝はいまいちピリッとしなかったですね。ジムのみんなからは気は抜くなと言われて戦いました」

――ジムのメンバーと優勝について話しました?
山本「終わったらみんなパーと帰ってしまって、まだみんなとは話してないです(笑)」

――トーナメントで優勝できたのは自分に何があったからだと思いますか?
山本「一番になるという気持ちです」

――小林GMから見て山本選手のどこが良かったと思いますか?
小林GM「藤原先生もそうなんですが、(山本は)集中して動きが止まらないという部分が抜きん出ていると思いました。あとは集中力がいいんです。

 前田は練習ではいいものが出るのに、試合で作戦通りにいかないと作戦を忘れてしまうところがある。でも山本にはそれがなくて、5R集中して、自分の型をもって戦える。それは自分も関心するところです。あとは親父がエンペラー吉田に似ているところですね(笑)」

――技術面を含めてこれからの山本選手の課題は何ですか?
小林GM「僕が勝てなかった選手に勝ってますからね。まあ倒せる時に倒して欲しい。長所があれば必ず短所がありますから」

――日本人には強いと言われていることを含めて、今後の課題を聞かせてください。
山本「先生にもつめが甘いと言われているんで、そこを直して倒せる時に倒して、日本人以外にも勝てるようになりたいと思います」

――昨日はカウンターが冴えていましたが、特別に練習していたものだったんですか?
山本「いや、流れの中で出ました」

――VS石川戦とVS大月戦。どちらもかなり作戦を立てていたのではないかと思ったんですが。
山本「石川戦は作戦を立ててました。(その内容は?)それは言えません(笑)。作戦にはまらなかった部分もありましたけど、大体のところは上手くいけたかなと思います」

 このように淡々としたペースで進んだ記者会見だったが、最後に今後の目標を聞かれた山本は「僕がK-1の60kg級を作って世に出したいと思います」と大胆発言! てっきり会見前から考えた上での発言かと思いきや「特に考えてはいませんでした」と笑った山本。しかし誰も予想だにしなかった発言だけに会見場は騒然となった。

 これを受けて金田代表は「山本選手の中には一人でも多くのファンに見てもらいたいという気持ちがあると思います。全日本キックからはK-1で活躍している魔裟斗選手、小比類巻貴之選手、佐藤嘉洋選手が育っていきました。それを踏まえて、K-1の60kgにも何かお力添えをいただけたらありがたいと思います」と山本の発言をフォロー。また山本は「K-1だけじゃなくキックで試合もするし、タイ人ともどんどん試合をしたい」と、これまで苦戦が続いていた打倒ムエタイにチャレンジすることも宣言しており、全日本最強の男の今後に注目が集まる。

ALL JAPAN KICKBOXING 2007
「全日本キック中量級最強決定トーナメント〜開幕戦〜」

2007年11月18日(日)東京・後楽園ホール
開場17:00 本戦開始18:00
※本戦開始前にオープニングファイト数試合

<出場予定選手>
山内裕太郎(AJジム/全日本スーパー・ウェルター級王者)
望月竜介(U.W.F.スネークピットジャパン/全日本スーパー・ウェルター級1位)
石毛慎也(NJKF・東京北星ジム/元NKBウェルター級王者)
川端健司(チームドラゴン/2006年R.I.S.E.70kgトーナメント第3位)
サムゴー・ギャットモンテープ(タイ/元ルンピニースタジアム・ライト級王者)
レイ・スターリン(オランダ・KBアーネム/WFCA世界ミドル級王者)
クリストフ・プルボー(スイス・スクランブル渋谷/全日本ウェルター級2位)

<対戦カード>
70’sトーナメント一回戦4試合 他ワンマッチ

<チケット料金>
SRS席15,000円/RS席10,000円/S席7,000円/A席5,000円
※全席指定・当日は5,00円増し
※SRS席は全日本キックのみでの販売

<チケット発売場所>
チケットぴあ=0570-02-9999
イープラス=http://eplus.jp/
ローソンチケット=0570-00-0777
CNプレイガイド=0570-08-9999
後楽園ホール=03-5800-9999
全日本キック=03-3365-1171 http://www.aj-kick.com

<お問い合わせ>
全日本キック=03-3365-1171

●全日本キックボクシング連盟 2007年度・大会スケジュール
11月18日(日)後楽園ホール
12月7日(金)後楽園ホール

【関連リンク】
≫全日本キックボクシング連盟公式サイト
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