リングス
「THE OUTSIDER 第19戦」
2011年11月13日(日)神奈川・横浜文化体育館
開場14:00 開場15:00
▲金井塚信之(左)とアパッチ小次郎の一戦はドローに終わった
▼第28試合 プロフェッショナルワンマッチ 体重Limit65kg
“北九州小倉の拳神”
△アパッチ小次郎 ※プロデビュー戦
ドロー 判定0−0
“キック名門・東海大学 ZSTのデスサイズ”
△金井塚信之(フリー)
アパッチがプロ契約選手としてデビュー戦を迎えた。対戦相手の金井塚は学生キックの名門・東海大学の出身で、アマ修斗で実績を残し、ZSTのリングに上がっている選手だ。
1R、左ミドルで距離を取るアパッチ。金井塚はタックルで組み付くが、アパッチは倒れない。金井塚はアパッチの左フックにタックルを合わせるも、アパッチがグラウンドで上のポジションを取る。
ブレイク後、タックルで組む金井塚だが、ここもアパッチは倒れない。一度、寝技で上のポジションを取られたアパッチだが、すぐに立ち上がる。試合がスタンドに戻ると金井塚がインローを当てて、タックルで組み付く。
2R、すぐにタックルで組む金井塚だが、アパッチはそのタックルを切る。逆にアパッチが金井塚のタックルを潰してグラウンドで上になる。
ブレイク後、左フックで飛び込むアパッチ。タックルから引き込む金井塚の顔面にパンチを落とす。
残り1分、金井塚がようやくアパッチをテイクダウンすることに成功するが、サイドポジションを取られたアパッチが立ち上がったところで試合終了。判定は0−0のドローとなった。
▼第27試合 日本vsロシア対抗戦 体重Limit70kg
“千葉のワルエストラ”
−山本勇気(ZST)
試合中止 ※ニコバガマエフがケガ
“アウトサイダー爆撃ウラジオ・スホーイ”
−ニコバガマエフ・バガマ(ロシア)
ZSTでプロ選手として活躍する山本が大将戦に登場。しかし対戦相手のバガマが交通事故による負傷で出場辞退の申し出があり、試合そのものが取り消しとなった。
山本はリング上から「相手が怪我をしてしょうがないことだと思いますが、正直、悔しいです。今回はリングスの選考会ということで、気持ちも入っていて、アウトサイダーは最後かなと思っていました。でも自分が目指すものは変わらないので応援よろしくお願いします」と挨拶した。
▲強烈な打撃でRYO(左)を追い込むクラット・ピターリ
▼第26試合 日本vsロシア対抗戦 体重Limit70kg
“コマンドサンボ提督技のマトリョーシカ”
○クラット・ピターリ(ロシア)
TKO 2R2分55秒 ※レフェリーストップ
“柔道四段 格闘技界のトリッキー・ガチャピン ”
●RYO
前田日明にその才能を認められ、タイトルマッチ経験もあるRyo。対戦相手のビターリは前回の対抗戦で一撃KO勝利を収めており、大きなインパクトを残した。
1R、サウスポーのRyoがタックルでビターリをテイクダウン。ビターリはガードポジションから腕十字を狙うが、Ryoはそれをディフェンスしながらビターリの顔面を殴る。
そしてマウントポジションを奪ったRyoが腕十字! ビターリは両腕を組んで防御する。
2R、右ミドルを蹴るビターリ。Ryoはビターリのパンチとヒザ蹴りをもらいながらもテイクダウンを奪う。立ち上がったビターリは右ストレート、右ハイキック! Ryoは左ストレートから組み付いてテイクダウンを狙うが、ビターリは組み付かせない。
そしてビターリが左ボディからパンチをまとめて連打!
これでRyoが崩れ落ち、ダウンを喫する。ラスト10秒、ビターリがパンチとヒザ蹴りで攻め込むと、レフェリーが試合をストップ。試合残り時間5秒で、ビターリがTKO勝利を収めた。
試合後、ビターリは「こんばんは、ありがとうございました」と日本語で挨拶。「前回より勝つことが難しかったけど、勝てて良かったと思います」と語った。
▲重みのあるキリーフ・コンスタンティン(左)のパンチが依光健太郎を襲う
▼第25試合 日本vsロシア対抗戦
“あまり私を怒らせない方がいい シベリアの狂犬”
○キリーフ・コンスタンティン(ロシア)
TKO 1R56秒 ※セコンドからのタオル投入
“マッスルクールガイ”
●依光健太郎(パンクラスP’s LAB)
ロシアとの対抗戦に抜擢された依光はベンチプレスで140kgを上げるというパワーファイター。5・8第16戦で行われた対抗戦では黒石高大をフロントチョークで秒殺しているキリーフを相手にどんな試合を見せられるか?
