11月7日(土)東京・両国国技館で開催されるWVR『戦極〜第十一陣〜』で、光岡映二(フリー)と対戦する横田一則(GRABAKA)が、10月27日(火)東京・落合のGRABAKAジムで公開練習を行った。
当初は同門の先輩・郷野聡寛との合同公開練習が予定されていたが、郷野は体調不良により急遽欠席。戦極スタッフよりメッセージが読み上げられた。
「疲れとストレスがピークに達して体調を崩しかけています。加えて横田との合同公開練習ということで、一度の公開練習に2人の若ハゲは非常にうるさいとの懸念もあり、欠席させていただきます。その代わり、前回の試合とマイクアピールを見てもらえば分かるように、エンターテイナーとして目覚めつつある横田が素晴らしいコメントをしてくれるものと確信しております。自分は、親交のある日本ハムファイターズの大村巌一軍打撃コーチに招待していただいた東京ドームでの日本シリーズ観戦も残念ながら断念、失った信頼を取り戻すべく我慢します。ファンの皆様には両国国技館に足をお運びいただければ幸いです」
一人での公開練習となった横田は、軽快なパンチのミット打ちと短い時間に全力で打つサンドバッグ打ちを披露。得意の右ストレートは伸びも威力もあり、調子の良さをうかがわせた。
「スタミナ、打撃、寝技はやられないように。この3つを重点的にやっています」と横田。警戒すべきは寝技だが、「寝技になってもフロントチョークとバックチョーク以外は大丈夫。フロントチョークが得意な人に相手をしてもらって対策をやっています。リング中央なら簡単に逃げられるし、ロープ際でも逃げられるように練習しています。それ以前に、まずテイクダウンされないように気をつけますけれど」と、寝技には持って行かせないことに主眼を置く。
逆に自分のいいところは「スタミナでは絶対に負けないし、パンチのスピードですね。グローブが小さいので当たれば効く」と、打撃に自信を持つ。
「この前の試合はジャブをいっぱい出せたのがよかった。右は思い切り打っても当たらない。いかにリラックスするか。強いパンチは効かなくて、リラックスして打ったパンチでたまたま当たった方が効くと感じました。寝技も全然出来るので、トータルで圧倒したいですね。勝てないのはパワーだけかな」
郷野からエンターテイナーとして目覚めつつあると評価されたことについては、「前回、キャッチコピーが勝手に変えられていたんですよ(GRABAKAの特殊兵器から戦慄のマイクパフォーマーに変更)。そう言われたらちゃんとやらないといけないと思い、そういう自覚が目覚めまして。何かしなくちゃとの気持ちはあります。ただ、それを考えるのはこれからですね。自分も追い込みで今はキツいので、来週の休養日に考えます」と、まんざらでもない様子。
しかし、同じ日に行われる北岡悟(パンクラスism)VSホルヘ・マスヴィダル(アメリカン・トップチーム)に話が及ぶと表情がこわばった。この試合と横田VS光岡の内容を見て、大晦日で行われる予定のライト級タイトルマッチの挑戦者を決めると発表されているからだ。
「試合でアピールするしかないですね。そういうことは主催者が決めることで、選手には何も言えない。勝ち方ひとつでしょう。北岡選手は速攻一本を取るか、取れなかったら負けると思う。取れる確立は7割くらいかな。お客さんも8月にタイトルマッチをやって12月も同じカードは見たくないでしょう?だったら横田VS光岡の勝った方との試合を見たいという意見を出してもらえれば。
インパクトのある試合をすればそういう意見が出てくると思う。(北岡の)豪快な勝つか負けるかという部分は見習って前回の試合で意識しました。スタイルを変えていこうと。前は勝ちにこだわっていたが、KOか一本で勝つのも大事と感じました。KOか一本で勝った時のファンや関係者の反応が全然違うんですよね。大会の盛り上がり方も。寝技より打撃で勝った方が盛り上がると感じたので、そういうところを見せていきたい。そういう姿勢を北岡選手から学びました」
さらに横田は、昨日26日に開催された『K-1 WORLD MAX』を見ても感じることがあったという。
「最近いろんな大会がありましたが、一番印象に残っているのはペトロシアン。ペトロシアンのような選手が総合格闘技にいたら、引退しようかなと思いました。どうやっても勝てないから。前から思っているんですが、これは勝てないとか、いい勝負が出来ないと思うヤツがいたら引退しようと。ペトロシアンなんてあれには勝てないでしょう。そういう刺激を受けました。
