三陸沖地震による被害が甚大であることを受けて、日本ボクシングコミッションは11日(金)後楽園ホールで予定されていた三迫ジム一門会の試合を急きょ中止することに決めた。
さらに12日(土)同地で予定されていた女子トリプル世界タイトルマッチも中止と決まった。11日午後の計量で世界戦出場の6選手は全員がリミット内を計測してパスしていたが、このような状況で興行がキャンセルされるのはきわめて異例。
なお、14日(月)後楽園ホールのダブル日本タイトル戦、スーパー・フライ級の佐藤洋太−河野公平戦、スーパー・バンタム級の瀬藤幹人vs玉越強平戦をメインにした興行も中止となっている。
情報によると、これらの興行の中止は、後楽園ホールを運営する株式会社東京ドームの強い要請があったからという。後楽園ホールの入っている水色のビルは築48年と古く点検期を迎えており、しかも同社は後楽園遊園地で死亡事故があって間もないことなども考慮して中止を要請したということだ。
|