5月30日(金)東京・大久保にあるAJジムにて、明日(土)東京・新宿FACEで開催される、全日本キックボクシング連盟主催『CUB☆KIX〜全日本キックVSチームドラゴン・全面対抗戦〜』の公開計量が行われた。
メインの梶原龍児は63.7kg、吉本光志は63.8kgで計量をパス。第3試合の園山翔一が再計量でパスし、他選手も計量をクリアしたが、第5試合のチャーリー・ホースト(チームドラゴン)のみ1.8kgオーバー。
タイムリミットの2時間後の時点で0.6kgオーバーだったため、双方所属ジムの了承を得た上で、この一戦はグローブハンデおよび、1R開始時点でチャーリーに1ポイントの減点が行われることが決定。初回計量後、メインに出場する2人が別々に報道陣の質問に答えた。
吉本は「コンディションはばっちりです。モチベーションも高い状態。試合が決まってから、ずっといい感じで練習も出来ていました」と“絶好調”ぶりをアピール。「梶原選手は、キックボクサーにはないパンチの回転の速さがある。当て勘と、打ち合いに対する気持ちの強さもある。気持ちが入ったら後には引かない打ち合いをする選手なんで、試合がすごく楽しみですね。高いモチベーションで挑ませてくれて、ありがとうという感じです」と、この試合を心から待ち望んでいた様子。
今大会は全試合、K-1ルールで実施されるが、吉本は「これまでもいろんなルールでやってきたんで、ルールどうこうで揺れ動くことはないですね」と、自身の戦いを貫くのみとしている。
「総合をやったりしていても自分はあくまでキックボクサーなんで、集中力を途切れさせることなく、どんな技も出していきたい」とした吉本。10VS10の対抗戦となるが「まずは個人として、負けられない。勝たないと先に進めないんで」と、大将である前にひとりの選手として、明日は勝ち星にこだわると語っていた。
気合い十分といった様子の吉本に対して、梶原はリラックスムード。しかしその笑顔の奥には、先日開幕が発表された「K-1
60kg」へ向けた信念がこめられていた。
「体調はバッチリです。吉本選手の印象は、うまい選手。スタミナもガッツもあるし。僕も、ものすごくモチベーションは高いですよ」と、吉本と同じく試合が待ちきれない様子の梶原。
「もともとチームドラゴンは、K-1を目指して上京してくる連中の集まりみたいなところがありますから。蹴っても強いし、殴っても強い」と、K-1ルールへの対応も全く問題ないことを強調した。
チームドラゴンの大将として、全日本キックに乗り込む立場となるが「結果は数字では言いにくいですけど、お客さんが来て良かったと思える大会に必ずなると思います。対抗戦というシチュエーションは、それだけで『ああ今自分のチームが負けてるから、勝たなきゃ』とかって、選手にモチベーションを与えてくれる。第1試合から全部見てほしいですね」と、対抗戦の勝ち越しよりも、大会として盛り上がることに重点を置いている様子。
自身の試合についても「会場はお客さんと距離が近いし、対抗戦の大将戦。めっちゃ盛り上がると思うんで、本当に楽しみです。FACEが揺れる? そうですね。どうなるんだろう。でもあそこは元々、ライブハウスだから大丈夫でしょう(笑)。楽しみでしょうがないです」と、新宿FACE最大級の盛り上がりを起こす心づもりだ。
そして最後に「僕はこの試合の先に目指してるものがあるんで」と、先頃発表されたK-1
60kg級への参戦をアピール。7月7日大会には、すでに同門の上松大輔がエントリーされているが「身近な人間があがってると、モチベーションも上がりますよ。あぁ、現実に出られるんだって思う。それに、後から上がると“おいしい”なと。あの3人なら確実に盛り上げてくれると思うし。梶原を出したら、盛り上がるなと思われたい」と、全く焦りは感じていない。
さらに「主役は後から登場するものでしょう」と、自分が出ればさらに盛り上がるという自信ものぞかせた。
明日の結果を通行手形に、はっきりとK-1へ名乗りをあげる心づもりの梶原。しかし、上を目指す思いは吉本も同じだろう。対抗戦で勝利するのは全日本キック軍か、チームドラゴンか? そしてメインの大将戦で最後に笑うのは、梶原か、吉本か?