タイプ的に自分と似ているんですよね。もらわずに当てるとか。総合と立ち技では距離が違うけれど、怪我しないで勝つというところが。自分はフロイド・メイウェザー(プロボクシング史上初めて全勝のまま5階級制覇を達成した名ボクサー)を見て、意識してやっているのでそういうところを出していきたい。組み技もあるので上手くいかないけれど……今回は大事な試合なので頑張ります」
最も記者たちが食い付いたのは、北京オリンピック柔道金メダリスト石井慧と共に練習を積んでいるという話題。
「週4〜5日は一緒に練習しています。彼のような選手がいると一緒にいるだけで刺激を受けます。街を一緒に歩いていても、お団子持っていってとかお茶を飲んでいってとか声を掛けられるんですよ。有名人と一緒にいるんだなって。俺も頑張ってこうなりたいって、人物的に刺激を受けます」
試合前ということもあり、体重差があるので怪我が心配なため打撃も寝技もスパーリングはやっていないが、以前はやっていたという。
「格闘技に関しては俺らの方がやってきたことや実績があるので学ぶことは無いですが、私生活とかサプリメントなどはさすが金メダルを取るだけのことはあるなと思う。サプリメントだけで月30〜40万かけるんですよ。こういう時にはこれがいいとか、食後のコーヒーはよくないとか教えられるところがあります。食事面は本当に気を使ったら、朝体重を量ると減量してないのに72〜73kgくらいなんですよ。
この前の晩も戦極の番組を観た後にDREAMを見たらテンションが上がって、腹が減ったのでカップメンとご飯に玉子をかけて食べちゃったのに、71kgくらいだった。減量してないのに体重が減るのは練習がよく出来ているということなんですよね。最近はお菓子もあまり食べなくなったし、炭酸も飲まない。食事も変わったし、そういう考え方は金メダルを取っている人なのでそういうところは学ぶところがあります」
石井との練習は約1カ月前から始め、柔道がバックボーンという繋がりもあって仲良くしているという。「朝練、夜練、その間の昼間もよく一緒にいますよ」。試合前の恒例となった、西新井大師へのお参りにも一緒に行った。
「願掛けは凄い好き。前回と同じで決まった服、靴、スパッツで行きます」と横田。様々な刺激を受け、あらゆる面で変わった横田を見せてくれそうだ。
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第十一陣〜」
2009年11月7日(土)東京・両国国技館
開場14:00 開始16:00
<決定対戦カード>
▼戦極フェザー級チャンピオン挑戦者決定戦 5分3R
小見川道大(吉田道場)
VS
日沖 発(ALIVE)
▼戦極フェザー級ワンマッチ 5分3R
星野勇二(和術慧舟會GODS)
VS
マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン)
▼戦極ライト級ワンマッチ 5分3R
光岡映二(フリー)
VS
横田一則(GRABAKA)
▼戦極ヘビー級ワンマッチ 5分3R
BIG・ジム・ヨーク(ニュージーランド/Team BIG JIM)
VS
デイブ・ハーマン(アメリカ/F1 Fight Team)
▼戦極ミドル級ワンマッチ 5分3R
ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/アメリカン・トップチーム/初代戦極ミドル級王者)
VS
マメッド・ハリドヴ(チェチェン共和国/ポーランド/TEAM KSW)
▼戦極ライトヘビー級ワンマッチ 5分3R
ケビン・ランデルマン(アメリカ/ハンマーハウス)
VS
スタニスラブ・ネドコフ(ブルガリア/ブルガリアン・ブシドー・フェデレーション)
▼戦極ライト級ワンマッチ 5分3R
北岡 悟(パンクラスism)
VS
ホルヘ・マスヴィダル(アメリカン・トップチーム)
▼戦極フェザー級ワンマッチ 5分3R
大澤茂樹(吉田道場/戦極育成選手)
VS
ロニー・牛若(イギリス/チーム・トロージャン)
▼戦極ウェルター級ワンマッチ 5分3R
郷野聡寛(GRABAKA)
VS
辛拉麺(韓国/CMA/Team Blue Dragon)
▼Fight of the Soulフェザー級ワンマッチ 5分2R
BULL(BLUE DOG GYM)
VS
