6月24日（水）都内ホテルにて記者会見が行われ、8月2日（日）さいたまスーパーアリーナで開催される『戦極〜第九陣〜』の追加対戦カードが発表された。 戦極ライト級チャンピオンシップが行われる今大会。同じライト級のワンマッチで対戦が決まったのは光岡映二（フリー）とクレイ・フレンチ（アメリカ）。共に戦極ライト級GP2008では王者・北岡悟に敗れており、この試合に勝てば次のタイトル戦線に絡むことになるであろう重要な一戦だ。 会見に出席した國保尊弘WVR代表取締役も「光岡選手は北岡選手に一本負けし、その後はセルゲイ・ゴリアエフ選手に一本勝ちしました。このフレンチ戦は次期チャンピオンシップ挑戦者につながるカードです。この試合の勝者、横田一則選手、さらに強豪外国人選手も用意しています。 この三つ巴、四つ巴の中で挑戦者が決まることになると思います。光岡選手にとってもフレンチ選手にとっても進退をかけた一戦になると思います」とこの試合の位置づけを語る。 1月のゴリアエフ戦後、それまで所属していた和術慧舟會から独立して、フリーの身になった光岡。今回はフリー転向後第一戦でもあり「前回の試合から練習環境が一変しましたが、いい練習が出来ています。フレンチ選手も僕と同じレスリングの出身で、凌ぎ合いになると思います。負けられない試合ですが、面白い試合をします」と意気込みを語る。  先日の記者会見では吉田道場やロータス
パラエストラ世田谷で練習していることを明かした光岡。
→会見後の写真撮影では中尾KISSばりの（？）投げキッスを見せる光岡。
さらにフリー転向後は和田良覚トレーナーの下でウエイトトレーニングに励んでおり、「もともとウエイトトレーニングが好きではなくて、慧舟會では自重トレーニングが多かったんですね。でも今の練習ではそれがなくなったので、和田さんの下でウエイトトレーニングをやってみようと思いました」とフィジカル面も強化。 「実際にウエイトを始めてからは飛躍的に瞬発力やパワーがつきました。スパーリングをしていてもそれが分かりますね。周りの人に背中がデカくなったねと言われます。朝日昇さんに『海ガメみたいだな』と言われたのはショックでしたけど（苦笑）。体重も最高で84kgくらいまで増えました。減量は大変ですけど、まだ1カ月あるので大丈夫だと思います」と確実にその成果は出ているようだ。 対戦相手のフレンチは光岡がMMAデビューを飾ったKOTC（キング・オブ・ザ・ケージ）のベルトを巻いていた選手。光岡は過去に同じくKOTCのチャンピオンでもあったタクミにも勝利したことがあり「2人の元チャンピオンと戦うことになったんだなと思いました」と話す。 國保取締役からは「進退をかけた一戦になる」という言葉もあったが「自分は毎回負けたら終わりのつもりでやっています。それでここまで勝ち進んできたというか。北岡選手には負けてしまいましたけど、その後すぐに試合をしたいと思っていて、そこは見ているお客さんや國保さんが判断する部分だと思うんですよ。負けてもいい試合が出来たらいいと思っているんで」と光岡。 この試合の勝者はタイトル戦線に大きく近づくとされているが光岡は「今思い出すと1月の試合前にも同じ事を言われたんですが、特に何もなかったんで（苦笑）、僕は1試合1試合頑張るだけです」と自分の姿勢を貫いた。
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第九陣〜」
2009年8月2日（日）さいたまスーパーアリーナ
開場14：00 開始16：00
＜追加対戦カード＞
▼戦極ヘビー級ワンマッチ 5分3R
中尾“KISS”芳広（TEAM TACKLER）
VS
チェ・ムベ（韓国/チーム・タックル）
▼戦極ライト級ワンマッチ 5分3R
光岡映二（フリー）
VS
クレイ・フレンチ（アメリカ/HIT Squad）
＜決定対戦カード＞ ▼戦極ライト級チャンピオンシップ 5分5R
北岡 悟（パンクラスism/戦極初代ライト級王者）
VS
廣田瑞人（GUTSMAN・修斗道場） ▼戦極フェザー級グランプリ2009 準決勝 5分3R
日沖 発（ALIVE/修斗世界ライト級3位・TKO世界フェザー級王者）
VS
金原正徳（パラエストラ八王子/チームZST） ▼戦極フェザー級グランプリ2009 準決勝 5分3R
小見川道大（吉田道場/日本国際柔道大会66kg級優勝）
VS
マルロン・サンドロ（ブラジル/ノヴァウニオン/第2代フェザー級キング・オブ・パンクラシスト） ▼戦極フェザー級グランプリ2009 決勝
日沖×金原の勝者
VS
小見川×サンドロの勝者 ▼戦極ミドル級チャンピオンシップ挑戦者決定戦 5分3R
三崎和雄（GRABAKA）
VS
中村和裕（吉田道場）
▼戦極ヘビー級ワンマッチ 5分3R
藤田和之（藤田事務所）
VS
ブラゴイ・アレクサンドル・イワノフ（ブルガリア/SKアブソリュートブルガリア/韓国サンボ連盟）
▼戦極ヘビー級ワンマッチ 5分3R
中尾“KISS”芳広（TEAM TACKLER）
VS
チェ・ムベ（韓国/チーム・タックル）
▼戦極ライト級ワンマッチ 5分3R
光岡映二（フリー）
VS
クレイ・フレンチ（アメリカ/HIT Squad）
＜出場予定選手＞
郷野聡寛（GRABAKA） ＜チケット料金＞
VIP席100,000円（専用入場ゲート・特典付き）
RRS席30,000円 戦極シート（SS席）17,000円（特典付き）
SS席17,000円 S席12,000円 A席7,000円 ＜お問い合わせ＞
ワールドビクトリーロード＝TEL：03−5381−7108
●戦極2009年度スケジュール
8月2日（日）『戦極〜第九陣〜』（さいたまスーパーアリーナ）：フェザー級GP準決勝、決勝
9月23日（水・祝）『戦極〜第十陣〜』（さいたまコミュニティアリーナ）
11月7日（土）『戦極〜第十一陣〜』（両国国技館）
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