2005年9月7日(水)東京・有明コロシアムで行われる、『HERO'S 2005 ミドル級世界最強王者決定トーナメント準決勝』に出場する須藤元気が、25日K-1オフィシャルジムで公開練習を行った。
膝の負傷のため本格的な練習を始めたのは一ヵ月半前という須藤だが、一日三回の激しいトレーニングで今が追い込みの最終段階。ちょっと疲れが溜まっているとは言うものの、「これで試合の時に疲れがとれていれば問題ない」と語った。
さらに「グラウンドで凄い技を開発した」と須藤。スパーリングパートナーとなった潮田健志にちなみ、ジー・ケン・ジャパンと名づけられたこの技は「スパーリングでもよく極まる。宮田選手以外にもかかる技」とのこと。技の実験台となった潮田も、この技によって怪我してしまったという荒技だ。
ラモン・デッカー戦から約半年、変幻自在のトリックスターは、新たな武器を手にミドル級世界一の称号を狙う。
●質疑応答
――コンディションの方はどうですか?
いい感じです。今が追い込んでいるところで、疲れのピークなんで少し疲れていますけど。
――総合格闘技のトーナメントの経験はありますか?
デビューの時がパンクラスのネオブラッドトーナメントで、一日二試合戦いました。総合のトーナメントはそれ以来ですね。
――トーナメントのポイントはどこになりそうですか?
集中力だと思います。一試合終わった時点であんまり喜んでしまってはいけないでしょう。この前のMAXでも準決勝でクラウスに勝ったブアカーオが優勝したみたいに喜んで、気が抜けちゃった部分があったと思うんです。一回戦勝っても次がある、大晦日まで試合があるんだって気持ちを持ち付けていれば、その後の練習もしっかりやれます。僕は格闘技以外にも色々なことをやっていて、ここ最近は正直以前よりも練習時間が減っていたところがあったんです。でもそれに早く気づくことが出来て、追い詰めて練習で来ていますんで、足元をすくわれる前に地に足をつけています。
――リハビリもかねて四国に行っていたそうですね。
はい。23日間で四国を一周しました。前半は自転車を使って、後半は徒歩で電車で移動しました。携帯の電源も切って、一人で黙々とやっていました。
――本格的に練習をスタートさせたのはいつですか?
一ヵ月半前です。一日三回練習して、へとへとの状態でやってます。試合の時に疲れがとれていれば問題ないでしょう。
――それはトーナメントを想定したものですか?
それもありますけど、怪我があったので、逆に怪我があるからこそ出来る練習をしようと思ったんです。例えば、蹴り込みが出来ない分、パンチをやったり、今まで出来なかったスピードトレーニングをやったり。
――何か重点を置いて取り組んでいるいる練習はありますか?
一回戦が宮田選手ということで、タックルに合わせる技を考えています。準決勝の高谷選手とレミギウスはオーソドックスとサウスポーで対策も立てにくいので、一回戦を確実に勝ってから、次を考えようと思います。
――改めて宮田選手の印象は?
潜在能力が高いですよね。ある意味自分は追われる立場だと思うんですが、宮田選手は喰ってやろうという気持ちでくるでしょう。ただ僕もレスリングのオリンピック選手を倒したいというチャレンジャーの気持ちで戦いたいと思います。
――膝の回復具合は何%ですか?
どの選手も怪我は抱えているのと思うし、その怪我のおかげで気持ちを据えて練習している部分もありますから。逆に調子がいいと気が抜けて風邪を引いちゃうこともありますからね。気持ちに遊びがない分、腰をすえて練習出来ています。
――今回も入場パフォーマンスをは考えていますか?
はい。ちゃんと入場は考えています。
――トリッキーな動きは今回も見られそうですか?
宮田選手も総合格闘技を始めて一年、技術の吸収の仕方はすごいと思います。ただ相手の頭にない、データにない技を仕掛けるのが僕の醍醐味なんで。ちなみに必殺技があるんですよ。
――それはスタンドですかグラウンドですか?
グラウンド技です。凄く強い、痛い技ですよ。スパーリングパートナーの(潮田)健志に会う度に、その技をかけていて、健志に怪我をさせちゃいました。それでお詫びのしるしとして、技の名前を健志にちなんでジー・ケン・ジャパンにしました(笑)。
――宮田選手対策の技なんですか?
いえ、誰にでもかかる技です。
「HERO'S 2005 ミドル級世界最強王者決定トーナメント準決勝」
TBS/FEG
2005年9月7日(水)東京・有明コロシアム
開場16:00 開始17:30
<決定対戦カード>
▽ミドル級世界最強王者決定トーナメント2回戦&準決勝 5分2R延長1R
▼2回戦 第1試合
須藤元気(日本/ビバリーヒルズ柔術クラブ)
VS
宮田和幸(日本/フリー)
▼2回戦 第2試合
レミギウス・モリカビュチス(リトアニア/リングス・リトアニア)
VS
高谷裕之(日本/フリー)
▼2回戦 第3試合
ホイラー・グレイシー(ブラジル/グレイシーウマイタ)
VS
山本"KID"徳郁(日本/KILLER BEE)
▼2回戦 第4試合
宇野薫(日本/和術慧舟會東京本部)
VS
所英男(日本/STAND)
▼準決勝 第1試合
須藤×宮田の勝者
VS
レミギウス×高谷の勝者
▼準決勝 第2試合
ホイラー×KIDの勝者
VS
宇野×所の勝者
※準決勝戦勝者2名が12・31「Dynamite!!」へ
<チケット料金>
SRS席20,000円 S席13,000円 KID応援シート(S席・特典付き)13,000円 A席6,000円
<チケット発売>
K-1オフィシャルサイト http://www.k-1.co.jp
FEGオフィシャルサイト http://www.feg-jp.com
i-mode K-1オフィシャルサイト
Voda fone live! K-1オフィシャルサイト
EZ web K-1オフィシャルサイト
チケットぴあ=0570-02-9999
CNプレイガイド=03-5802-9999
ローソンチケット=0570-06-3003(Lコード:32000)
キョードー東京=03-3498-9999
イープラス=http://eee.eplus.co.jp
<テレビ放映>
9月7日(水)21:00〜から2時間、TBS全国28局ネットで放映
<チケットに関するお問い合わせ>
キョードー東京=03−3498−9999
<大会に関するお問い合わせ>
HERO'S実行委員会=03−5775-5065
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