9月24日(木)都内ホテルにて、11月7日(土)東京・両国国技館で開催されるワールドビクトリーロード(以下、WVR)『戦極〜第十一陣〜』に関する記者会見が行われた。
戦極フェザー級王者・金原正徳(パラエストラ八王子)への挑戦をかけて小見川道大(吉田道場)と日沖発(ALIVE)が対戦する今大会に、フェザー級注目の日本人ファイターが参戦を果たす。ケージフォース初代フェザー級王者・星野勇二(和術慧舟會GODS)の戦極出場が正式に決定した。 会見に出席した國保尊弘取締役は「ずっと戦極に参戦して欲しいと思っていた星野選手の出場が正式に決まりました。星野選手には戦極フェザー級GPのオファーを出していたのですが、怪我や星野選手の家族の事情により、出場してもらうことは出来ませんでした。その後も星野選手にはずっとオファーを出しており、今大会で遂に参戦することになりました」と挨拶。 そして星野の戦極デビュー戦の相手は第2代フェザー級キング・オブ・パンクラシストにして、フェザー級GPではベスト4に勝ち残ったマルロン・サンドロ(ブラジル)。
いきなり超強豪との対戦となったが國保取締役は「サンドロ選手はGPで優勝候補にも挙げられていた選手で、この試合はとても興味深いと思います。星野選手にはここで勝ってもらい、フェザー級に活力を入れてもらえればなと思います」と星野に期待の言葉をかけた。 「戦極参戦が決まり、とてもうれしく思います。トーナメントを見させてもらって、素晴らしい選手がたくさんいるなと思いました。また戦極に出たら面白い試合が必ず出来ると思って参戦を決めました。自分がいい戦いを見せて戦極を盛り上げたいと思います」と戦極参戦の意気込みを語った星野。 参戦が期待されていたフェザー級GPの欠場については「私事ですが結婚をして、時期的に忙しかったというのがあります。また前回の試合が終わってから怪我もかなりあって、なかなかタイミングが合いませんでした」と結婚と怪我が重なったことが理由だったと明かす。 星野にとっては昨年12月のウィッキー聡生戦以来の試合となるが「この期間はいいリフレッシュになりました。怪我の箇所は多いですけど、治療はしているんで、ベストコンディションで試合を迎えられると思います。ブランクはありますけど練習は欠かしていないし、コンディションも順調です」と問題はないという。 金網でチャンピオンになったことで、次なる舞台に海外という選択肢もあった星野。その中で国内、戦極を選んだ理由を「海外進出も視野には入れていました。その中で戦う相手として見た時に、戦極にはいい選手や強い選手がいると感じました。そこで勝たないと選手としての視野も広がらないし、先々のことを考えた時に戦極という舞台でしっかりやっていかないとダメだなと思いました」と語る。 戦いの舞台を金網からリングに移す星野は「金網は選手が外に出ないという利便性があります。でもリングがやりづらいというわけではなくて、僕はリングでの戦い方をします。
金網は周りが囲まれていて、やるかやられるかの空気がある。それをリングで出せば違った雰囲気を出せると思います」とケージフォースの王者としてのプライドをのぞかせた。 フェザー級GPの感想を「日沖選手と金原選手の試合はすごく動きがあってフェザー級ならではの試合だったと思います。
対戦相手のサンドロ選手は以前からパンクラスで見ていましたし、いずれやってみたいと思っていた選手です。今回はいいチャンスをいただいたなと思っています」と話した星野。 対戦相手のサンドロについては「パンクラスのチャンピオンで僕もケージフォースのチャンピオン。僕の中ではタイトルマッチのつもりでやります。サンドロ選手はうちの滝田(J太郎)選手と試合をしたのを見ました。パワフルな一面があると思います」としながらも「強い選手ですが勝てない相手ではないと思うし、付け入る隙はあります。面白い試合になるでしょう」と言い切る。 戦極フェザー級は王者・金原を筆頭に小見川、日沖、サンドロが続き、層の厚い階級だ。その戦いに飛び込む星野は「戦極参戦を決めたのはトーナメントを見てレベルが高いと思ったからです。その中でチャンピオンになるということが自分の格闘技をやる価値や意義になる。勝つ自信と共にここで勝たなきゃいけないという気持ちを持っています」と力強く語った。 また國保取締役はその他のカードについて「横田一則VS光岡映二を調整して、早急に試合を組みたいと思っています。また郷野選手からは強い相手を当てて欲しいという要望があり、その希望を叶うような相手を用意したいです。ミドル級王者ジョルジ・サンチアゴ選手の挑戦者はジョー・ドークセン選手が候補ですが、もう一つ別の案を考えるのか。早急に調整したいと思います」と幾つかのカードに対して具体的なコメント。 「戦極〜第十陣〜」のパンフレット内の大会告知では出場予定選手に戦極初代ライト級王者・北岡悟(パンクラスism)の名前もあったが「出てもらいたいという希望はありますが、正式決定ではありません」。さらに國保取締役は「日本では初となるあっと驚く何かが出来たらいいなと思います」と今大会でのサプライズ投入を予告している。
★9・23「戦極〜第十陣」の試合結果はこちら
ワールドビクトリーロード 「戦極〜第十一陣〜」
2009年11月7日(土)東京・両国国技館
開場14:00 開始16:00
<追加対戦カード>
▼戦極フェザー級ワンマッチ 5分3R 星野勇二(和術慧舟會GODS) VS
マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン)
<決定対戦カード> ▼戦極フェザー級ワンマッチ 5分3R 小見川道大(吉田道場) VS 日沖 発(ALIVE)
<出場予定選手> ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/アメリカン・トップチーム/初代戦極ミドル級王者)
ケビン・ランデルマン(アメリカ/ハンマーハウス) 郷野聡寛(GRABAKA) <チケット料金>
VIP席 100,000円(専用入場ゲート・特典つき) RRS席 30,000円/マス席 38,000円(最大4名まで着席可能) 戦極シート(S席) 17,000円(特典つき)
S席 17,000円/A席 7,000円 ※全席指定・消費税込み <チケット発売場所> ■プレイガイド先行発売
ぴあカード会員エントリーBOX先行電話受付 9月25日(金)12:00〜13:30 ぴあカード会員プレミアム先行電話受付
9月25日(金)14:00〜18:00 ■ドン・キホーテ店頭特別先行発売 9月24日(木)〜9月25日(金)29:00
※一部取り扱いのない店舗あり ※受付時間は店舗によって異なる <お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−5381−7108 ワールドビクトリーロード
「SRC(SENGOKU RAIDEN CHAMPIONSHIP)」 2009年12月31日(金)東京・有明コロシアム
開場開始未定 <決定対戦カード> 吉田秀彦(吉田道場)
VS 石井 慧
<お問い合わせ> ワールドビクトリーロード=TEL:03−5381−7108
●戦極2009年度スケジュール
11月7日(土)『戦極〜第十一陣〜』(両国国技館) 12月31日(木)『SRC(Sengoku Raiden Championship)』(有明コロシアム) |