ZUFFA
「UFC on FOX 4 Shogun vs Vera」
2012年8月4日(土・現地時間)アメリカ・ロサンゼルス・ステイプルセンター
▼第2試合 フェザー級 5分3R
○マニー・ガンブリャン(アメリカ)
判定3−0
●小見川道大(吉田道場)
小見川は柔道でハンガリー国際優勝、日本国際優勝などの実績を残し、2005年に総合格闘技に転向。PRIDEでデビューし、2007年にはUFCに参戦。UFCで2連敗を喫して国内から出直しとなり、戦極やDREAMなどで次々と勝利をあげて2011年にUFC復帰を果たした。
しかし、現在の戦績は1勝3敗ともう後がない状況。今回対戦するマニーもUFCで2連敗中、UFC参戦前も含めると3連敗と後がなく、崖っぷち同士のサバイバル戦となる。
1R、どっしり構えるマニーに対し、小見川はぐるぐる回り込みながら足払い気味の右ロー。マニーは飛びヒザ! 小見川の左ストレートでマニーはフラッシュダウン。尻もちをついたマニーだが、すぐに立ち上がりダメージを感じさせることなくプレッシャーをかける。小見川は右ジャブ、左ストレートで前進。小見川はパンチを見せるも空を切る場面が目立つ。マニーは小見川の前進に合わせて何度か左フックを当てた。
2R、プレッシャーをかけるマニーがタックル。小見川はがぶりながらチョークを極めるが外れる。しつこく組み付くマニーは一度テイクダウンしたものの、すぐに小見川は立ち上がる。小見川のバックを取ったマニーは後方に投げるようにテイクダウンする。そのままマニーは上のポジションを取る。下の小見川はアームバーを狙うも外れる。立ち上がった小見川に、マニーは左ハイ。
3R、小見川が足払いを見せる。すぐにマニーが右ハイを返すと、小見川はぐらつく。下がる小見川にマニーはパンチ連打! ダメージを感じさせることなく小見川は前進しパンチを返す。マニーは組み付いてテイクダウン。小見川は立ちながらフロントチョークを狙うも、マニーは回避。再び組み付いてテイクダウンしたマニー。小見川は立ち上がり金網に押し込む。残り時間30秒、小見川はフロントチョークを狙うも極められない。スタンドに戻り、両者ともに見合ったまま時間切れ。小見川が判定負けを喫した。
▼メインイベント(第10試合) ライトヘビー級 5分3R
○マウリシオ・ショーグン(ブラジル/元ライトヘビー級王者)
TKO 4R
●ブランドン・ベラ(アメリカ)
PRIDE GP 2005優勝、元UFC世界ライトヘビー級王者ショーグンが出場し、ブランドン・ベラ(アメリカ)と対戦。この一戦は次期ライトヘビー級王座挑戦者決定戦として行われる。両者とも打撃系の選手で打ち合いが期待され、下馬評ではショーグン有利が伝えられている。
1R、いきなりベラが左ミドル。ショーグンは右ミドル。ショーグンが一気にタックルでテイクダウンに成功するとガッチリ上から抑え込む。じっくりとパスガードしたショーグンだが、ベラが立ち上がる。ショーグンがタックルにいくと、ベラがフロントチョーク。首を抜いて脱出したショーグンは再びパスガード。うつ伏せになったベラに対し、バックマウントのショーグンがパウンド。
2R、ショーグンがベラの顔面にヒザ! 右ストレートから連打で追い込むがベラはタフネスぶりを発揮し倒れない。持ち直したベラは反撃に出るも、ショーグンが首相撲からヒザ連打! ベラは左目から出血しながらパンチ、左ハイ。スタミナ切れのショーグンに対し、ベラが組み付いてテイクダウン。ベラはパスガードを狙いつつヒジを落とす。
3R、ショーグンが組み付いてベラを金網に押し込む。いったん距離をとるショーグンがプレッシャーをかけながら組み付くとがぶり、ベラを抑え込む。立ち上がるベラはパンチから左ロー。パンチから左ハイ! 大きく後退するショーグンだが組み付いてテイクダウン。下のベラに対し、ショーグンはヒジを落とす。
