9月24日(木)都内ホテルにて、さいたまコミュニティアリーナで開催されたワールドビクトリーロード(以下、WVR)『戦極〜第十一陣〜』の一夜明け会見が行われ、会見には國保尊弘取締役、昨日の大会で勝利した選手7名が出席した。(※ファビオ・シウバはフライトスケジュールにより欠席)
会見では國保取締役が挨拶、昨日の大会を振り返ると共に今後の大会についてコメントした。「大会が終わり一夜明けて、改めて戦極に出場している選手のレベルの高さ、スキルの高さを感じました。実力が拮抗した中で一本・KOを取るのは難しいと思いますが、そのリスクをかえりみずに結果を残した選手たちを誇りに思います。
会場やテレビで大会を見てくれたファンの皆さんには感動、夢、勇気、力を与えることが出来たと思います。そして昨日の大会こそ戦極が求めるリアルな戦いをお見せ出来たと思います。
昨日の大会は今後行われる第十一陣、大晦日のSENGOKU RAIDEN CHAMPIONSHIP(以下、SRC)の布石です。この中からもこれらの大会に出場する選手が多くいるかと思います。かねてから言っている各階級のベルト、チャンピオンシップを組んで行きたいと考えています。
この中にもチャンピオンシップに進むであろう選手もいると思います。色々と調整し、早めにそういったカードを発表することを心がけて行きたいと思います。大晦日以降もSRCとして大会を開催していきますので、今後ともよろしくお願いします」
昨日の大会でアテネ五輪 柔道銀メダリスト泉浩(プレシオス)を右ストレートでKOしたアンズ・“ノトリアス”・ナンセン(ニュージーランド)は「この試合に向けてジェイソン信長とずっとトレーングを積んできた。この1カ月間はこの試合のためだけに練習をしてきて、その成果を上手く出せたと思う」とコメント。
対戦した泉に対しては「自分は戦った泉のことをとても尊敬している。その気持ちは今も変わらない。彼は『打撃で戦う』という言葉を有言実行してくれた。私はそのことをとてもうれしく思うし、彼を尊敬する気持ちが変わることはない」と選手としてリスペクトの言葉を送った。
また銀メダリストの泉をKOしたことで今後の試合に注目も集まるナンセンだが「自分にとってMMAは初めてで、このスポーツがどのくらい注目されているか、気になっていたんだけど、日本ではとても人気があってびっくりしている。自分の注目が増えることは光栄だし、これからの試合やトレーニング内容に関してはトレーナーたちと話して考えたいと思う」と話している。その他、会見出席者のコメントは以下の通り。
アントニオ・シウバ
「昨日の試合に勝利して本当にうれしい。どの選手も試合のために厳しいトレーニングを積んできたと思うが、自分もアメリカン・トップチームでハードなトレーニングを行い、それでいい結果を出せたと思う。これからももっと戦極で戦ってKO・一本を取りたいと思う。家族からはおめでとうという言葉をかけてもらった。母親は泣いて喜んでくれて、父はワインを飲んで僕の勝利を祝ってくれた。妻や娘からもおめでとうと言ってもらったよ」
瀧本誠
「昨日はただ勝ったというだけで内容は伴わずに終わってしまいました。またチャンスをもらえるなら、自分も見てくれる人も納得してもらえる試合をしたいと思います。内容が伴っていないということで吉田道場のメンバーからはまたみんなで頑張ろうと言ってもらいました。
(タイトル戦について)格闘家をやっていく上で、タイトルやベルトはモチベーションの1つだと思うし、僕もプロとしてやっている以上、いずれは取りたいと思います。ただ昨日は残念な結果に終わったので、タイトルに向けてもう一踏ん張り頑張らないといけないと思っています」
横田一則
「初めてKOで勝って周りの反響がすごく良かったです。お客さんも喜んでくれて会場の一体感を感じました。またこういう試合をしていきたいですし、今後はタイトルに向けてしっかりとやっていきたいと思います。チームメイトからは練習通りの動きを試合で出せたねと言ってもらいました。応援してくれている人はスカッとしておいしいお酒が飲めると言っていました」
ファビオ・シウバ
「またこれからハードな練習を積んで、ライトヘビー級のベルトをかけた試合ができるように戦い続けたいと思う」(※スタッフよりコメントが読み上げられた)
