▲一夜明け会見に出席した選手たち。中央がミドル級GPを制したゲガール・ムサシ
9月24日(水)都内ホテルにて、『DREAM.6 ミドル級GP2008 決勝戦』の一夜明け会見が行われた。会見には笹原圭一イベントプロデューサー、ミドル級GPで優勝し、初代ミドル級王者となったゲガール・ムサシ(オランダ)、ワンマッチに勝利した日本人選手が出席した。
GPでは大方の予想を覆し、デニス・カーン、ユン・ドンシク、メルヴィン・マヌーフ、ホナウド・ジャカレイといった強豪選手を次々と撃破して優勝を果たしたムサシ。
まだ23歳になったばかりの若武者ムサシは「ベルトを獲ることが出来て幸せ。多くのタフなファイターがいる中で、強い選手を倒してチャンピオンになれたことを光栄に思う」と静かに挨拶。
しかし防衛戦で戦いたい相手を質問されると、ムサシは「皆さんが見たいと思っているのは自分と秋山選手の試合でしょう。彼はトーナメントに参加していないので」と秋山成勲(フリー)を逆指名。
秋山からは「ゆっくり考えます」という回答しか得られなかったが、もしムサシVS秋山が実現すれば、こちらも興味深いカードになりそうだ。以下、笹原EP、その他の会見出席者のコメント。
●笹原EP
「ミドル級GPで優勝したムサシ選手、おつかれさまでした。ムサシ選手は実力もそうですが、運にも恵まれていたし、胸を張っていい優勝だったと思います。私は個人的にムサシ選手のことは、若くて実力もあり、注目していました。
今はチャンピオンに相応しい選手だと思いますし、DREAMを引っ張る存在になって欲しいと思います。これから防衛戦を戦っていくことになると思いますが、ムサシ選手には強い選手を当てて、チャンピオンでも守りに入らない一本を狙っていく姿勢でいて欲しいと思います。
船木選手は試合後のマイクで言葉が詰まり、そこで出てきた『ありがとうございました』という言葉に色々な想いが秘められていたと思います。見るものの心を揺さぶる試合でした。船木選手には年末、未来に向けて、船木選手にしかできないカードをやってもらいたいです。
秋山選手は完勝で言うことのない試合、実力差があったと思います。視聴率が平均で9.0%、瞬間最高視聴率が13.4%だったんですが、これが秋山選手の試合でした。それだけ全試合の中でも注目を集めていたと思います。
青木選手は急なオファーだったにも関わらず完勝でした。相手も決して弱い選手じゃないのですが、青木選手があっさり勝ってしまったように見えたと思います。ああいった勝ち方ができるのは、青木選手の普段の練習、節制の賜物だと思いました。
マッハ選手は久しぶりのDREAMでの試合でしたが、弘中選手を寄せ付けませんでした。見た目では競っていたようにも見えましたが、試合を動かしていたのはマッハ選手だったと思います。ウェルター級は層が薄いのですが、マッハ選手にはグイグイと引っ張っていってもらいたいと思います。
山本篤選手は所選手の野望を打ち砕きました。実績では所選手の方が上だったのですが、蓋を開けてみると山本選手が素晴らしいポテンシャルと実力を発揮しました。私は大舞台で大化けするんじゃないかと思っています。
K太郎選手には個人的に期待しています。70kgは選手も多いですが、そこに割って入っていける実力はあると思いますし、台風の目になってもらえればと。ライト級にK太郎ここにありという試合をして欲しいです」
●山本 篤
「とりあえず試合に勝ててホッとしています。(KIDからは)『篤、やったな』と言われ、喜んでくれていました。(今後の目標は?)何人かやりたい選手がいるんで、これから考えます」
●中村K太郎
「確実に放送されない試合をしてしまいました。次からは内容のある試合を心がけたいと思います」
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