6月10日(水)東京・赤坂サカスSacas広場にて、7月13日(月)東京・日本武道館で開催されるFEG『K-1
WORLD MAX 2009 World Championship Tournament FINAL8』の公開記者会見が行われ、引退試合第1弾を行う魔裟斗(シルバーウルフ)の対戦相手が川尻達也(T-BLLOD)に決定したことが発表された。
会見にはまずFEG・谷川貞治代表取締役が登場し、「今年魔裟斗選手と話し合って魔裟斗選手自身は“最強のまま引退したい”ということで、今年で引退することになりました。引退は12月31日大晦日のDynamite!!、そしてその前に、『K-1WORLDMAXのリングの中でもう一試合をしたい』ということなので今回MAXでは最後の試合になります」と魔裟斗の引退ロードについて説明。
「魔裟斗選手と相談して、Dynamite!!では今行われているMAXトーナメント優勝者と、7月のカードは『谷川さんとファンの人に任せます。誰でもいいです』と言われました。そこでFEGや各媒体でアンケートをとった結果、もう何人か魔裟斗選手に当てたい選手がいるのですが、7月はこの選手に決まりました」と、ここで谷川代表が呼び込んで姿を表したのは川尻! 続いて魔裟斗が登場したため、集まったファンは大興奮。
先にマイクを握った川尻は「みなさん、こんにちわ。一格闘家としてK-1MAXのチャンピオンである魔裟斗選手と闘えることを興奮しています。でもこの対戦相手が決まって、“何で川尻なんだ?”“川尻が勝てるわけないだろう”と思っているファンはたくさんいると思います。でもちょっと思い出して欲しいんですけど、半年前のDynamite!!でも試合が決まったときの周りの反応も(今回と)一緒でした。試合が終わったあと、周りの反応がどう変わったかも皆さんは知っていると思います。もちろん(魔裟斗は)K-1ルールのチャンピオンなのでK-1ルールでは正直実力差はかなりあると思います。それでもオレは前に出ます。オレの拳にはMMAファンの、そしてDREAMファンの思いが詰まってます。その拳を魔裟斗選手に思いっきりぶつけたいと思います」と熱い思いを語る。
それを受けて魔裟斗は「本当に打ち合ってくれるの?」と川尻を睨みつけると、川尻は「もちろん足止めてノーガードで打ち合いましょう」と応戦。ここからお互いにヒートアップし、「あっそ! あっそ! 3分持つ?」(魔裟斗)、「どっちが勝つとしても3分持たないんじゃないですか?」(川尻)、「本当にノーガードで打ち合うんだったらみんな見逃さない方がいいよ。あっという間に終わっちゃうよ。オレ今めちゃくちゃ強いよ。前よりもパワーがあるから。よろしく」(魔裟斗)。
魔裟斗の対戦相手が川尻に決定したことについて、谷川代表は「FEGでの投票での結果、川尻選手と五味選手の二人が圧倒的に多かったです。ほとんど僅差で、他のサイトではKID選手が多かったところもありました。私自身はこの3人のうちの誰かが(魔裟斗の相手として)ふさわしいと思っていました。その他にも、K-1MAXで魔裟斗選手といい試合をした佐藤嘉洋選手や小比類巻選手のことも頭にありましたが、勝ち進んで(魔裟斗との対戦権を)勝ち取ってほしかったという思いはあります。前回佐藤選手が負けたのは残念で、小比類巻選手もまだケガが治っていません。
この状況の中で、ジャンルは違うけれど登りつめたのは川尻選手でした。昨年の大晦日でも武田選手が勝つと思っていましたけど、武田選手を撃破し、強敵のカルバンと打ち合ってこの壁を超えたのは大きかったです。DREAMをこれだけ支えているので川尻選手が一番いいと思った次第です」と説明していると、途中で「オレと武田選手は全然違うから! マジで違うから!」と魔裟斗が再びマイクを握り、武田とオレは強さの次元が違うとばかりにアピールする場面も見られた。
引退試合を前に、魔裟斗は頭を坊主頭にする気合の入れよう。谷川代表も「3週間前に頭を丸めて頑張っていると聞いていたんですけど、非常に気合が入っていて『明日にでも試合がしたい』という意気込みでした。凄くドキドキワクワクした試合、僕の大好きな他流試合が見られると思います。期待してください」と両選手の好試合を期待するコメントを残した。
※記者との質疑応答に続く。
FEG
「K-1 WORLD MAX 2009
World Championship Tournament FINAL8」
2009年7月13日(月)東京・日本武道館
開場17:00 開始18:00
<追加対戦カード>
▼スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R
魔裟斗(シルバーウルフ/2003・2008世界王者)
VS
川尻達也(T-BLOOD/第8代修斗世界ウェルター級王者)
<決定対戦カード>
▼世界トーナメントFINAL8 3分3R延長1R
ドラゴ(アルメニア/ショータイム)
VS
山本優弥(全日本キックボクシング連盟/青春塾/2009年日本準優勝)
▼世界トーナメントFINAL8 3分3R延長1R
ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア/サトリ・グラディエートリイウム・ネメシス)
VS
アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ/2002年世界王者)
▼世界トーナメントFINAL8 3分3R延長1R
アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテンオデッサ)
VS
アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング オランダ/2005&2007年世界王者)
▼世界トーナメントFINAL8 3分3R延長1R
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム/2004&2006年世界王者)
VS
ニキー“ザ・ナチュラル”ホルツケン(オランダ/ゴールデングローリージム)
<チケット料金>
SRS席 25,000円/SS席 15,000円/S席 10,000円/A席 6,000円
魔裟斗応援シート 15,000円(特典付き)
<チケット発売場所>
チケットぴあ 0570−02−9999
ローソンチケット 0570−084−003(Lコード:33000)
CNプレイガイド 0570−08−9999
キョードー東京 03−3498−9999
イープラス=http://eplus.jp
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可
<お問い合わせ>
チケットに関するお問い合わせ
キョードー東京 03−3498−9999
大会に関するお問い合わせ
FEG 03−3796−5060
FEG
「K-1 WORLD MAX 2009
World Championship Tournament FINAL」
2009年10月上旬 神奈川・横浜アリーナ
開場・開始時間未定
▼世界トーナメント準決勝 3分3R延長1R
ドラゴVS山本優弥の勝者
VS
ジョルジオ・ペトロシアンVSアルバート・クラウスの勝者
▼世界トーナメント準決勝 3分3R延長1R
アルトゥール・キシェンコVSアンディ・サワーの勝者
VS
ブアカーオ・ポー.プラムックVSニキー“ザ・ナチュラル”ホルツケンの勝者
▼世界トーナメント決勝戦 3分3R延長2R
準決勝の勝者
VS
準決勝の勝者
●K-1 WORLD MAX2009年間日程
7月13日(月)東京・日本武道館 FINAL8
10月上旬 横浜アリーナ FINAL
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