6月1日(月)都内ホテルにて、北京五輪柔道100kg超級の金メダリスト石井慧が『戦極』参戦を表明。並みいるライバル団体を出し抜いて“超大物ルーキー”の獲得に成功した戦極・國保尊弘広報が報道陣の囲み取材に応じた。
國保広報によれば、石井慧が『戦極』と仮契約を済ませたのは会見当日の朝のこと。その契約内容については「オプションがいろいろあって、ちょっと複雑な内容」とのことで、契約期間は2年、試合数は複数試合で本人の意思を尊重して海外でも試合ができるような内容であるという。 石井慧のデビューの時期については「できれば8月にでもと思ってます。まだ本人や関係者と話し合わなければいけませんが、年内には試合をしてほしいですね。相手が決まれば8月もありえます。最低限、8月にはリングで何かやってほしい」とコメント。早ければ8月2日(日)『戦極〜第九陣〜』さいたまスーパーアリーナ大会で石井の『戦極』デビュー戦が見られそうだ。 石井慧のデビュー相手については「仮契約したばかりなのでまだ決まっていませんが、外国人、日本人を問わず、本人は強い相手との対戦を希望しています」とコメント。「吉田選手との試合はあるのか?」という記者の問いには「それは一番面白いカードでしょうね」と語り、来るべきビッグマッチの可能性も示唆した。 石井慧に対してオファーを出した時期については「Kダッシュとマネージメント契約してから、事務所を通して話はしていました。1月4日『戦極の乱』のリングで挨拶をしたり、自分のホームページでもファンから『日本で試合をみたい』と言われたことも大きかったと思います」と『戦極』参戦までの経緯について説明。 さらに國保広報は、石井獲得の要因として「ウチは競技性を重視していますし、柔道出身の石井選手もそこに惹かれたんじゃないですか。DREAMのあの(スーパーハルク)トーナメントなどを見てもそうですが、『戦極』がやりたいこととはまったく違いますし」と、石井の“リアル”志向と『戦極』の方向性が一致したことに笑顔を見せた。 気になる契約金については「それは口外しないという契約なので言えません。ただ、報道されているような金額ではありませんよ。本人も日本で闘いたいということが大事だと判断したわけですから」とケタはずれの契約金額ではないことを強調。 石井慧が会見中に表明していたファンの前での“公開本契約会見”については「今週の木曜日あたりに都内で調整中です。場所は3000〜5000人規模の野外無料スペースを考えています」と明かし、「今日の記者の皆さんの集まりを見ても異常ですし、それぐらいのファンは集められと思います」と早くも“石井効果”を見込んだ大規模なイベントを開催することを明かしていた。 待望のテレビの地上波放送についても「まずは、石井選手に『戦極』に上がってほしいと思って交渉していたので、まだどこかで放送するということには至っていませんが、少しでも多くの人に彼の試合を見てほしいと思っています。とにかく、日本の格闘技界にとっては非常に明るいニュースですし、唯一の光と言ってもいい。DREAMと『戦極』のどっちが上かとか、そういうことではなく、どちらかがよくなれば、もう一方もよくなりますし、相乗効果になればいい」と石井の『戦極』参戦が格闘技界への起爆剤になることに期待を込めた。 結果的にUFCではなく、石井は『戦極』を選んだ形となったが、「UFCも彼には『好きな階級でやっていい』と言っていましたし、契約内容は破格のものだったと聞いています。今回の『戦極』参戦も『日本人だからに仕方がない』と、UFCは快く受けてくれました。わだかまりは何もないです」と、UFCとの間には何も問題はないとした。 また、改めて石井の印象について聞かれると、「非常にマジメ。誰よりも早く練習時間に来ていますし、練習に取り組む姿勢は非常に純粋です。否定的な報道が多い中で、22歳で柔道をやめて他の競技に行く。こんなにチャンスのある人はいないと思います。仮に1年目にこけても、2年目、3年目にチャンスは必ず来ます。いずれ世界を取る選手になると思います」と、“格闘家”石井慧の将来に太鼓判を押した。 石井慧の『戦極』参戦により、今後はさらにヘビー級の試合を増やしていくことを明言した國保広報。願ってもない“超大物ルーキー”の参戦に対し、『戦極』はどのような対戦相手で出迎えるのか?
ワールドビクトリーロード 「戦極〜第九陣〜」
2009年8月2日(日)さいたまスーパーアリーナ 開場14:00 開始16:00 <決定対戦カード> ▼戦極ライト級チャンピオンシップ 5分5R
北岡 悟(パンクラスism/戦極初代ライト級王者) VS 廣田瑞人(GUTSMAN・修斗道場) ▼戦極フェザー級グランプリ2009 準決勝 5分3R
日沖 発(ALIVE/修斗世界ライト級3位・TKO世界フェザー級王者) VS 金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST) ▼戦極フェザー級グランプリ2009 準決勝 5分3R
小見川道大(吉田道場/日本国際柔道大会66kg級優勝) VS マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン/第2代フェザー級キング・オブ・パンクラシスト) ▼戦極フェザー級グランプリ2009 決勝
日沖×金原の勝者 VS 小見川×サンドロの勝者 ▼戦極ミドル級チャンピオンシップ挑戦者決定戦 5分3R 三崎和雄(GRABAKA)
VS 中村和裕(吉田道場) <チケット料金> VIP席100,000円(専用入場ゲート・特典付き)
RRS席30,000円 戦極シート(SS席)17,000円(特典付き) SS席17,000円 S席12,000円 A席7,000円
<特別先行発売> 5月30日(土)〜6日間限定一律20%OFFで販売
●オフィシャルサイト先行受付 5月30日(土)12:00〜6月4日(木)23:00 http://www.sengoku-official.com/pc/
●特別電話先行予約 5月30日(土)12:00〜6月4日(木)23:00 特電番号=TEL:0570−06−9996
<初夏特別先行発売(5/30〜6/4)期間限定価格> VIP席80,000円(専用入場ゲート・特典付き) RRS席24,000円 戦極シート(SS席)13,600円(特典付き)
SS席13,600円 S席9,600円 A席5,600円 | <チケット販売所>
●オフィシャル先行販売 6月6日(土)12:00〜6月8日(月)23:00 オフィシャルサイトにて受付 6月6日(土)12:00〜6月8日(月)23:00
特別電話先行予約=TEL:0570−06−9994 ●プレイガイド先行販売 6月13日(土)12:00〜6月17日(水) ※各プレイガイドにより受付時間は異なる。
●ドン・キホーテ店頭特別先行販売 6月13日(土)12:00〜6月19日(金) ※一部取り扱いのない店舗がある。 ●一般発売
6月20日(土)〜 <お問い合わせ> ワールドビクトリーロード=TEL:03−5381−7108
●戦極2009年度スケジュール
8月2日(日)『戦極〜第九陣〜』(さいたまスーパーアリーナ):フェザー級GP準決勝、決勝 9月23日(水・祝)『戦極〜第十陣〜』(さいたまコミュニティアリーナ)
11月7日(土)『戦極〜第十一陣〜』(両国国技館) |