10月14日(日)東京・両国国技館で開催された新生K-1初の日本大会『K-1 RISING 2012 WORLD GP FINAL 16』について、K-1エグゼクティブプロデューサーの魔裟斗が大会を総括した。
「13試合中KOが4つと少なかったのですが、それでも濃い内容の試合が多かったと思います。まだまだ若い選手が多かったので、これから期待がもてると思います。ザビット・サメドフ、チャンヒョン・リー、カタリン・モロサヌなど、アグレッシブで若い選手が生まれてきたことは良かったと思います」と全体を総括。
次回12月26日(水・現地時間)ニューヨークで開催される『K-1 RISING 2012 World GP Final 8』については「今回よりもっとアグレッシブな試合が増えるようなマッチメイクを考えています」という。
なお、軽量級のエース候補として期待をかけていた梅野源治(PHOENIX)が敗れたことについては「これからもっとパンチの練習をしてもらい、今回の悔しい思いを次の対戦に生かしてほしいと思います」としている。
●その他の試合について総評
・ジャファル・アーマディvsベンジャミン・アデビ
「すごく動きが良く、この試合はもう少し見たかったです。スピードがあり、ヘビー級離れした良い試合になりそうだなと思った時に終わってしまったのが残念でしたが、ジャファル選手にはもう一度出てほしいと感じました」
・ラウル・カティナスvsベン・エドワーズ
「ベン選手は、分かりやすく、観客受けする選手だと思います。K-1らしい試合をしてくれましたし、パンチが比較的重いように見えました。ラウル選手も期待通り試合をしてくれたし、ちゃんとかみ合った良い試合でした」
・ポール・スロウィンスキーvsカタリン・モロサヌ
「モロサヌ選手は強豪のポール選手を相手に、迫力のあるパンチで勝ち、あの大きなパンチを連打でふり回すのは相当体幹が強いと思います。スロウィンスキー選手にプレッシャーを掛け続け何度も後ろに下がらせたのは、モロサヌ選手の気迫のすごさを感じさせました」
・ミルコ・クロコップvsランディ・ブレイク
「ミルコ選手は相変わらず強いし、また会場の人気もありました。ただ、あのダウンはミルコ選手が気を抜いた事から生まれたと思うし、ダウンはダウンです。試合中は常に相手から目を離してはならないし、気を抜くべきではないとは思います」
●2012年 K-1大会スケジュール
12月8日 「K-1 RISING 2012 World MAX Final 8」(アテネ)
12月26日「K-1 RISING 2012 World GP Final 8」(ニューヨーク)
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