▲元WPMF世界ライト級王者の増田(左)がWBCムエタイ世界タイトルマッチ
11月4日(金・現地時間)WBCボクシングとWBCムエタイの世界タイトルマッチが、タイ・バンコクのナショナルスタジアムで開催される。そのうち、日本人が出場する世界タイトルマッチが3試合行われる。ボクシングとムエタイの世界タイトルマッチが、同イベント内で行われるのは世界的に見ても珍しい。
メインイベントは前WBA世界スーパーフライ級チャンピオンの名城信男(六島ジム)が、WBC世界スーパーフライ級チャンピオンのスリヤン・ポー.チョークチャイ(タイ)に挑戦する世界タイトルマッチ。スリヤンは、今年8月19日にトーマス・ロハス(メキシコ)を判定に下し、悲願の世界チャンピオンとなった。名城は今年2月5日にロハスに挑戦し、敗れている。
一方、WBCムエタイの世界タイトルマッチにも2人の日本人が出場する。
WBCムエタイ世界ライト級王座決定戦は、同級13位の増田博正(スクランブル渋谷)が、ムエタイ界のスーパースターであるジョムトーン・チューワッタナ(タイ)を相手に戦う。ジョムトーンはWBCムエタイ・スーパーフェザー級現役チャンピオンで、一階級上げてライト級の王座を狙う。勝てばWBCムエタイでは、フェザー級、スーパーフェザー級に続いて3階級制覇となる。
当初は、10月2日に世界ランカー同士の対決となったWBCムエタイ日本タイトルマッチで、増田に勝った羅紗陀(キング)に試合のオファーが来たが、1試合で負傷したため辞退。代理選手として世界ランキングに入っている増田に白羽の矢が立った。
もう一試合は、WBCムエタイ・スーパーバンタム級インターナショナルチャンピオンの国崇(拳之会)が、WBCムエタイ世界同級王座決定戦に出場する。対戦相手は、タイのカイムックダム・チューワッタナ。カイムックダムはスーパーバンタム級のトップ選手で、今年7月にはラジャダムナンスタジアム認定同級チャンピオンのシリモンコン・PKステレオに判定勝ちをおさめた。
試合会場は、バンコク中心部の有名ショッピングセンター、マーブンクローン横のナショナルスタジアム。市内電車(BTS)のナショナルスタジム駅で降りて、すぐの場所にある。入場料は一律2,000バーツ(約5,000円)だという。
2011年11月14日(金・現地時間)バンコク・ナショナルスタジアム
<主な対戦カード>
▼WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ 3分12R
スリヤン・ポー.チョークチャイ(タイ/王者)
vs
名城信男(六島ジム/前WBA世界スーパーフライ級王者/挑戦者)
▼WBCムエタイ世界ライト級王座決定戦 3分5R
ジョムトーン・チューワッタナ(タイ/WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者)
vs
増田博正(スクランブル渋谷/同級13位)
▼WBCムエタイ世界スーパーバンタム級王座決定戦 3分5R
カイムックダム・チューワッタナ(タイ/WBCムエタイ世界バンタム級4位)
vs
国崇(拳之会/同級10位、同級インターナショナル王者)
※その他、ボクシングでWBCアジア・スーパーフライ級タイトルマッチ、WBCアジア・バンタム級タイトルマッチ、WBCアジア・スーパーフェザー級タイトルマッチ。ムエタイでWBCムエタイ世界スーパーライト級王座決定戦、WBCムエタイ世界ミニマム級タイトルマッチあり。
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