9月16日(火)都内ホテルにて、ワールドビクトリーロード(以下、WVR)主催『戦極』の記者会見が行われ、テレビ東京での地上波放送が決定したことが発表され、会見後、五味隆典(久我山ラスカル)が囲み取材に応じ、現在の心境を語った。
念願だった戦極の地上波放送もスタートし「町で声をかけられたりすると、それが全てエネルギーになるんです。
オリンピックもそうですが、視線が集まるとものすごいエネルギーになる」と、その喜びを語った五味。前回のハン・スーファン戦で負った足の負傷も順調に回復しており、すでにグラップリングの練習は再開しているという。
地上波放送、さらに怪我の回復も順調ということで、五味は「あまり試合と試合に間を空けたくないですね。
前回、間が空いてしまったんですが、試合に辿り着くまでに精神的に擦り切れてしまうんですよ。体調をキープするのも負担になりますし。それだったらリズムよく試合をしたい。テレビで一般のファンの目につくことにもなるし、一般のファンは短いスパンでも試合を見続けるのが楽しみじゃないですか。
半年も空いちゃうと興味も薄れますからね。幸いダメージもないんで、3カ月おきには試合をやりたいです」と早い段階での試合を希望している様子。
8月大会から3カ月となればライト級&ミドル級GPのFINALが行われる11月大会への出場が候補となるが五味は「(11月大会には出たい?)そうですね。自分がその大会に出て試合をすることで、僕と(ライト級GPの)優勝者を比べやすいし、そうやってライト級を盛り上げていけたらな」と話している。
また対戦相手の希望として五味は「GPに残っている選手は4人ともグラップリングが強い選手ですから、グラップラーと試合をしておきたいという気持ちもありますね」とライト級GPの動向を気にしながらのコメント。
しかしその一方では「今回のGPはバックボーンの戦いというよりは誰が次のエースになるかという戦いですよね。だからどの選手にも頑張って欲しい。ただGPで優勝しても僕が待っているから、おいしくないでしょ。優勝してからの方が練習も試合も大変になるから(笑)」と余裕の言葉も残している。
また9月22日には30歳を迎えて「遂に三十路になってしまうんですけど(笑)、前回の試合は擦り切れながらも勝つことが出来て、戦極の地上波放送も始まって、日曜日にはうちのジムから修斗のプロ第1号も生まれたんですよ。そうやっていいパワーが流れていると思う」と五味。
「戦極のレギュラー放送では、選手に手を加えるのではなく、ファイターという部分を押し出してもらいたいですね。ジムの様子だったり。
そうやって格闘技を志そうとしている子たちを紹介して、格闘技をやる若い子たちが増えるといいなと思います」と総合格闘技界、特に軽量級の先駆者としての言葉も残している。
なお一部報道でUFCのダナ・ホワイトが「日本で大会を開く時にはワンマッチでもいいから五味に出てもらいたい」と発言したとされているが、これについて五味は「そうですか。戦極はニュートラルなリングですし、タイミング合えばいいんじゃないですか。アメリカで最も大きな団体のチャンピオン(BJペン)と戦極のエースが戦うことになれば、日本のファンとしても面白いでしょう」と発言している。
戦極 テレビ東京放送スケジュール
●「最強格闘技・戦極 スペシャル」
2008年9月27日(土)13:00〜13:55
●「戦極G!」
2008年10月5日(日)よりスタート
毎週日曜日 24:35〜25:00
10月5日=五味隆典特集、ミドル級GP2008FINAL 組み合わせ
10月12日=北岡悟VS光岡映二特集
10月19日=横田一則VS廣田瑞人特集
10月26日=ライト級・ミドル級GPFINAL 決戦直前特集
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第五陣〜」
2008年9月28日(日)東京・国立代々木競技場 第一体育館
開場13:00 開始15:00
<全対戦カード>
▼メインイベント(第8試合) ライトヘビー級
シャンジ・ヒベイロ(ブラジル/グレイシー・ウマイタ/ユニバーシティ・オブ・ジュウジュツ)
VS
杉浦 貴(プロレスリングNOAH)
▼セミファイナル(第7試合) ヘビー級
ホジャー・グレイシー(ブラジル/ホジャー・グレイシー柔術アカデミー)
VS
トラビス・ビュー(アメリカ/エリート・パフォーマンス)
▼第6試合 ミドル級グランプリシリーズ2008 一回戦
近藤有己(パンクラスism)
VS
佐々木有生(GRABAKA)
▼第5試合 ミドル級グランプリシリーズ2008 一回戦
中村和裕(吉田道場)
VS
ポール・カフーン(イギリス/ゴールデン・グローリーUK/元ケージ・レイジ英国ライトヘビー級王者)
▼第4試合 ミドル級グランプリシリーズ2008 一回戦
ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/アメリカン・トップチーム/2007年Strikeforceミドル級トーナメント優勝)
VS
ローガン・クラーク(アメリカ/ミネソタ・マーシャルアーツ・アカデミー)
▼第3試合 ミドル級グランプリシリーズ2008 一回戦
エヴァンゲリスタ・サイボーグ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
VS
シアー・バハドゥルザダ(アフガニスタン/ゴールデン・グローリー)
▼第2試合 ライト級
國奥麒樹真(フリー)
VS
クォン・アソル(韓国/スピリットMC)
▼第1試合 ライト級
ライアン・シュルツ(アメリカ/チーム・クエスト/IFL世界ライト級王者)
VS
ジョルジ・マスヴィダル(アメリカ/アメリカン・トップチーム)
<チケット料金>
VIP席(専用入場ゲート・特典付き)100,000円
RRS席30,000円
戦極シート(S席)17,000円
S席17,000円 A席7,000円
※全席指定・消費税込
<チケット販売所>
イープラス=http://eplus.jp/sengoku/
電子チケットぴあ=TEL:0570-02-9999(Pコード:812-235)、http://pia.jp/t/
ローソンチケット=TEL:0570-084-003(Lコード:37018)、http://l-tike.com/
CNプレイガイド=TEL:0570-08-9999、http://www.cnplayguide.com/
ドン・キホーテ=全国のドン・キホーテ店舗
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−3369−2211
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第六陣〜」
2008年11月1日(土)さいたまスーパーアリーナ
開場開始未定
<決定対戦カード>
▼ライト級GPシリーズ準決勝戦
北岡悟(パンクラスism)
VS
光岡映二(和術慧舟會RJW)
▼ライト級GPシリーズ準決勝戦
横田一則(GRABAKA)
VS
廣田瑞人(GUTSMAN修斗道場)
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