5月2日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館にてワールドビクトリーロード(以下、WVR)『戦極〜第八陣〜』が開催され、ウェルター級に転向したシドニー五輪柔道金メダリストの瀧本誠(吉田道場)が見事な一本勝ちを収めた。
昨年8月のフランク・トリッグ戦後に「もう限界なのかもしれない」と引退をほのめかす発言をしていた瀧本。しかしこれまでのミドル級からウェルター級に階級を下げて臨んだ今回の再起戦では、強豪マイケル・コスタ(ブラジル)にヒールホールドで一本勝ち。リング上からは「もし負けたら引退しようと思っていました」と、進退をかけた一戦だったことを明かした。
試合後のインタビュースペースでは「吉田道場で足関節を極めた選手はあんまりいないんでうれしいです。特に足関節を狙っていたわけではないですけど、あの形には自信があったんで(一本を)取れると思いました」と試合を振り返った瀧本。
「大会側から『お前はいらない』と言われたらしょうがないですけど(苦笑)、気持ちの上ではもうちょっと出来るかなと思っています」と引退発言を撤回し、現役続行の意志を表明した。
瀧本が階級を落としたウェルター級は、来年のニューイヤーイベントでの初代王座決定戦が噂されている階級。全試合終了後に大会を総括した國保尊弘WVR取締役は「今後の大会で、例えば瀧本選手があと2つ勝つことが出来れば、瀧本選手がチャンピオンシップ(王座決定戦)の1枠を取ることになるでしょう」と、新天地での瀧本の活躍に期待を寄せている。
★5・2戦極第八陣の試合結果はこちら
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第九陣〜」
2009年8月2日(日)さいたまスーパーアリーナ
開場開始未定
<出場決定選手>
北岡悟(パンクラスism/戦極初代ライト級王者)
▽戦極フェザー級グランプリ2009
日沖 発(ALIVE/修斗世界ライト級3位・TKO世界フェザー級王者)
小見川道大(吉田道場/日本国際柔道大会66kg級優勝)
金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)
マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン/第2代フェザー級キング・オブ・パンクラシスト)
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−5381−7108
●戦極2009年度スケジュール
8月2日(日)『戦極〜第九陣〜』(さいたまスーパーアリーナ):フェザー級GP準決勝、決勝
※9月、10月、11月に都内近郊で1大会ずつ開催予定。
|