↑在日米軍との対抗戦に勝利したアウトサイダーチーム(左から)三枝、庵野、前田日明リングス代表、山田、黒石
ファイティング・ネットワーク・リングス
「THE OUTSIDER 第13戦」
2010年10月11日(月・祝)神奈川・横浜文化体育館
開場15:00 開始16:00
▼メインイベント(第29試合) アウトサイダー対ZST対抗戦 体重リミット70kg 3分2R
“ミニ・ホンマン”
○奥出雅之(ゴールドジムサウス東京/チーム09/ZST)
一本 2R1分39秒 ※腕ひしぎ十字固め
“THE OUTSIDER 65-70kgトーナメント初代王者”
●吉永啓之輔(YMC栃木/アウトサイダー)
※アウトサイダー対ZST対抗戦は4勝1敗でZSTチームが勝利
ZST×アウトサイダー対抗戦の大将戦はZSTでメインイベンターを務める奥出VS初代65−70kg王者の吉永。過去にZSTのリングや記者会見で舌戦を繰り広げている両者だが、勝利を手にするのはどっちだ!?
1R、サウスポーの奥出が左ミドル。吉永も同じタイミングで右ミドルを蹴る。ここから奥出は胴廻し回転蹴りから組み付いて、グラウンドで上のポジションを取る。
そして奥出はきっちりとポジションを奪ってマウントポジションへ。そこから奥出は腕十字! これで勝負ありかと思われたが、レフェリーが試合をストップする前に奥出が腕を離してしまい、試合は続行となる。
再開後、奥出のタックルに吉永がヒザ蹴り。奥出はそのままテイクダウンを奪うが、両者の体がロープが外に出てブレイクとなる。
ブレイク後、奥出は引き込む吉永をパスガードして再び腕十字。しかし吉永は腕を抜いてこれをディフェンスする。スタンドでの再開後、奥出はタックルから組み付いて吉永をテイクダウン。マウントポジションを奪う。
ここで吉永は足を入れてマウントから脱出。奥出がイノキ・アリ状態からパンチとローを蹴ったところでブレイクとなる。再開後、奥出は吉永の蹴り足を取ってテイクダウン。ここでラウンド終了となった。
2R、吉永が左ミドルを蹴り、奥出も左ミドルを蹴る。ここから奥出はグラウンドに引き込んで足関節。そのまま自分がグラウンドで上になり、ハーフガードからアームロックを狙いつつ腕十字へ! 何とか粘る吉永だったが、最後は奥出が吉永の左腕を伸ばしてタップを奪った。
見事に対抗戦の大将戦を一本勝ちで締めくくった奥出は「吉永選手はとても強くて、何度も心が折れそうになりました。でもZSTの看板を背負っているので、負けられないと思いました。今日はとても疲れたので、家でゆっくり休みたいと思います。皆さんも横浜には中華街という素敵なタウンがあるので、おいしいものを食べてゆっくりしてください」とマイクアピールした。
▼セミファイナル(第28試合) アウトサイダー対ZST対抗戦 体重リミット68kg 3分2R
“北九州小倉の拳神”
○アパッチ小次郎(アウトサイダー)
TKO 2R4分56秒 ※レフェリーストップ
“ZSTの秘密兵器”
●島村 裕(ZST)
強烈な右ストレートを武器にアウトサイダーで活躍を続けてきたアパッチ。しかし負傷の影響もあり、今回がアウトサイダーのラストマッチとなる。一方の島村は今年4月にプロデビューしたばかりの新星。しかし柔道仕込みの投げ技は破壊的で“ZSTの秘密兵器”としてこの対抗戦に送り込まれた。
1R、サウスポーの島村は左ストレートから前に出てアパッチに組み付く。ここから島村はテイクダウンを狙うが、アパッチもロープに体を預けてテイクダウンを許さない。その後も島村がタックルから組み付きテイクダウンを狙い、アパッチがそれを切るという攻防が何度も続く。ラウンド終盤、島村は自ら引き込んで三角絞めを仕掛けるが、アパッチは島村の体をコーナーに押し込んでディフェンスする。
2R、片足タックルに入った島村は自ら引き込んで足関節。アパッチはそれを潰してインサイドガードからパンチを落とす。これが島村の顔面を捕えて、アパッチがサイドポジション、マウントポジションへ。しかし島村も必死に足を入れてガードに戻して立ち上がる。
試合はスタンドの打撃戦となり、アパッチの右ストレートがヒット! これで島村がダウン!
一度目のダウンでは立ち上がった島村だが、アパッチの右ストレートで再びダウン! ガードポジションになった島村は何とかアパッチに組み付いてブレイクを待つ。ラスト10秒、左ストレートで飛び込む島村にアパッチの右のパンチがクリーンヒット! アパッチが追撃のパンチを落としたところで、レフェリーが試合を止めた。
試合後、アパッチは「ZSTから一勝したぞ!」と絶叫。「今日でアウトサイダーは最後です。仲間とか応援してくれたみんなありがとうございました。これからも九州勢をよろしくお願いします」とファンに最後のメッセージを送った。
▼第27試合 アウトサイダー対ZST対抗戦 体重リミット75kg 3分2R
“Uのハママサ”
○濱岸正幸(ZST)
TKO 1R3分12秒 ※レフェリーストップ
“第4回大会MVP リアル神代ユウ”
●佐野哲也(アウトサイダー)
柔道をバックボーンに持ち、ZSTで勝ち星を積み重ねる濱岸。対する佐野は鋭い打撃を武器にアウトサイダーで活躍するストライカーだ。
1R、サウスポーの濱岸が右フックから前に出る。そして佐野に組み付くと足払いでテイクダウンを奪う。佐野はがっちりと濱岸に組み付いてブレイクを待つ。再開後、バックキックや右ストレートで前に出る佐野だったが、濱岸はすぐにテイクダウン。ここも佐野は濱岸をホールドしてブレイクを待つ。
再開後、四つ組みの攻防から濱岸がテイクダウン。そのままサイドポジションを取ると、じっくりと佐野を押さえ込んでマウントポジションへ。そして濱岸が腕十字! 体を起こして何とか腕を抜こうとする佐野だったが、レフェリーが試合を止めた。
試合後、濱岸は「この試合を組んでくれた上原さん、前田さん、ありがとうございます。佐野選手はすごく力が強くて、プロでも通用する選手だと思います。機会があったらまたやりたいと思います。ありがとうございました」とさわやかな挨拶。会場からは拍手が起こった。
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