全日本キックボクシング連盟
ALL JAPAN KICKBOXING 2008
「CUB☆KIX 〜全日本キックVSチームドラゴン・全面対抗戦〜」
2008年5月31日(土)東京・新宿FACE
開場17:00 本戦開始18:00
※オープニングファイト開始17:20
<全対戦カード>
▼メインイベント(第8試合) K-1ルール 64Kg契約 3分3R延長1R
吉本光志(AJ/IKMF東洋ライト級王者)
VS
梶原龍児(チームドラゴン/WFCA世界ライト級王者)
▼セミファイナル(第7試合) K-1ルール スーパーフェザー級 3分3R延長1R
水落洋祐(はまっこムエタイ/全日本フェザー級3位)
VS
TSUYOSHI(チームドラゴン/J-NETWORKフェザー級3位)
▼第6試合 K-1ルール ウェルター級 3分3R延長1R
金 統光(藤原/全日本ウェルター級3位)
VS
堤 大輔(チームドラゴン)
▼第5試合 K-1ルール 68kg契約 3分3R延長1R
後藤友宏(青春塾/全日本ウェルター級8位)
VS
吉川英明(チームドラゴン/全日本ウェルター級5位)
▼第4試合 K-1ルール スーパーウェルター級 3分3R延長1R
ハイン・ディオ(チャモアペット・ムエタイアカデミー)
VS
岡田憲幸(チームドラゴン)
▼第3試合 K-1ルール ウェルター級 3分3R延長1R
亜紀斗(はまっこムエタイ)
VS
チャーリー・ホースト(チームドラゴン)
▼第2試合 K-1ルール ウェルター級 3分3R延長1R
ウー・エリック(藤原)
VS
坂本洸己(チームドラゴン)
▼第1試合 K-1ルール スーパーウェルター級 3分3R延長1R
三澤勲大(韓道場)
VS
小室武稔(チームドラゴン)
▼オープニングファイト第2試合 K-1ルール 60Kg契約 3分3R
園山翔一(WSK/白仙会)
VS
島村晃司(チームドラゴン)
▼オープニングファイト第1試合 K-1ルール 60Kg契約 3分3R
KATSUKI(鷹虎)
VS
匠(チームドラゴン)
<チケット料金>
RS席 8,000円/S席 6,000円/A席 4,000円
※当日券は各500円増し。
<チケット発売場所>
チケットぴあ/全日本キック
<お問い合わせ>
全日本キック 03-3365-1171
全日本キックボクシング連盟
ALL JAPAN KICKBOXING 2008
「小林聡プロデュース 野良犬電撃作戦」
2008年6月22日(日)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始18:00
※本戦開始前にオープニングファイト予定
<決定対戦カード>
▼日本VSタイ フェザー級 3分5R
山本真弘(日本/藤原/全日本フェザー級王者)
VS
ワンロップ・ウィラサクレック(タイ/WSRフェアテックス/M-1バンタム級王者)
※6・8M-1有明大会でワンロップが敗戦の場合、同クラスのタイ選手が出場
▼NAOKICK試練の七番勝負・第四戦 59kg契約 3分5R
石川直生(日本/青春塾/全日本スーパーフェザー級王者)
VS
カノンスック・ウィラサクレック(タイ/WSRフェアテックス/M-1フェザー級王者)
▼76kg契約 3分5R
中村高明(藤原/全日本ミドル級王者)
VS
須藤信充(TEAM SUDO/元日本三階級王者)
▼全日本スーパーフェザー級ランキング戦 サドンデスマッチ
大高一郎(ストラッグル/同級3位)
VS
ソルデティグレ・ヨースケ(U.W.F.スネークピットジャパン)
▼55kg契約 サドンデスマッチ 3分3R
寺戸伸近(青春塾/全日本バンタム級1位)
VS
那須儀治(WSK/興気塾/全日本バンタム級6位)
▼第18代全日本ライト級王座決定トーナメント 準決勝 サドンデスマッチ 3分3R
海戸 淳(S.V.G./同級2位)
VS
藤牧孝仁(はまっこムエタイ/同級3位)
▼フェザー級 3分3R
九島 亮(AJ)
VS
永野裕典(和術慧舟會DURO)
▼バンタム級 3分3R
原岡武志(ストラッグル)
VS
現在調整中
▼フェザー級 3分3R
森井洋介(藤原)
VS
大前力也(WSK/KSS健生館)
▼フェザー級 3分3R
尾田兼次(S.V.G.)
VS
上杉隼士(超越塾)
▼68kg契約 3分3R
布施一行(DRAGON GYM)
VS
佐藤大輔(バトラーツ)
<出場予定選手>
サムゴー・ギャットモンテープ(タイ/元ムエタイ三冠王)
<チケット料金>
SRS席 15,000円/RS席 10,000円/S席 7,000円/A席 5,000円
※SRS席は全日本キックのみの販売
※当日券は500円増し
<チケット発売場所>
チケットぴあ
イープラス
後楽園ホール
全日本キック
<お問い合わせ>
全日本キック 03-3365-1171
●2008年度スケジュール
・5月31日(土)新宿FACE
・6月22日(日)後楽園ホール
・7月26日(土)後楽園ホール
・8月3日(日)横浜赤レンガ倉庫 ※はまっこムエタイジム興行
・9月19日(金)後楽園ホール
・10月17日(金)後楽園ホール
・11月8日(土)後楽園ホール
・12月5日(金)後楽園ホール ※藤原まつり2008
※ほか特別大会、新宿FACE大会が追加予定
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