WBA世界フライ級タイトルマッチがいよいよ明日に迫った。9月24日(金)は調印式、計量が行われ、両者はいよいよ本番モードだ。
→計量後にポーズをとる大毅(右)と坂田。中央は立会人のキム氏
調印式では「自分の力を出せればいい。KOできると思うけど」(王者・亀田大毅)「苦しい試合になると思いますが、勝つのは自分と信じて戦う」(挑戦者・坂田健史)とコメント。7月末の発表会見以来となる顔合わせだが相手の印象をあらためて「普通」(大毅)「特に何も変わらない」(坂田)と語った。
因縁がクローズアップされる今回の一戦。会見でプロモーターの金平桂一郎・協栄ジム会長が「ライセンス停止中の五十嵐・亀田ジム前会長が(立会人の)アラン・キムさんとホテルで接触していたと聞いたが」と亀田側に問いただす一幕も。亀田側によると、トレーナーをホテルに送った五十嵐氏が知人であるキム氏と話しただけだと“あらぬ疑い”を否定。キム氏本人も「プライベート」と説明したが、誤解を招く行動ではあった。
会見後に行われた計量は、大毅、坂田ともにリミット50.8kgでクリア。体温、脈拍、血圧も異常なしと診断された。「いままでにないコンディションをつくれた」と坂田が言う一方で大毅は「減量(の影響)は正直あると思うよ。でもそんなこと言うてられへん」と減量の苦しさを主張していた。
明日の試合のオフィシャル構成は以下のとおり。グローブはメキシコ・レイジェス社製8オンスが使用される。
レフェリー=スタンリー・クリストドーロー(南ア)/ジャッジ=アルフレド・ポランコ(メキシコ)、ラーセン・オウムガー(オランダ)、柳完洙(韓)/立会人=アラン・キム(韓)
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