▲写真左より廣田、光岡、北岡、横田
9月16日(火)都内ホテルにて、11月1日(土)さいたまスーパーアリーナで開催されるワールドビクトリーロード『戦極〜第六陣〜』の記者会見が行われ、今大会で優勝者が決まるライト級GPファイナル2008の組み合わせが発表された。
8月の開幕戦では海外の強豪を迎え撃った日本人選手が全勝し、日本人の強さを見せ付ける形となったライト級GP。準決勝・決勝は日本人選手4名で争われることとなり、組み合わせに注目が集まっていたが、対戦カードは廣田瑞人VS横田一則、光岡映二VS北岡悟に決定した。
会見に出席した國保尊弘広報は、この組み合わせについて「どの選手とどの選手が戦っても面白い。出来れば総当り戦で勝敗を決めたいくらいです。その中で組み合わせを決めるにあたり、勝っても負けてもどちらの選手も光るような組み合わせにしたつもりです」とコメント。
「本当にどちらかが勝つか分からないですし、この4人はいずれはまだどこかで戦うことにもなると思います。今回はその第一歩です。選手たちには優勝すべく頑張ってもらいたい」と選手たちに期待を寄せた。その後は会見に出席した選手がそれぞれコメントを残した。
まず一回戦では優勝候補の呼び声も高かったIFLライト級王者のライアン・シュルツを下した廣田は「優勝はしたいんですけど、まずは準決勝のことだけを考えてやります」と挨拶。
対戦相手となった横田については「この前の試合を見て、際が強いのとスピードがあるなと思いました」と印象を語った上で「自分が勝っていると思うのは気持ちとパンチ力です」と自らの豪腕に自信をのぞかせた。
その廣田と対戦する横田は、怪我の影響で消化不良の終わった開幕戦を振り返り「前回は本当に思わしくない試合をしてしまいました。今回は2試合=5分6R戦えるように、体調を整えて体調を万全にして、試合に臨みたいと思います」と反省の弁。
そして廣田の言葉を反復するように、横田は「廣田選手が言ったことは僕が思っていること通りです。スピードと際の動きは自分の方が上だけど、当て勘とパンチは廣田選手の方が上。僕はそこに気をつけたいです」と廣田の印象を語った。
もう一方のブロックではホドリゴ・ダムに殊勲の一本勝ちを挙げた光岡と、クレイ・フレンチを秒殺した北岡が激突。先に挨拶をした光岡は「準決勝で面白い試合をして、勝ちたいです。そしてマイクアピールは控えめにします」と、自らマイクアピールをダメ出し。
前回の試合後はリング上から長年連れ添った彼女へのプロポーズとも取れるマイクアピールで周囲を驚かせたのだが「あれは別に返事を待ったりしたわけじゃなくて、テンションがハイになって言ってしまいました。とりあえず今言えることは、あの試合が終わってから彼女がやさしくなりました(笑)」と話し、集まった報道陣から笑いを誘いう。
さらに光岡からは「北岡選手は知っての通り、極めが強い選手。そこから逃げられたら勝機があると思います。僕が勝っている部分? パッとは思いつかないな…とりあえず気持ちを盛り上げて、あとは神頼みです」と予想外の神頼み宣言まで飛び出した。
対する北岡は「光岡選手という素晴らしい選手と確実に戦えることをうれしく思います。僕と光岡選手の戦極はUFCやDREAMライト級GPにも負けない試合になります。注目してください!」と力強い挨拶。
光岡のノラリクラリとした発言については「僕もかなり天然なのですが、光岡選手もびっくりするくらい天然な方で、今まで一緒に記者会見に出席する時には何を言ってくれるのか、楽しみにしてました(笑)」と笑ってコメント。
「(光岡は)選手としてそつなく何でもしっかりと出来て体も強い。いい選手だと思います。ご存知の通り、僕は極めが強い選手ですが、次の試合ではそれだけじゃないってことをお見せできると思います」と光岡の神頼み宣言とは対照的な言葉を残している。
今大会はワンデイトーナメント形式のため、準決勝を勝てば、となりのブロックから勝ち上がった選手と戦うことになるのだが、決勝戦の対戦相手について4人は、
「どっちが勝つかはちょっと分からないです。どっちが勝ってもいい勝負がしたい」(廣田)
「僕もどっちが勝つかは分からないです。ただ(光岡と北岡は)二人ともサウスポーなんで、対策は立てやすいかなと思います」(横田)
「僕もみんなと一緒で次の試合のことしか考えてません。準決勝で潰れてもいいというつもりでやります」(光岡)
「あんまり面白いことは言えませんが…どちらかが勝っても素晴らしい選手だと思うので、決勝戦に相応しい試合をしたいと思います」(北岡)と、特定の選手の名前は挙げることはなかった。
会見では廣田=パグ王子、横田=GRABAKAの特殊兵器、光岡=金網の申し子、北岡=絞め技熊将軍と、それぞれ個性的なキャッチコピーで紹介されるなど、キャラのある日本人選手が勝ち残ったライト級GP。このトーナメントを制して五味隆典への挑戦権を掴むのは誰だ?