上山知暁(U-FILE CAMP 町田)
<チケット料金>
VIP席 100,000円(専用入場ゲート・特典つき)
RRS席 30,000円/マス席 38,000円(最大4名まで着席可能)
戦極シート(S席) 17,000円(特典つき)
S席 17,000円/A席 7,000円
※全席指定・消費税込み
<チケット販売>
イープラス
http://eplus.jp/sengoku/(PC&携帯)
電子チケットぴあ
電話=0570-02-9999(Pコード:814-831)
店頭=ぴあステーション、チケットぴあスポット
インターネット=http://pia.jp/t
コンビニエンスストア=ファミリーマート、サークルK・サンクス
ローソンチケット
電話=0570-084-003(Lコード:39513)
店頭=全国ローソン店頭Loppi
インターネット=http://l-tike.com/
CNプレイガイド
電話=0570-08-9999(10:00〜18:00)
インターネット=http://www.cnplayguide.com/
店頭販売=ampm・CNステーション
ドン・キホーテ
※一部取り扱いのない店舗あり
※受付時間は店舗により異なる
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−5381−7108
ワールドビクトリーロード
「SENGOKU RAIDEN CHAMPIONSHIP 12」
2009年12月31日(木)東京・有明コロシアム
開場14:00 開始16:00
<決定対戦カード>
▼SRCヘビー級ワンマッチ 5分3R
吉田秀彦(吉田道場)
VS
石井 慧(北京五輪柔道100kg超級金メダリスト)
<出場予定選手>
廣田瑞人(GUTSMAN・修斗道場/第2代戦極ライト級王者)
金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST/初代戦極フェザー級王者)
北岡 悟(パンクラスism/初代戦極ライト級王者)
日沖 発(ALIVE/修斗世界ライト級2位・TKO世界フェザー級王者)
小見川道大(吉田道場/日本国際柔道大会66kg級優勝)
横田一則(GRABAKA)
光岡映二(フリー)
瀧本 誠(吉田道場/シドニー五輪 柔道金メダリスト)
中村和裕(吉田道場)
泉 浩(プレシオス/アテネ五輪 柔道銀メダリスト)
<チケット料金>
ロイヤルVIP席(最前列中央)150,000円(専用入場ゲート・特典つき)
VIP席100,000円(専用入場ゲート・特典つき)
RRS席30,000円
S席17,000円
A席7,000円
※全席指定・消費税込み
<チケット販売>
SRC開幕記念特別先行 数量限定発売
■オフィシャルサイト先行受付
10月23日(金)12:00〜10月25日(日)23:00
http://www.sengoku-official.com/pc/
■特別電話先行予約
10月23日(金)12:00〜10月25日(日)23:00
【特別電話】0570−06−9902
イープラス 11月3日(火・祝)11:00〜11月5日(木)24:00
http://eplus.jp/sengoku/(PC&携帯)
電子チケットぴあ 11月3日(火・祝)11:00〜11月6日(金)11:00
インターネット先行抽選(プレリザーブ)受付=http://pia.jp/t
11月7日(土)12:00〜13:30 ぴあカード会員エントリーBOX先行電話受付
11月7日(土)14:00〜18:00 ぴあカード会員プレミアム先行電話受付
ローソンチケット 11月3日(火・祝)11:00〜11月5日(木)23:00
プレリクエスト抽選=http://l-tike.com/
CNプレイガイド 11月3日(火・祝)11:00〜11月5日(木)23:00
PC=http://www.cnplayguide.com/
モバイル版=i-mode、yahoo!ケータイ、EZ web
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−5381−7108
●戦極2009年度スケジュール
11月7日(土)『戦極〜第十一陣〜』(両国国技館) 12月31日(木)『SRC(Sengoku Raiden Championship)』(有明コロシアム) |