7月24日(月)東京・六本木にあるK-1オフィシャルジムで、桜庭和志(フリー)が公開練習を行った。桜庭は8月5日(土)東京・有明コロシアムにて開催されるTBS『HERO'S2006』ミドル級トーナメント1回戦で、ケスタティス・スミルノヴァス(リトアニア)と対戦する。
シュートボクセ・アカデミーでの練習を終え、19日にブラジルから帰国したという桜庭。帰国後はブラジルと日本の気候の違いからか、軽い風邪を引いてしまい、数日間は休養にあて、この日から本格的な練習再開となった。
ブラジルではマウリシオ・ショーグンを始め、有名無名に関わらず、強豪選手たちと汗を流した。午前中・夕方・夜と一日に三部練、シュートボクセ名物のヘッドギアなしのガチンコスパーリングも行い、「普通に殴り合ってましたよ」と現地でのトレーニングを振り返る。
またシュートボクセには柔術の黒帯選手も多数在籍するため、打撃がメインの練習メニューだったものの、「寝技でも、足首の使い方だったり、目に見えないような細かい技術を教わりました」と、寝技のテクニックにもさらに磨きがかかった様子。自身初となる道衣を着ての練習も行い、「滑ったり、滑らなかったり。裸の時とは違う別の技を体験しました」という。記者からは「道衣は着て戦うんですか?」との質問も挙がったが、「どっちでもいいです」と苦笑いの桜庭であった。
今大会は85kg以下級のライトヘビー級トーナメントということで、桜庭にとっては本来のナチュラルウエイトに近い状態で戦うことが出来る。
「今の方が体重が軽くなって動ける感じがするけど、重い時には重い時でいい部分もある。どっちでもいいです」という桜庭だが、これまではPRIDEミドル級リミットの93kgに体重を合わせるために「一日5,6食。大盛りに一品プラスしたり、食事の時間を空けないようにして、寝る前にもご飯を食べてました」と、無理に増量していた感は否めない。
一番重かった時期で93,4kgあった体重は88kgまで落ち、「普通に練習して普通にご飯を食べていれば自然に(85kgまでは)落ちると思います」という言葉通り、HERO'Sライトヘビー級では桜庭本来のパフォーマンスが見られことになりそうだ。
そして体重ともう一つ、PRIDEとHERO'Sの大きな違いは、サッカーボールキック、踏みつけ、4点ポジションでのヒザ蹴りの有無だ。体重同様に桜庭にとってルールの違いは、有利に働くと予想される。
しかし「間違って蹴飛ばしちゃったらごめんなさい」と、意外にもこれらの技をやりたい様子の桜庭。もちろんルール上は反則となるのだが、「知ってましたけどシュートボクセではずっと(踏み付けやサッカーボールキックを)練習してました」という。
「どちらかが圧倒的に攻めてる判定勝ちだったら納得できるけど、微妙な判定だったら白黒はっきり決着をつけたい」という理由で、無制限ラウンドを希望している桜庭だが、「反則負けになるかもしれないけど、顔面蹴飛ばして白黒はっきりつくんだったらいいんじゃないですか?」という仰天発言まで飛び出した。
事実、この日行われた3分3Rのスパーリングでも、相手を務めた豊永稔の顔面を踏みつけ、ヒザ蹴りを入れるなど、反則技のオンパレード。2R目以降は通常の動きになったものの、桜庭は「今はサッカーボールキックや踏みつけをやるのが当たり前」と話しており、まさかまさかのHERO'Sデビュー戦での反則負けの可能性もありうるのか!?
試合前の調整については、来週頭までは思いきり練習する予定で、「体の疲労と相談して、次の日の練習に集中できるように調整します」と話し、練習場所に関しては幾つかのジムを転々とするとのこと。気になる入場パフォーマンスについては「うっすら考えてますよ」とだけ話し、明言は避けた。
記者との質疑応答の最後に出た「PRIDEとHERO'Sの両方を盛り上げたいという気持ちは変わりませんか?」という質問に「変わりません」と力強く答えた桜庭。そんな桜庭のHERO'Sデビュー戦まで2週間を切った。
TBS
「HERO'S 2006」
2006年8月5日(土)東京・有明コロシアム
開場14:30 開始16:00(予定)
<決定対戦カード>
▼ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント 1回戦
桜庭和志(日本/フリー)
VS
ケスタティス・スミルノヴァス(リトアニア/リングスリトアニア)
▼ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント 1回戦
メルビン・マヌーフ(オランダ/ショータイム)
VS
カーロス・ニュートン(カナダ/カナディアン/ウォーリアーMMA)
▼ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント 1回戦
大山峻護(日本/フリー)
VS
ホドリゴ・グレイシー(ブラジル/チーム ホイス・グレイシー)
▼ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント 1回戦
秋山成勲(日本/フリー)
VS
金 泰泳(日本/正道会館)
<出場予定選手>
ドン・フライ(アメリカ/フリー)
キム・ミンス(韓国/リングスコリア)
<チケット料金>
SRS席23,000円 S席13,000円
KID応援シート(S席特典付き)13,000円
秋山成勲応援シート(S席特典付き)13,000円
宇野薫応援シート(S席特典付き)13,000円
A席6,000円
<チケット販売所>
HERO'Sオフィシャルサイト=http://www.hero-s.com
FEGオフィシャルサイト=http://www.feg-jp.com
K-1 PREMIUM FAN CLUB会員専用=http://www.e-fanclub.com/k1/0805herosmsslho/
i-mode K-1オフィシャルサイト
Voda fone live! K-1オフィシャルサイト
EZ web K-1オフィシャルサイト
チケットぴあ=0570-02-9999
ローソンチケット=0570-084-003[Lコード:35555]
CNプレイガイド=0570-08-9999
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