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第六陣〜」
2008年11月1日(土)さいたまスーパーアリーナ
開場開始未定
<決定対戦カード>
▼ライト級GPシリーズ準決勝戦
北岡悟(パンクラスism)
VS
光岡映二(和術慧舟會RJW)
▼ライト級GPシリーズ準決勝戦
横田一則(GRABAKA)
VS
廣田瑞人(GUTSMAN修斗道場)
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第五陣〜」
2008年9月28日(日)東京・国立代々木競技場 第一体育館
開場13:00 開始15:00
<全対戦カード>
▼メインイベント(第8試合) ライトヘビー級
シャンジ・ヒベイロ(ブラジル/グレイシー・ウマイタ/ユニバーシティ・オブ・ジュウジュツ)
VS
杉浦 貴(プロレスリングNOAH)
▼セミファイナル(第7試合) ヘビー級
ホジャー・グレイシー(ブラジル/ホジャー・グレイシー柔術アカデミー)
VS
トラビス・ビュー(アメリカ/エリート・パフォーマンス)
▼第6試合 ミドル級グランプリシリーズ2008 一回戦
近藤有己(パンクラスism)
VS
佐々木有生(GRABAKA)
▼第5試合 ミドル級グランプリシリーズ2008 一回戦
中村和裕(吉田道場)
VS
ポール・カフーン(イギリス/ゴールデン・グローリーUK/元ケージ・レイジ英国ライトヘビー級王者)
▼第4試合 ミドル級グランプリシリーズ2008 一回戦
ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/アメリカン・トップチーム/2007年Strikeforceミドル級トーナメント優勝)
VS
ローガン・クラーク(アメリカ/ミネソタ・マーシャルアーツ・アカデミー)
▼第3試合 ミドル級グランプリシリーズ2008 一回戦
エヴァンゲリスタ・サイボーグ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
VS
シアー・バハドゥルザダ(アフガニスタン/ゴールデン・グローリー)
▼第2試合 ライト級
國奥麒樹真(フリー)
VS
クォン・アソル(韓国/スピリットMC)
▼第1試合 ライト級
ライアン・シュルツ(アメリカ/チーム・クエスト/IFL世界ライト級王者)
VS
ジョルジ・マスヴィダル(アメリカ/アメリカン・トップチーム)
<チケット料金>
VIP席(専用入場ゲート・特典付き)100,000円
RRS席30,000円
戦極シート(S席)17,000円
S席17,000円 A席7,000円
※全席指定・消費税込
<チケット販売所>
イープラス=http://eplus.jp/sengoku/
電子チケットぴあ=TEL:0570-02-9999(Pコード:812-235)、http://pia.jp/t/
ローソンチケット=TEL:0570-084-003(Lコード:37018)、http://l-tike.com/
CNプレイガイド=TEL:0570-08-9999、http://www.cnplayguide.com/
ドン・キホーテ=全国のドン・キホーテ店舗
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−3369−2211
戦極 テレビ東京放送スケジュール
●「最強格闘技・戦極 スペシャル」
2008年9月27日(土)13:00〜13:55
●「戦極G!」
2008年10月5日(日)よりスタート
毎週日曜日 24:35〜25:00
10月5日=五味隆典特集、ミドル級GP2008FINAL 組み合わせ
10月12日=北岡悟VS光岡映二特集
10月19日=横田一則VS廣田瑞人特集
10月26日=ライト級・ミドル級GPFINAL 決戦直前特集
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