2月10日(日)東京・世田谷の梅丘にて行われた梅丘商店街振興組合が主催する『梅・夢フェスタ』に、吉田道場がイベント参加した。これは道場の所在する地域のイベントを道場生とともに盛り上げ、吉田道場の理念である“地域振興・貢献”を実現することが目的だ。梅丘には吉田道場の第一号道場がある。
イベントには吉田秀彦、瀧本誠、中村和裕、小見川道大、村田龍一ら師範が参加。道場生の子供たちと一緒に小田急線梅ヶ丘駅の南口駅前広場で餅つきを行い、先着300名に大福を無料配布した。
餅つき後には道場へ戻り、つきたての餅を道場生の子供たちと一緒にたいらげた吉田は、いよいよ旗揚げまで1ヵ月を切った、3月5日(水)東京・国立代々木競技場第1体育館で開催されるワールドビクトリーロード主催『戦極−SENGOKU−』についての囲み取材を行った。
餅つきをしたのは「何十年ぶりか」とのことで「けっこう疲れました」と吉田。餅つきのフォームは「腰を入れないといけないので、背負い投げの動きに似ている」と、トレーニングの一環になった(?)ようだ。
記者たちの質問は、対戦するジョシュ・バーネットが“柔道VSキャッチレスリング”というテーマをぶち上げたため、吉田が柔道衣を着るのか着ないのか、という点に集中した。吉田は「あいつ、余計なことを言ってくれたなぁ。なんか着ないといけないような雰囲気になっているし、皆さんも着て闘って欲しいという感じですね」と苦笑。
「道衣を着るか着ないかは一番の悩みですね。着てやらないと僕らしくないし…。正直、下だけでも脱ぎたいですね。ジョシュは足とか極めにくるから、道衣下を履いていたら滑らないから抜けなくなってしまう。でも、上だけ着てても柔道にならないんで…うーん……」と、やはりギリギリまで考えるという。
また、“3月5日”という日は奇しくも大正10年、東京・九段の靖国神社境内相撲場において、プロレスラーのアド・サンテルが講道館に叩き付けた挑戦状を4人の柔道家が受けて立ち、日本初のプロレスVS柔道が行われた日でもある。吉田とプロレスラーを標榜するジョシュの闘いがこの日に行われるのは、因縁を感じるところだが…。
それを記者から伝え聞いた吉田は「そうなんですか? 僕は知らなかった」と奇妙な符号にビックリ。しかし、柔道家が不利だったという内容を聞いて「ヤバイじゃないですか…マズイな……」とさらに吉田の不安を煽り立てることとなってしまった。
それでも吉田は「今日の餅のような粘り強さを、3月5日の粘りに繋げたい」と豪快に笑って締め括った。
株式会社ワールドビクトリーロード
「戦極−SENGOKU−」
2008年3月5日(水)東京・国立代々木競技場第1体育館
開場17:00 開始18:00
<決定対戦カード>
▼メインイベント
吉田秀彦(吉田道場)
VS
ジョシュ・バーネット(フリー/第10代無差別級キング・オブ・パンクラシスト・第7代UFCヘビー級王者・PRIDE
GP 2006 無差別級トーナメント 準優勝)
菊田早苗(GRABAKA)
VS
フィル・バローニ(アメリカ/アメリカン・キックボクシング・アカデミー)
三崎和雄(GRABAKA/PRIDEウェルター級GP2006覇者)
VS
シアー・バハドゥルザダ(アフガニスタン/ゴールデン・グローリー/第5代修斗世界ライトヘビー級王者)
瀧本 誠(吉田道場/シドニー五輪柔道81Kg級金メダリスト)
VS
エヴァンゲリスタ・サイボーグ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
<出場決定選手>
五味隆典(久我山ラスカルジム)
川村 亮(パンクラスism)
<チケット料金>
VIP席100,000円(特典:専用入場ゲート・グッズ付) RRS席30,000円
戦極シート(S席)17,000円(特典:専用入場ゲート・グッズ付)
S席 17,000円 A席 7,000円
※全席指定・消費税込
<チケット販売所>
イープラス=http://eplus.jp/battle/
チケットぴあ=0570-02-9999(Pコード809-927)
ローソンチケット=0570-084-003(Lコード:38462)
CNプレイガイド=0570-08-9999(※発売初日特電:0570-08-9922)
<問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03-3369-2211
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