5月2日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催されたワールドビクトリーロード『戦極〜第八陣〜』の試合後、國保尊弘・取締役が吉田秀彦と藤田和之の復帰戦を「8月もしくは9月には両選手を出したい」と明言した。※8月2日(日)さいたまスーパーアリーナ『戦極〜第九陣〜』、9月は開催日・会場未定
今年1月4日、菊田早苗に敗れて「引退するかもしれない」という旨の発言をし、その去就が注目されていた吉田。一部では8月の試合が引退試合になるかもしれないとの報道もあったが、8月か9月の試合が引退試合になるかどうかはまだ未定。
藤田は昨年3月5日の『戦極』旗揚げ戦で約1年ぶりに勝利するも、同年6月8日に行われた『戦極〜第三陣』ではトラヴィス・ビューに1R1分24秒でTKOに敗れ、リングから遠ざかっていた。復帰戦が行われれば、約1年ぶりの試合となる。
8月2日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『戦極〜第九陣〜』の内容については、その他に、フェザー級GP決勝トーナメント、戦極初代ライト級チャンピオン北岡悟(パンクラスism)の初防衛戦、戦極初代ミドル級チャンピオンのジョルジ・サンチアゴ(ブラジル)への次期挑戦者決定戦、ヘビー級の試合などが行われ、「試合数が多くなる」(國保取締役)と発表。
ライト級王座への挑戦者に関しては「横田一則選手が一番近くにいる」としながらも、「廣田瑞人選手の動向を気にしながら決めたい」と、5月10日(日)東京・JCBホールで開催される『修斗伝承 ROAD
TO 20th ANNIVERSARY FINAL』にて、『DREAM』で活躍する石田光洋(T-BLOOD/元・同級環太平洋王者)と対戦する廣田の名前も出している。
ミドル級次期挑戦者決定戦の出場候補には、サンチアゴと初代王座を争って名勝負を繰り広げた三崎和雄(GRABAKA)、サンチアゴとミドル級GP決勝戦を争った中村和裕(吉田道場)、『PRIDE.33
』で三崎を破り『戦極〜第四陣〜』では瀧本誠を破ったフランク・トリッグ(アメリカ/RAWチーム)らの名前を挙げた。
また、國保取締役はこの日、KEI山宮(GRABAKA)をKOに破り総合格闘技2勝目を挙げた柔術世界王者シャンジ・ヒベイロ(ブラジル/ユニバーシティ・オブ・ジュウジュツ/2008年柔術世界選手権ペサード級&アブソルート級優勝)の8月の相手として、山宮と同門の菊田早苗と交渉するという。
「試合後、菊田選手には“シャンジとどう?”と言いました。また今度話しましょうということになりました」と國保取締役。実現すれば、柔術世界王者と寝技世界一決定トーナメント『ADCC』覇者の対決となる。
8月にいよいよ決勝トーナメントを迎える「戦極フェザー級グランプリ2009」の組み合わせについては、「抽選にする可能性もあります。これから協議します」とし、リザーブマッチの出場候補選手には唯一KO負けしていないジョン・チャンソン(韓国/CMA
KOREA/KTT)、石渡伸太郎(GUTSMAN・修斗道場/第12回全日本アマ修斗ライト級準優勝)、マット・ジャガース(アメリカ/Team
Wolfpack/KOTC世界スーパーライト級王者)、ニック・デニス(カナダ/Ronin MMA/KOTCカナダ・フェザー級王者)らの名前を挙げた。
★5・2戦極第八陣の試合結果はこちら
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第九陣〜」
2009年8月2日(日)さいたまスーパーアリーナ
開場開始未定
<出場決定選手>
北岡悟(パンクラスism/戦極初代ライト級王者)
▽戦極フェザー級グランプリ2009
日沖 発(ALIVE/修斗世界ライト級3位・TKO世界フェザー級王者)
小見川道大(吉田道場/日本国際柔道大会66kg級優勝)
金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)
マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン/第2代フェザー級キング・オブ・パンクラシスト)
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−5381−7108
●戦極2009年度スケジュール
8月2日(日)『戦極〜第九陣〜』(さいたまスーパーアリーナ):フェザー級GP準決勝、決勝
※9月、10月、11月に都内近郊で1大会ずつ開催予定。
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