5月19日(月)東京都内ホテルにて、5月18日(日)東京・有明コロシアムで開催されたワールドビクトリーロード(以下WVR)主催『戦極〜第二陣〜』の一夜明け会見が行われ、勝利者8選手と國保尊弘広報が出席した。
会見冒頭で國保広報は「ここにいる8名の選手を含む16名の選手の全ての力が重なり合い、戦極らしさが1つ1つの試合で出ていました。リアルファイトでしか生まれない感動やストーリーが出来たと思います。今後は世界ナンバー1のイベントとなるように頑張っていきたいと思います」と大会を総括。
メインイベントでジェフ・モンソン(アメリカ/アメリカン・トップチーム)との一戦を制したジョシュ・バーネット(アメリカ/フリー)は、「昨日は手強い相手で手こずってしまいました。今後友人との試合に関しては、これっきりにしたい。これ以上友人を失いたくないので」と、戦極旗揚げ戦での吉田秀彦戦に続く友情対決はもうコリゴリの様子。
戦極には日本人のトップヘビー級選手として藤田和之がいるが、「彼と一緒にトレーニングしたこともセコンドについたこともあるので戦うことになれば辛いものになる。試合が組まれれば、全力で試合をすることが重要になるし、藤田が得意としているスープレックスをもらわないようにするだけですね」と答えた。
今後に関しては「本物との敵との試合をしていきたい」とジョシュ。
ライト級戦線では、8月開催の「戦極〜第四陣〜」で“ロード トゥ 五味”としてトーナメントを開催予定。その優勝者と日本人エース・五味隆典(久我山ラスカルジム)が戦い、初代王者を決めるプランが発表されている。
ヘビー級戦線のプランと今後のジョシュの戦いについて國保広報は「ジョシュを脅かすような選手は世界はまだいると思います。そういった選手を戦極で紹介していけたら」とした。以下は、各選手のコメントと質疑応答。
ホジャー・グレイシー
「(会見開始時間に遅刻したことを受けて)遅れてすみません。試合は満足いく結果でした。近藤選手には、試合を受けてくれたことに感謝します。相手は強く、このような結果で嬉しいです。新しいイベントの戦極で、私はニューカマーとして大きく広まっていければいいなと思います」
ケビン・ランデルマン
「ここにいるチャンピオンやニューカマーと一緒にこれから戦極を盛り上げていけたら。私はいつでもモンスターとして、リングに帰ってきたいと思う」
中尾“KISS”芳広
「予告どおりKO出来て良かったと思います。今後は与えられた仕事をしっかりやっていきたいと思います」
ジョルジ・サンチアゴ
「日本で最高の選手と闘えたことを光栄に思います。満足する試合でした。また戦極でいい試合ができたらといいなと思う」
光岡映二
「昨日の試合でスタートが切れたと思います。(試合後の)マイクアピールでも言ったんですけど、格闘技は謙虚に、コメントも謙虚にいきたいと思います」
マイク・パイル
「KOで倒したかったが、ワクワク興奮する試合が出来たと思います。また帰ってきて、戦極のチャンピオンを目指したい」
北岡悟
「自分の目標とした内容で勝ててホッとしました。近藤と川村が負けて手放しで喜べない気持ちなんですが、運よく残れたので次にどう活かすのか、次の試合に向かって頑張っていきたい」
――手の骨折をしているということですが、それはいつしたものですか?
サンチアゴ「試合中ではなく、トレーニング中に右手を骨折しました。1年前にも骨折していて、再発しました。試合は100%のコンディションではなかったといえばそうです」
――今後の予定は?
ジョシュ「一度アメリカに戻ってニューヨークで記者会見があるのでそれに出席します。次は7月19日なので、体を作るというよりはケガをしないようにトレーニングしていきたい」
――リング上では藤田選手との対戦をアピールしていたが、昨日の大会後に國保広報は「もう一つ二つクリアしてから藤田選手に挑戦すべき」と答えています。それでも次の6月大会での対決にこだわりますか?
中尾「自分自身では決められないので、全てを主催者にお任せしたいと思います」
――第四陣から“ロード トゥ 五味”としてトーナメントが開催されるということですが、どう思いますか?
北岡「直接聞いていないので何とも言えませんが、与えられた試合で一本勝ちにこだわっていくだけです」
光岡「(ケージフォースで)トーナメントを経験している分、強い人とやっていきたいと思います」
――今後の予定を教えて下さい。
ホジャー「柔術の選手権(ムンジアル)が控えているので、それに向けてトレーニングしていきます。その気持ちを維持しながら、今後戦極ではギを着たものに変えていきたいと思います」
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第三陣〜」
2008年6月8日(日)さいたまスーパーアリーナ
開場16:00 開始17:00
<決定対戦カード>
ニック・トンプソン(アメリカ/フリースタイルアカデミー)
VS
マイケル・コスタ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
<出場予定選手>
吉田秀彦(吉田道場)
三崎和雄(GRABAKA)
藤田和之(藤田事務所)
マーシオ・“ぺジパーノ”・クルーズ(ブラジル/グレイシーフュージョン)
ファビオ・シウバ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
ホドリゴ・ダム(ブラジル/アライアンスBJJ)
<チケット料金>
VIP席(専用入場ゲート・特典付き)100,000円
RRS席30,000円
戦極シート(S席・特典付き)17,000円
S席17,000円 A席7,000円
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−3369−2211
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第四陣〜」
2008年8月24日(日)さいたまスーパーアリーナ
開場開始未定
<出場予定選手>
五味隆典(久我山ラスカルジム)
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第五陣〜」
2008年9月28日(日)東京・国立代々木競技場 第一体育館
開場開始未定
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