5月12日(月)都内ホテルにて、6月22日(日)東京・後楽園ホールで開催される『小林聡プロデュース 野良犬電撃作戦』の記者会見が行われた。会見には金田敏男・全日本キックボクシング連盟代表、今大会をプロデュースする小林聡GM、出場が決まった石川直生(青春塾)、山本真弘(藤原)が出席した。
山本元気(DTS)を下して“NAOKICK試練の七番勝負”3連勝を飾った石川。第4戦の相手として選ばれたのはM-1フェザー級王者に君臨するカノンスック・ウィラサクレック(タイ)だ。
カノンスックは元ルンピニースタジアム
スーパーバンタム級9位で、現在は日本を主戦場にしているムエタイ戦士。パンチとハイキックを得意とする選手で、日本では勝った試合がすべてKO勝ちという攻撃力を持った選手だ。
このマッチメークについて小林GMは「石川が七番勝負として試合が続いていくわけですけど、本人の強いタイ人と戦いたいという強い希望があって、カノンスックになりました。KO率の高いタイ人が相手なので試合が楽しみです」と説明する。
七番勝負で初めてタイ人と対戦することになった石川は「僕は例えば打倒ムエタイとか、そういう目標はないんですが、自分がどこまで行けるのかを追求するために戦っています」と決してVSタイ人に対して特別な意識はないとアピール。
カノンスックは強豪ではあるものの、前述の元気、大月晴明といった全日本勢にはKO負けもしており「会長や連盟とも話したんですが、カノンスックはあえて余裕だと言わないといけない相手。今年はとても上を見ているんで、ビシッとKOで勝ちたいと思います」とKO勝利を宣言している。
その後の質疑応答でも「怖い武器も持っていて、僕よりキャリアもあるから、舐めてかかっては駄目な相手だと思います。でもカノンスックは現役じゃなくて、僕は現役。そういうことを考えたら、高い壁だと思っちゃいけない」と力強く語る石川。
「大月選手のことは抜きにしても、元気が勝っている相手に僕が負けたら、こないだの元気戦の勝利が帳消しになる。石川はやっぱり駄目だと思われたくないし、今はそういう気持ち。僕は大月晴明ともいつか戦いたいと思っているんで、そういう意味もあります」と、元気や大月に対するライバル心を見せた。
また今回は小林聡プロデュースの大会での試合という見方もあるが、石川は「見る人たちには色々な見方があるし、期待することもあると思うけど、それを裏切らないように、これぞ全日本キックという試合をしたい」と話した。
カノンスック戦に向けて「余裕だということを証明するため、本当に余裕で勝つ」ために、タイで3週間の武者修行を敢行する石川。修行先は現役のルンピニー王者ノーンオーを擁し、タイの中でもスラム街に近い場所にあるというジム。このストイックな環境で、石川がどんな進化を遂げて帰ってくるのかにも注目が集まる。
ちなみにこの日の石川は松本人志が企画・監督・主演を務めた長編映画「大日本人」のTシャツを着用。「タイ人と試合をするということで、日本人舐めるなよ!という気持ちもあるし、僕の中で映画の主人公とキックボクシングがリンクする部分があるんですね。そんな感じです…深い意味はないですけど(笑)」と話している。
全日本キックボクシング連盟
ALL JAPAN KICKBOXING 2008
「小林聡プロデュース 野良犬電撃作戦」
2006年6月22日(日)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始18:00
※本戦開始前にオープニングファイト予定
<決定対戦カード>
▼NAOKICK試練の七番勝負・第四戦 59kg契約 3分5R
石川直生(日本/青春塾/全日本スーパーフェザー級王者)
VS
カノンスック・ウィラサクレック(タイ/WSRフェアテックス/M-1フェザー級王者)
▼76kg契約 3分5R
中村高明(藤原/全日本ミドル級王者)
VS
須藤信充(TEAM SUDO/元日本三階級王者)
▼全日本スーパーフェザー級ランキング戦 サドンデスマッチ
大高一郎(ストラッグル/同級3位)
VS
ソルデティグレ・ヨースケ(U.W.F.スネークピットジャパン)
<出場予定選手>
山本真弘(藤原/全日本フェザー級王者)
山本元気(DTS/全日本スーパーフェザー級1位)
<チケット料金>
SRS席 15,000円/RS席 10,000円/S席 7,000円/A席 5,000円
※SRS席は全日本キックのみの販売
※当日券は500円増し
<チケット発売日>
5月22日(木)〜
<チケット発売場所>
チケットぴあ
イープラス
後楽園ホール
全日本キック
<お問い合わせ>
全日本キック 03-3365-1171
全日本キックボクシング連盟
ALL JAPAN KICKBOXING 2008
「CUB☆KIX 〜全日本キックVSチームドラゴン・全面対抗戦〜」
2008年5月31日(土)東京・新宿FACE
開場17:00 開始18:00
※本戦開始前にオープニングファイトあり
<決定対戦カード>
▼メインイベント K-1ルール 64Kg契約 3分3R延長1R
吉本光志(AJ/IKMF東洋ライト級王者)
VS
梶原龍児(チームドラゴン/WFCA世界ライト級王者)
▼セミファイナル K-1ルール スーパーフェザー級 3分3R延長1R
水落洋祐(はまっこムエタイ/全日本フェザー級3位)
VS
TSUYOSHI(チームドラゴン/J-NETWORKフェザー級3位)
▼第8試合 K-1ルール ウェルター級 3分3R延長1R
金 統光(藤原/全日本ウェルター級3位)
VS
堤 大輔(チームドラゴン)
▼第7試合 K-1ルール 68kg契約 3分3R延長1R
後藤友宏(青春塾/全日本ウェルター級8位)
VS
吉川英明(チームドラゴン/全日本ウェルター級5位)
▼第6試合 K-1ルール スーパーウェルター級 3分3R延長1R
ハイン・ディオ(チャモアペット・ムエタイアカデミー)
VS
岡田憲幸(チームドラゴン)
▼第5試合 K-1ルール ウェルター級 3分3R延長1R
亜紀斗(はまっこムエタイ)
VS
チャーリー・ホースト(チームドラゴン)
▼第4試合 K-1ルール ウェルター級 3分3R延長1R
ウー・エリック(藤原)
VS
坂本洸己(チームドラゴン)
▼第3試合 K-1ルール 60kg契約 3分3R延長1R
園山翔一(WSK/白仙会)
VS
島村晃司(チームドラゴン)
▼第2試合 K-1ルール スーパーウェルター級 3分3R延長1R
三澤勲大(韓道場)
VS
小室武稔(チームドラゴン)
▼第1試合 K-1ルール バンタム級 3分3R延長1R
KATSUKI(鷹虎)
VS
匠(チームドラゴン)
<チケット料金>
RS席 8,000円/S席 6,000円/A席 4,000円
※当日券は各500円増し。
<チケット発売場所>
チケットぴあ/全日本キック
<お問い合わせ>
全日本キック 03-3365-1171
●2008年度スケジュール
・5月31日(土)新宿FACE
・6月22日(日)後楽園ホール
・7月26日(土)後楽園ホール
・8月3日(日)横浜赤レンガ倉庫 ※はまっこムエタイジム興行
・9月19日(金)後楽園ホール
・10月17日(金)後楽園ホール
・11月8日(土)後楽園ホール
・12月5日(金)後楽園ホール ※藤原まつり2008
※ほか特別大会、新宿FACE大会が追加予定
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