1R、パンチで前に出る依光に強烈な左フックを当てるキリーフ! 依光も果敢にパンチで打ち合ったが、キリーフの左フックでダウン!
セコンドからタオルが投入され、キリーフがTKO勝利を収めた。
試合後、キリーフは「日本に呼んでいただいてありがとうございます。勝ててうれしいです。対戦相手にも感謝しています」と語った。
▲ウィリアム・オナヤ(下)から有利なポジションを取った堀鉄平が試合の主導権を握った
▼第24試合 日系ブラジリアン柔術軍団対抗戦 体重Limit75kg
“法曹界の最強戦士 柔術弁護士”
○堀 鉄平
判定2−0
“ブラジリアン柔術カルナバルボンバー”
●ウィリアム・オナヤ(ブラジル)
リングス所属のプロ選手でもある堀が対抗戦に登場。対戦相手のオナヤは堀と同じ柔術紫帯で、柔術歴4年という選手だ。
1R、テイクダウンを狙う堀に対してオナヤがフロントチョーク! 堀は頭を抜いてグラウンドで上になるとオナヤの顔面にパンチを落とす。
2R、堀がすぐに両足タックルでテイクダウンを奪い、細かくパンチを落とす。
ブレイク後、再び堀がテイクダウンを奪って、オナヤの三角絞めをディフェンスしながらパスガードを仕掛ける。
判定は2−0で堀が勝利。試合後、堀は「前の2試合がいい形だったんですけど、判定で流れを止めてしまいました(苦笑)。プロ契約して2試合連続でKO負けしていたので、今回は勝ちに徹しました」と試合を振り返った。
▲チアゴ・シオカワ(下)からTKO勝利したソルジャーボーイ一樹
▼第23試合 日系ブラジリアン柔術軍団対抗戦 体重Limit77kg
“神速”
○ソルジャーボーイ一樹
TKO 2R51秒 ※レフェリーストップ
“TEAM COMBATの若きプリンス”
●チアゴ・シオカワ(ブラジル)
元自衛官という肩書きを持ち、ここまでアウトサイダーでは3戦3勝と負けなしの一樹。対するシオカワは柔術歴10年、パワフルな試合展開を持ち味にしているという。
1R、一樹がいきなりシオカワを投げてテイクダウン! 試合がスタンドに戻ると一樹が鋭いヒザ蹴り、右ミドルを入れる。そしてパンチから突進した一樹が、背中を見せるシオカワにパンチを連打し、レフェリーはシオカワにダウンを宣告する。再開後、一樹がパンチからテイクダウンを奪うと、シオカワはアキレス腱固めを仕掛ける。
2R、ジャブから右ストレートを打つ一樹。組み付いたシオカワは寝技に引き込むが、一樹はシオカワの顔面にパンチを入れる。これでシオカワの動きが止まり、レフェリーが試合を止めた。
TKO勝利を収めた一樹は「12月18日に名古屋で僕が出る大会があるんで、見に来てください。あと生意気にも僕、ブログを始めたのでよろしくお願いします(笑)」とマイクアピールした。
▲ヘンリ・カキウチヴォルベリン(下)からアームロックで一本勝ちした熊澤伸哉
▼第22試合 日系ブラジリアン柔術軍団対抗戦 体重Limit70kg
“沖縄道場 闘心の毒蛇”
○熊澤伸哉(闘心/第12回パンクラスネオブラッドトーナメントウェルター級準優勝)
一本 1R2分46秒 ※アームロック
“ブラジリアン柔術セレソン”
●ヘンリ・カキウチヴォルベリン(ブラジル)
日系ブラジリアン柔術軍団との対抗戦。初戦に登場する熊澤はプロでのキャリアもあり、アメリカでドゥエイン・ラドウィック(※須藤元気、武田幸三に勝利)と戦ったこともある。一方のヴォルベリンは前田日明が直々に道場でスカウトした選手でもある。
1R、サウスポーの熊澤が左ストレート、両足タックルでテイクダウンを奪う。
ヴォルベリンはすぐに立ち上がり、熊澤のボディにヒザ蹴りを入れる。熊澤は再びタックルに入ってヴォルベリンをテイクダウンし、上四方固めからアームロック! 熊澤が一本勝ちでアウトサイダーに1勝をもたらした。
試合後、熊澤は「アウトサイダーのリング、初めて上がって最高ですね。来年、リングスが復活するということで、アウトサイダーより一つ上のリングで戦いたいと思います」と今後の目標を語った。
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★第21試合(黒石高大vs滝沢雄太)〜第1試合(情野雄也vs和田正勝)の試合結果はこちら
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