6月4日(木)東京・新宿アルタ前のステーションスクエアで、 戦極への参戦を発表した北京五輪柔道金メダリスト石井慧が戦極参戦の本契約・公開調印式を行った。
石井の調印式を見ようとイベントスペースに集まった観客は約3,000人。
ヒクソン・グレイシーの入場テーマ曲で有名な「ラスト・オブ・モヒカン」が流れる中、テレビ番組「徹子の部屋」のイントロ曲に変わると、「頭に黒柳徹子さんがぱっと出てきたので、それで行こうと先輩と決めました」とややわかりづらい黒柳徹子ふうの頭髪カツラで入場した石井。
UFCと契約し総合デビュー戦はアメリカのリングだとばかり思われていたが、初戦のリングは戦極に決めた理由を司会者から聞かれると、「ドンキ・ホーテの安田会長から商品券をもらったので戦極に決めました」と大勢の観衆を前にして、いつもの“石井ワールド”を展開。
デビュー時期については「いつでも大丈夫です。8月大会に出ろと言われたら出ます」と試合に向けての準備はいつでも問題ないという。対戦相手については「朝青龍とやりたいと思っていたんですけど、最近は日馬富士が気になります」と答え、会場から笑いを誘う。
オリンピック柔道金メダリストでありながら複数の総合ジムでトレーニングを積んでいると噂が絶えない石井のファイトスタイルが気になるところだが、「最初にやる選手はこれで終わります(3本の指でポージング)。(3秒かと思いきや)3Rで」とここでもファンサービスを忘れない。
この日の本題となる調印式では真剣な表情になり、サインを終え戦極との本契約を交わした石井。
「総合のチャンピオンになることが夢でした。柔道はきっぱり辞めましたので柔道衣を着ることはありません。戦極ではヘビー級で闘い、世界チャンピオンになりたいと思います。応援よろしくお願いします」と力強く総合の頂点を目指すことを誓っていた。
イベントには柔道の先輩にあたる吉田秀彦(吉田道場)も登場し、石井参戦についてコメント。「今回石井の参戦が決まってビックリしています」と驚きの表情を見せつつも、「石井との対決は主催者に任せます。総合は精神的にタフでないとやっていけないが、石井なら大丈夫。後輩にあたりますけど、リングに上がったら先輩、後輩も関係ないので倒すだけです」と石井の対決に意欲。石井も「尊敬する先輩とやりたいと思います」とアピールした。
また、イベントには8月のアフリクションでエメリヤーエンコ・ヒョードルとの対戦が決定したジョシュ・バーネットからFAXが届けられ、「イシイはいい選手だが、リング上で待っているぞ」とこちらも石井の対決に意欲あるメッセージが届けられている。
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第九陣〜」
2009年8月2日(日)さいたまスーパーアリーナ
開場14:00 開始16:00
<決定対戦カード> ▼戦極ライト級チャンピオンシップ 5分5R
北岡 悟(パンクラスism/戦極初代ライト級王者) VS 廣田瑞人(GUTSMAN・修斗道場) ▼戦極フェザー級グランプリ2009 準決勝 5分3R
日沖 発(ALIVE/修斗世界ライト級3位・TKO世界フェザー級王者) VS 金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST) ▼戦極フェザー級グランプリ2009 準決勝 5分3R
小見川道大(吉田道場/日本国際柔道大会66kg級優勝) VS マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン/第2代フェザー級キング・オブ・パンクラシスト) ▼戦極フェザー級グランプリ2009 決勝
日沖×金原の勝者 VS 小見川×サンドロの勝者 ▼戦極ミドル級チャンピオンシップ挑戦者決定戦 5分3R 三崎和雄(GRABAKA)
VS 中村和裕(吉田道場) <チケット料金> VIP席100,000円(専用入場ゲート・特典付き)
RRS席30,000円 戦極シート(SS席)17,000円(特典付き) SS席17,000円 S席12,000円 A席7,000円 <チケット販売所>
●オフィシャル先行販売 6月6日(土)12:00〜6月8日(月)23:00 オフィシャルサイトにて受付 6月6日(土)12:00〜6月8日(月)23:00
特別電話先行予約=TEL:0570−06−9994 ●プレイガイド先行販売 6月13日(土)12:00〜6月17日(水) ※各プレイガイドにより受付時間は異なる。
●ドン・キホーテ店頭特別先行販売 6月13日(土)12:00〜6月19日(金) ※一部取り扱いのない店舗がある。 ●一般発売
6月20日(土)〜 <お問い合わせ> ワールドビクトリーロード=TEL:03−5381−7108
●戦極2009年度スケジュール
8月2日(日)『戦極〜第九陣〜』(さいたまスーパーアリーナ):フェザー級GP準決勝、決勝 9月23日(水・祝)『戦極〜第十陣〜』(さいたまコミュニティアリーナ)
11月7日(土)『戦極〜第十一陣〜』(両国国技館) |