5月29日(木)東京・大久保にあるGRABAKAジムにて、三崎和雄(GRABAKA)が公開練習を行った。三崎は、6月8日(日)さいたまスーパーアリーナで開催されるWVR主催『戦極〜第三陣〜』でローガン・クラーク(アメリカ/ミネソタ・マーシャルアーツ・アカデミー)と対戦する。
レスリングとアメリカン・フットボールのバックボーンを持ち、総合で現在10連勝の未知なる強豪クラークと対戦することになった三崎。三崎が178cmあるのに対し、クラークは188cmあり、二人の身長差は10cmもある。
この日、三崎は普段から練習しているというJ-NETWORKヘビー級王者シング・心・ジャディブ(パワーオブドリーム)をパートナーに選び、2分2Rのスパーリングを開始。シングは身長195cm、体重100kgの体格があるために、“仮想クラーク”としてはもってこいの相手だ。
スパーリングの1R目では、すぐに寝技に引き込んだ三崎は、下からの攻めを見せ次から次に足関節技でタップを奪っていく。2R目には、シングの長い足を掴みながらパスガードを狙いつつ、「戦極ルールではサッカーボールキックは禁止なので、自分の攻撃アイテムとして加えていく」という踏みつけを披露した。
スパーリングを終えた三崎は、「シングは長身なので対策的にはいいですね」と好調をアピールするも、「未だに長身が相手だとやりづらいですね。10cm以上も身長差があると別物。踏み込むタイミングやポジションも変わってきて、自分の距離に入ると、相手の射程距離に入ることになる」と本音を漏らす。
2004年7月のパンクラスのリングで185cmのエド・ハーマンと戦った時のことを振り返った三崎は「非常にやりづらかった記憶がある。手足も長く、相手の懐になかなか入れなかった」と話している。
クラークの印象については、「いくつか映像資料を観たんですけど、寝技に自信を持っていそうで下になっても攻めていた。スタンでも思い切りのいいパンチとヒザを打ち込んでいてた」と語り、警戒心を強める。
前回の戦極旗揚げ戦では、指の骨折で練習不足のまま試合に臨んでいたと噂される三崎だが、「リング上に上がるまでのコンディションは問題ない。自分は今回も100%でリングで上がるだけ。そして、応援してくれる方が喜んでもらえるような試合をする」と闘志を静かに燃やしていた。
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第三陣〜」
2008年6月8日(日)さいたまスーパーアリーナ
開場16:00 開始17:00
<決定対戦カード>
▼ヘビー級 5分3R
吉田秀彦(吉田道場)
VS
モーリス・スミス(アメリカ/モーリス・スミス・キックボクシングセンター/元WKA世界キックボクシング王者&UFC世界ヘビー級王者)
▼ミドル級 5分3R
三崎和雄(GRABAKA)
VS
ローガン・クラーク(アメリカ/ミネソタ・マーシャルアーツ・アカデミー)
▼ヘビー級 5分3R
藤田和之(藤田事務所)
VS
トラビス・ビュー(アメリカ/エリート・パフォーマンス)
▼ヘビー級 5分3R
チェ・ム・ベ(韓国/チーム・タックル)
VS
マーシオ・“ペジパーノ”・クルーズ(ブラジル/グレイシー・フュージョン)
▼ウェルター級 5分3R
ニック・トンプソン(アメリカ/フリースタイルアカデミー)
VS
マイケル・コスタ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
▼ライトヘビー級 5分3R
高橋和生(日本/フリー)
VS
ファビオ・シウバ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
<出場予定選手>
ドゥエイン・ラドウィック(アメリカ/ハイ・アルティチュード)
ホドリゴ・ダム(ブラジル/アライアンスBJJ)
<チケット料金>
VIP席(専用入場ゲート・特典付き)100,000円
RRS席30,000円
戦極シート(S席・特典付き)17,000円
S席17,000円 A席7,000円
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−3369−2211
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第四陣〜」
2008年8月24日(日)さいたまスーパーアリーナ
開場開始未定
<出場予定選手>
五味隆典(久我山ラスカルジム)
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第五陣〜」
2008年9月28日(日)東京・国立代々木競技場 第一体育館
開場開始未定
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