9月5日(火)都内ホテルにて、昨日東京・有明コロシアムで行われたTBS/FEG『K-1 WORLD MAX
2006〜世界王者対抗戦〜』の一夜会見が行われ、K-1谷川イベントプロデューサー、ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ)が会見に出席した。
シュートボクシングのエース宍戸大樹(シーザー)を、1R僅か15秒左フック一発でマットに薙ぎ倒し、世界王者の強さを満天下に知らしめたブアカーオ。世界王者決定トーナメント決勝大会後はボーリングに行ったというブアカーオだが、昨日は「そのまま部屋に戻って寝ました」とのこと。しかし今回は滞在期間も長いため、「行きたいところはたくさんあるのでゆっくり考えます」と笑顔を見せた。
「昨日は試合を早く終わらせすぎました。皆さんが後でビデオを見た時に、面白いと思ってくれるような試合をしたかったし、本当はもっとムエタイの技を見せたかったんですけどね」と、改めて昨日の宍戸戦を振り返ったブアカーオは、谷川Pからの「大晦日に試合をして欲しい」という言葉については「正式にオファーが来てから考えます」と語るにとどまった。
しかし「僕は今まで闘って来た日本人には全員勝っている。昨日、魔裟斗が『ブアカーオと闘いたい』と言っているというのを耳にしましたが、僕もしっかり準備をして魔裟斗と闘いたいと思います」と、何と対戦相手に魔裟斗を逆指名。
勝利の自信についてブアカーオは「魔裟斗はテクニックもいいものを持っているし、今度は僕を研究して万全な状態で来るでしょう。要注意しないといけない」と、いつも通り控えめなコメントを残したものの、これまで特に対戦相手を指名したことはなかっただけに、このタイミングで魔裟斗の名前を出したことには、ブアカーオ自身、期するところがあるのだろう。
ブアカーオのこの発言に「魔裟斗選手は本格的に練習を再開していないし、(魔裟斗)本人の気持ちを聞きながら考えていきたい」と明言を避けた谷川P。しかし「昨日の大会を見て(魔裟斗は)内心では『俺しかいない』と思っているでしょうし、僕個人としてはブアカーオとサワーにはリベンジして欲しいという気持ちがある」と、ワンマッチでの対戦実現の可能性を口にしている。
会見の最後に魔裟斗へ向けて「僕と闘いたいのであれば、僕はいつでも準備している。対戦するその時に備えて万全の状態で待っているよ」と話したブアカーオ。果たしてブアカーオVS魔裟斗は実現するのか!?
|