6月30日(水)東京・明大前にあるGUTSMAN・修斗道場にて同ジム所属の石渡伸太郎が公開練習を行った。石渡は7月4日(日)東京・ディファ有明で開催される『SRC ASIA vol.1』SRCバンタム級ASIAトーナメント2010一回戦でパンチィー山内(総合格闘技道場コブラ会)と対戦する。
昨年3月の戦極(現SRC)フェザー級グランプリ以来の参戦となる石渡は、同門の山内慎人を相手に3分1Rの総合形式のスパーリングを公開。サウスポースタイルから左ストレート、左ハイキックを繰り出し、道場の壁を背負った山内に飛びヒザ蹴りを見せるなど、軽快な動きを見せた。
練習後の囲み取材でトーナメント参戦を決めた理由を「バンタム級の61.2kgという体重が決め手になりました。この階級がベストかなと思っています」と話した石渡。石渡はこれまで修斗ライト級の65kg以下を主戦場としてきたが「自分としてはずっと上の階級で試合をやっている感覚がありました。65kgでも勝負できると思うんですが、より自分の体格を生かすことが出来るのはこの階級だと思います」と、バンタム級ではより格闘家としてのポテンシャルを発揮できるという。
バンタム級に向けての減量は「計画的にやっています。たまにラーメンとか食べたくなる時もありますけど(笑)」と順調のようで、「体重が落ちてきて今までより動けるようになっています。
自分が思った攻撃がもっと出せるようになりました。65kgの頃と比べると単純に脂肪が少ないわけじゃないですか。ドラゴンボールのピッコロが重いマントを脱いで、体が軽くなったのと同じような感じです」と練習の中でも軽くなった体の動きとキレを感じている。
また昨年はジョン・チャンソン、土屋大喜に連敗を喫した石渡。どちらの敗戦もスタンドの打撃で勝負が決まった試合内容だったために「今まではパンチを打たれても大丈夫だと思ってやっていたんですけど、去年の試合で自分も殴られたら倒れるんだなということに気がつきました(苦笑)。あれ以降はディフェンスをしっかり練習するようになって、あまり打撃をもらわなくなって怪我も減りました」とディフェンスを強化。
ディフェンス以外にも「今まで自分流でやってきたことを一から見直しました。去年の試合でこのままじゃ駄目だなと思ったし、全てにおいて変わっています。
僕は伸びしろがあったのにそれに気がついてなかった。今はその伸びしろを埋めている段階です」とあらゆる面でのレベルアップに自信を持っており、対戦相手の山内については「軽くビデオを見たくらいですけど、パンチが強いんじゃなくてパンティーを履いているから“パンチィー”なんですね(苦笑)。相手のキャラは始まってしまえば関係ないし、圧倒して勝ちたいです」と一蹴した。
今回のトーナメントは3回戦から各団体のシード選手が入るシステムで、戦極フェザー級グランプリ出場&修斗環太平洋ライト級8位の実績を誇る石渡としてはシード選手でのトーナメント参戦の可能性もあったはず。
しかし石渡は「去年は2回負けているし、キャリアがあるとは思っていない。トーナメントに出ている選手の中で自分が一番強いという自信はあるけれど、過去のことは考えてないです」と1回戦からの出場を決意した。
さらに石渡はこのトーナメントのために、2年以上続けていた加圧トレーナーのアルバイトを退職。現在は格闘技一本の生活を送っており「去年と比べると気持ちが違います。僕はこのトーナメントが集大成になるかなと思っているし、今は覚悟が違います。
去年は自分の覚悟が足りなかったけど、今回は自分の方が他の選手より上の覚悟を見せたいです。そこまでの決意があれば優勝するしかない? はい。自分はそのつもりでやっています」とトーナメント優勝への並々ならぬ想いを語った。
ワールドビクトリーロード
「SRC ASIA vol.1」
2010年7月4日(日)東京・ディファ有明
開場17:00 開始18:00
<決定対戦カード>
▼SRCヘビー級ワンマッチ 5分3R
ショルダーブラザーズ1号 金親尊氏(TEAM TACKLER)
VS
イ・サンス(韓国/CMA KOREA/TEAM MAD)
▼SRCウェルター級ワンマッチ 5分3R
鳥生将大(パンクラスism)
VS
ノア・ヴィラヌエバ(アメリカ/TEAM AKEBONO)
▼SRCバンタム級ASIAトーナメント2010一回戦 第8試合
チョ・ナムジン(韓国/CMA KOREA/Team MAD)
VS
種市彩人(BLUE DOG GYM)
▼SRCバンタム級ASIAトーナメント2010一回戦 第7試合
石渡伸太郎(GUTSMAN・修斗道場)
VS
パンチィー山内(総合格闘技道場コブラ会)
▼SRCバンタム級ASIAトーナメント2010一回戦 第6試合
島崎太郎(大賀道場)
VS
江泉卓哉(総合格闘技道場武門會)
▼SRCバンタム級ASIAトーナメント2010一回戦 第5試合
岡本飛龍(FREEDOM@OZ道場)
VS
チェ・ギュジン(韓国/CMA KOREA/蔚山UF)
▼SRCバンタム級ASIAトーナメント2010一回戦 第4試合
ソン・ミンジョン(韓国/パンクラスKOREA)
VS
曹 竜也(闘心)
▼SRCバンタム級ASIAトーナメント2010一回戦 第3試合
近藤尚平(U-FILE CAMP登戸)
VS
高橋 渉(Laughter7)
▼SRCバンタム級ASIAトーナメント2010一回戦 第2試合
稲津 航(フリー)
VS
西村広和(和術慧舟會A-3)
▼SRCバンタム級ASIAトーナメント2010一回戦 第1試合
杉田一朗(心温塾/チームZST)
VS
ソ・ジェヒョン(韓国/CMA KOREA/TEAM POSSE)
<チケット料金>
SS席10,000円 A席7,000円 B席5,000円
<チケット販売所>
イープラス=http://eplus.jp/sengoku/(PC&携帯)
電子チケットぴあ
電話=0570-02-9999(Pコード816−270)
店頭=ぴあステーション、チケットぴあスポット
インターネット=http://pia.jp/t/
コンビニエンスストア=ファミリーマート、サークルK・サンクス
ローソンチケット
電話=0570-084-003(Lコード36822)
店頭=全国ローソン店頭Loppi
インターネット=http://l-tike.com/
CNプレイガイド
電話=0570-08-9999(10:00〜18:00)
インtナーネット=http://www.cnplayguide.com/
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−5725−7311
ワールドビクトリーロード
「SRC 14」
2010年8月22日(日)東京・両国国技館
開場開始未定
<決定対戦カード>
▼SRCミドル級チャンピオンシップ 5分5R
ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/アメリカン・トップチーム/王者)
VS
三崎和雄(フリー/挑戦者)
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−5725−7311
|