4R、ベラはワンツーからロー、ヒザ。ショーグンが左ストレートから組み付く。金網に押し込むとヒジ。距離が離れてもすぐにショーグンが組み付いて金網に押し込む。疲れの見える両者だが、ショーグンは左アッパー、左フック! 倒れたベラにショーグンがパウンド連打で勝負を決めた。
▼セミファイナル(第9試合) ライトヘビー級 5分3R
○リョート・マチダ(ブラジル/元ライトヘビー級王者)
KO 2R ※右ストレート
●ライアン・ベイダー(アメリカ)
1R、サウスポーに構えるマチダは関節蹴り、左の三日月蹴り。スイッチし、ベイダーが前に出るとヒザを合わせる。ベイダーのパンチには、マチダが余裕の表情でヒョイヒョイとかわしていく。三日月蹴り、テンカオのマチダ。ベイダーは勢いよくパンチで前に出るが、マチダはまっすぐ下がってパンチを避ける。マチダはベイダーのローに合わせて左ジャブ。マチダは手をくねくねさせ、ベイダーが前に出るとヒジを合わせる。マチダのペース。
2R、マチダは手を細かく動かしながら左ロー、ミドル。ベイダーが勢いをつけて前に飛び出したところに、マチダが右ストレート! これでバッタリと倒れたベイダーの顔面にマチダがパウンド連打し試合はストップした。
▼第8試合 ライト級 5分3R
○ジョー・ローザン(アメリカ)
一本 3R ※三角絞め
●ジョイミー・バーナー(アメリカ)
1R、バーナーが軽やかなステップからパンチを上下に散らす。ガードしながらプレッシャーをかけるローザンに、バーナーの右ストレートがヒット! ぐらつくローザンだが前進し組み付いてバーナーの顔面にヒザ。バーナーは飛びヒザからヒジ。ローザンはワンツー、連打で金網まで追い込む。バーナーは大振りのパンチで突き放すが、ローザンはしっかりブロックしパンチを返す。打ち合いの中、バーナーの右フックでローザンがダウン! ガードポジションを取るローザンはうつ伏せになる。バーナーががぶったところでゴング。
2R、左ジャブで距離をとるバーナー。遠い間合いからバーナーは右フック、ヒジ。ローザンがワンツーで詰めて組み付く。バーナーがフロントチョークを決めると、ローザンは首を抜いてバックについたが両者は離れる。手数の減ったローザンに対し、バーナーは連打! もらいながらも組み付いたローザンは胴タックルで組み付く。上を取ったローザンは肩固めを狙う。バーナーは無事に回避するとうまく上のポジションを取り返しヒジを叩き落とす。
3R、様子を窺う中、ローザンがタックル。離れたバーナーが逆にタックルを仕掛けてテイクダウン。スタンドに戻ると、バーナーは左右ヒジ連打。タックルを仕掛けテイクダウンすると、下のローザンは脇をさして立ち上がりその勢いのまま三角絞めへ! これがガッチリ決まり、ローザンが一本勝ちした。
▼第4試合 フェザー級 5分3R
○ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)
一本 1R ※ノースサウスチョーク
●ジョシュ・グリスピ(アメリカ)
1R、ヤヒーラのローに対し、グリスピはパンチを合わせる。ヤヒーラが飛び込むようにタックル。一度は失敗したが、二度目のタックルでテイクダウンしたヤヒーラは上から抑え込みながらチャンスをうかがう。パスガードに成功したヤヒーラは上から抑えながら上四方の状態でチョークを決め一本勝ちした。
▼第7試合 ウェルター級 5分3R
○マイク・スウィック(アメリカ)
KO 2R ※パウンド連打
●ダマルケス・ジョンソン(アメリカ)
※この大会は「WOWOWライブ」にて8月7日(火)22:00〜再放送あり
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