11月7日(土)東京・両国国技館にて『戦極〜第十一陣〜』が行われ、大会の休憩明けに北京五輪グレコローマンレスリング120kg級9位の劉徳利(りゅう・とくり/中国)が戦極への参戦をアピールした。
劉はグレコローマンレスリングの選手で、これまでに中国での大会で7度の優勝。2007年にはアジア王者となり、翌年には北京五輪への出場を果たした。北京五輪ではメダルに手が届かなかったものの、アジアNo.1の選手としてそのポテンシャルを存分に発揮した世界レベルのグレコローマンレスラーだ。
休憩明け、プロフィール紹介の場内アナウンスを受けた後、いきなりリングに上がった劉。マイクを渡されると「この場所に来て自分は最高に幸せだ。血が燃え上がってきて、エキサイティングしている。今すぐにでも戦いたい気分、このリングでNo.1になるのは俺しかいない!」とハイテンションのマイクアピール。そして着ていたジャージを脱ぎ捨て、ビルドアップされた肉体を存分に見せ付けると、颯爽とリングを後にした。
大会終了後、「当初、今大会で劉選手を皆さんにお披露目することは考えていませんでした。しかし昨日、劉選手が来日することになり、今日の大会で挨拶してもらいました」と劉の参戦アピールについて説明した國保尊弘取締役。もともと劉とはオリンピック前から戦極参戦の話があり、「今年に入って(戦極が)接触を続けてきた選手」(國保尊弘取締役)だという。
先月末に中国でレスリングのビッグイベントが行われたため、まだ総合格闘技の練習は一切やったことがないという劉。そのため國保取締役は劉の大晦日参戦については明言しなかったが「戦極に参戦して誰とでも試合をしたいと聞いています。まだ具体的にどの選手ということは考えていませんが、誰と試合をしても見ごたえがあると思います」と劉の戦極参戦に期待を寄せた。
昨年6月の「戦極〜第三陣〜」の休憩明けには、ズラブ・スビャダウリ(アテネ五輪 柔道金メダリスト)、ラメズ・ノザゼ(アテネ五輪 レスリング銀メダリスト)、エルダリ・クルタニーゼ(シドニー五輪 レスリング銅メダリスト)、ゲオルギ・ゴグチェリーゼ(レスリング世界選手権96kg級2位)といったグルジアのメダリスト軍団の参戦が発表されているが、また一人新たな五輪レベルのアスリートが戦極参戦を果たすことになる。
★11・7『戦極〜第十一陣〜』の試合結果はこちら
ワールドビクトリーロード
「SENGOKU RAIDEN CHAMPIONSHIP 12」
2009年12月31日(木)東京・有明コロシアム
開場14:00 開始16:00
<決定対戦カード>
▼SRCヘビー級ワンマッチ 5分3R
吉田秀彦(吉田道場)
VS
石井 慧(北京五輪柔道100kg超級金メダリスト)
<出場予定選手>
廣田瑞人(GUTSMAN・修斗道場/第2代戦極ライト級王者)
金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST/初代戦極フェザー級王者)
北岡 悟(パンクラスism/初代戦極ライト級王者)
日沖 発(ALIVE/修斗世界ライト級2位・TKO世界フェザー級王者)
小見川道大(吉田道場/日本国際柔道大会66kg級優勝)
横田一則(GRABAKA)
光岡映二(フリー)
瀧本 誠(吉田道場/シドニー五輪 柔道金メダリスト)
中村和裕(吉田道場)
泉 浩(プレシオス/アテネ五輪 柔道銀メダリスト)
<チケット料金>
ロイヤルVIP席(最前列中央)150,000円(専用入場ゲート・特典つき)
VIP席100,000円(専用入場ゲート・特典つき)
RRS席30,000円
S席17,000円
A席7,000円
※全席指定・消費税込み
<お問い合わせ> ワールドビクトリーロード=TEL:03−5381−7108
●戦極2009年度スケジュール
12月31日(木)『SRC(Sengoku Raiden Championship)』(有明コロシアム) |