3月2日(月)神奈川・横須賀市にある神奈川県立横須賀明光高等学校にて、3月20日(金・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催されるWVR主催『戦極〜第七陣〜』の戦極フェザー級グランプリ2009開幕戦に出場する山田哲也(しんわトータルコンバット/チームZST)が囲み取材を行った。
この日、無事に卒業式を終えたばかりの山田は「やっと卒業できたなという感じです。少しウルっときました」とほっと胸をなでおろす。
中学の時に柔道から総合格闘技の扉を叩いた山田は、高校2年でZST本戦への登竜門『SWAT!』に出場。定期的に大会に出場し、快進撃を続け“スーパー高校生”として注目を集める。昨年11月にはリトアニアの『MMA
BUSHIDO HERO'S 2008』に出場し、完全アウェーの中ドローに持ち込む大健闘を見せた。
「学業と格闘技の両立は若干問題がありましたね」と学生生活を振り返る山田。「格闘技に夢中になってしまって、学校の出席日数が危なかったですね。卒業成績は5段階評価で2ばっかりで3が少しありました(苦笑)。運動が得意でしたけど、出席日数が問題で……これも2でした」(山田)
卒業式の途中では、学生一同が揃う前で壇上に立ち、戦極出陣を紹介されるというサプライズもあったという。
「マイクなしで1番後ろの人に聞こえるように大きな声で『戦極に出ることになりました。勝つので応援してください』とアピールしました。みんなの反応は確認してないのでわからないです(笑)」
大舞台に出ることで、学内では有名人となった山田だが、「サインはごく一部の後輩から求められました(笑)。学生服の第2ボタンを欲しいという女性は今のところいませんね」とちょっと残念そうな表情を見せるも、「先生からは『くじけないでがんばれ』、友達からは『お前なら大丈夫だ!』と言われました」と大会出場へのエールを送られ、励みになったようだ。
卒業前には5人の友達と二泊三日の卒業旅行で茨城と栃木に行ったという山田。そこでは観光地には行くことなく、イチゴ狩りや食べ歩きがほとんどだったようだ。「ずっと練習付けの毎日だったので、精神的な療養になりましたね」
今後は所属するチームが経営する福祉施設の仕事をしながら、介護ヘルパーの資格所得を目指し、プロ格闘家との両立をめざす。
戦極まであと18日と迫ってきたが、初のパウンドルーへの対策もバッチリ。「ZSTの選手らしく動き回ります。勝つときにはKOもしくは一本します」と意気込みを語った。
グランプリメンバーは残すところ、あと一人の発表を待つだけとなったが、「ケージの試合をみるのが好きなので、金網系の外国人選手二人が気になりますね。優勝候補の日沖選手にも興味ありますね」とした。
クラスメイトからは「頑張れ! てっちゃん」と同級生や後輩から送り出された山田。“スーパー高校生”を卒業した“日本格闘技界期待の新鋭”は大舞台でどういった姿を見せてくれるのだろうか。
●山田哲也の同級生・杉本美香さん(写真右、中央)のコメント
「てっちゃんとは、体育の授業が同じでサッカーやフリスビーを一緒にやっていました。学校ではマイペースでほとんど目立たない人です(笑)。試合の映像はYouTubeで観たことがあり、試合になるとかっこいいですよね。そのギャップがいいです。ぜひ戦極で活躍してほしいと思います」
●山田哲也の担任・三浦ひろ美さんのコメント
「山田くんはやると決めたことはしっかりやる性格でした。周りから柔道が強いとは随分前から聞いていましたよ。リトアニアに行った話も耳に入りましたね。福祉系の進路に関するレポートを出してもらったんですけど、よく書けていたと思います。卒業してからも頑張って欲しいと思います」
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第七陣〜」
2009年3月20日(金・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館
開場15:00 開始17:00
<決定対戦カード>
▼戦極ライトヘビー級ワンマッチ
川村 亮(パンクラスism/第4代ライトヘビー級キング・オブ・パンクラシスト)
VS
キング・モー(アメリカ/Kingdom of Mayhem)
<出場決定選手>
▼戦極フェザー級グランプリ2009開幕戦
日沖 発(ALIVE/修斗世界ライト級3位・世界TKOフェザー級王者)
金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)
山田哲也(しんわトータルコンバット/チームZST)
小見川道大(吉田道場)
石渡伸太郎(GUTSMAN・修斗道場)
川原誠也(パンクラスP’sLAB横浜)
門脇英基(和術慧舟會東京本部・第7代修斗世界ライト級王者)
ナム・ファン(ベトナム/Ma Duアカデミー)
マット・ジャガース(アメリカ/Team Wolfpack)
L.C.デイビス(アメリカ/アメリカン柔術アカデミー)
マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン/第2代キング・オブ・パンクラシスト)
ロニー・牛若(イギリス/チーム・トロージャン)
クリス・マニュエル(アメリカ/アメリカン・トップチーム)
ニック・デニス(カナダ/Ronin MMA)
ジョン・チャンソン(韓国/CMA KOREA/KTT)
<チケット料金>
VIP席(最前列)70,000円(専用入場ゲート・特典付き)
VIP席50,000円(専用入場ゲート・特典付き)
RRS席25,000円
戦極シート(SS席)17,000円(特典付き)
SS席17,000円 S席12,000円 A席7,000円
<チケット発売場所>
イープラス
http://eplus.jp/sengoku/(PC&携帯)
【一般受付】〜3月10日(火)17:59
【当日引換】3月10日(火)18:00〜3月19日(木)18:00
電子チケットぴあ
電話 0570−02−9999(Pコード:813−454)
店頭 チケットぴあ店頭
インターネット http://pia.jp/t
コンビニエンスストア ファミリーマート、サークルK、サンクス
ローソンチケット
電話 0570−084−003(Lコード:33403)
店頭 全国ローソン店頭Loppi
インターネット http://l-tike.com/
CNプレイガイド
電話 0570−08−9999(10:00〜18:00)
店頭 am/pm、CNステーション
インターネット http://www.cnplayguide.com/
ドン・キホーテ
※一部取り扱いのない店舗があります
※受付時間は店舗により異なります
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード 03−5381−7108
●戦極2009年度スケジュール
3月20日(金・祝)『戦極〜第七陣〜』東京・国立代々木競技場第二体育館:フェザー級GP一回戦
5月2日(土)『戦極〜第八陣〜』(国立代々木競技場 代々木第二体育館):フェザー級GP二回戦
8月2日(日)『戦極〜第九陣〜』(さいたまスーパーアリーナ):フェザー級GP準決勝、決勝
※9月、10月、11月に都内近郊で1大会ずつ開催予定。
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