ダン・ホーンバックル
「戦極で試合が出来ることをいつも光栄に思っている。そして2試合連続で強い相手に勝つことが出来た。戦極に出ている選手はトレーニングも試合内容も情熱がある選手が多くて、誰と戦っても楽しみな試合になる。次の試合がいつになるかは分からないけど、とても楽しみにしている。
試合が終わってからは家で留守番をしている娘たちと電話で話した。娘たちは僕のことを誇りに思ってくれて、とても喜んでくれた。そして私たちがいじめられてもパパがやり返してくれるから、誰からもいじめられないと言っていたよ(笑)。
(昨日の試合で世界のトップ10に入ったと思うか?)僕は数字はあまり意味がないものだと思っている。僕は与えられた場所で試合をし、それでトップ10に入るのであればそれが自然な流れだと思う。自分はいつもいい試合をする。それだけさ。KO勝ちのプレッシャー? そういうこともないね。僕はリングに上がって試合をどう終わらせるかではなく、エンターテイメントとして皆さんをどれだけ楽しませるかを考えている。そういう試合をしたいという気持ちだけだね」
ジョー・ドークセン
「まずはこの試合の機会をくれた戦極のスタッフにお礼を言いたい。昨日は満足のいく結果を残すことが出来て、練習したことを発揮できたと思う。またすぐにでも試合が出来るように頑張りたいと思う。試合後、自分の父親に連絡を取ったんだけど、家族は勝っても負けても僕を誇りに思ってくれて、応援してくれている。昨日は試合に勝ったということでとても喜んでくれていた」
真騎士
「試合が終わっていっぱい食べたんでお腹の調子が悪いです(笑)。試合に勝って周りからおめでとうと言ってもらって、みんな喜んでました。昨日の試合はとてもいい勉強になった。もっと強くなって次の試合に出たいと思う」
★9・23「戦極〜第十陣」の試合結果はこちら
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第十一陣〜」
2009年11月7日(土)東京・両国国技館
開場14:00 開始16:00
<追加対戦カード>
▼戦極フェザー級ワンマッチ 5分3R
星野勇二(和術慧舟會GODS)
VS
マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン)
<決定対戦カード>
▼戦極フェザー級ワンマッチ 5分3R
小見川道大(吉田道場)
VS
日沖 発(ALIVE)
<出場予定選手> ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/アメリカン・トップチーム/初代戦極ミドル級王者)
ケビン・ランデルマン(アメリカ/ハンマーハウス) 郷野聡寛(GRABAKA) <チケット料金>
VIP席 100,000円(専用入場ゲート・特典つき) RRS席 30,000円/マス席 38,000円(最大4名まで着席可能) 戦極シート(S席) 17,000円(特典つき)
S席 17,000円/A席 7,000円 ※全席指定・消費税込み <チケット発売場所> ■プレイガイド先行発売
ぴあカード会員エントリーBOX先行電話受付 9月25日(金)12:00〜13:30 ぴあカード会員プレミアム先行電話受付
9月25日(金)14:00〜18:00 ■ドン・キホーテ店頭特別先行発売 9月24日(木)〜9月25日(金)29:00
※一部取り扱いのない店舗あり ※受付時間は店舗によって異なる <お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−5381−7108 ワールドビクトリーロード
「SRC(SENGOKU RAIDEN CHAMPIONSHIP)」 2009年12月31日(金)東京・有明コロシアム
開場開始未定 <決定対戦カード> 吉田秀彦(吉田道場)
VS 石井 慧
<お問い合わせ> ワールドビクトリーロード=TEL:03−5381−7108
●戦極2009年度スケジュール
11月7日(土)『戦極〜第十一陣〜』(両国国技館) 12月31日(木)『SRC(Sengoku Raiden Championship)』(有明コロシアム) |