3月20日(金・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催されるワールドビクトリーロード『戦極〜第七陣〜』に出場する川村亮(パンクラスism/第4代ライトヘビー級キング・オブ・パンクラシスト)と川原誠也(パンクラスP’sLAB横浜)が、9日(月)神奈川・関内にあるP’sLAB横浜で公開練習を行った。川村はキング・モー(アメリカ/Kingdom
of Mayhem)と、川原は戦極フェザー級グランプリ2009トーナメント1回戦でニック・デニス(カナダ/Ronin
MMA)と対戦する。
まずは両者によるスパーリングが行われ、川原がスピードのあるタックルでテイクダウンを奪ってのパウンドを見せれば、川村は打撃からバックを奪って顔面へのヒザ蹴りを繰り出す。両者には約20kgの体重差があるが、川村がスピードでも負けていないのが印象的。
川村は「戦極3戦目にして初めて公開練習でちゃんと練習しました。1回目はエステで2回目はランボーの試写会に行っただけですからね。ネタがないだけかもしれないですけれど」と笑う。
続いては“技術練習”と称し、川村が次々と投げるスーパーボールを川原が上体の動きだけでかわす神経系トレーニングを披露。川原が避けきれないと「ニック……何とかのパンチはもっと速いぞ!」と川村が檄を飛ばす。
投げ手交代になると川村はバットを持ち出し、次々と川原の投げるスーパーボールを打つバッティング練習。空振りは一度も無く、全てジャストミートさせると「逆転満塁ホームランです」と意味不明ながら満足そうな笑顔を浮かべる。
「思ったよりも疲れた」と汗だくの川村は、「彼(川村)のは普通のトレーニング。一緒に公開練習をやる上で、僕色に染めたくなかったので」と別々のやり方をした理由を語る。
バッティングをやったのは「WBCに触発された感じです。同じ日本を背負って立つという気持ちですね。戦極は外国人が多いので、日本人も出来るんだぞ、イキのいいのがいるんだぞという世界へのアピールです」と、現在東京で開催中のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に影響を受けたという。
→川村はイチローの微妙なモノマネも披露
川村自身、小学生の頃から高校まで野球をやっており、高校3年生の時に愛知県でベスト4の成績。7番レフトでホームランを10本ほど打ったことがあるそうだ。
練習で使用したバットは約2kgで「マメが凄い(笑)。身体の使い方はスイングにしても一緒ですからね。野球でも何でも使う力は全部一緒。格闘技に繋がるかどうかは知らないけど(笑)。野球とかをやって身体を作ってきたので、今までやってきたことを活かしてやりたい。それに、人の顔を殴るよりボールを打ってる方が楽しい」と、その効果(?)を説明する。「WBCが始まってから2009回はバットを振ってますね。3年前は2006回振っていました」
スパーではバックを奪う動きを見せたが、レスリングでオリンピック級の実力者キング・モーを相手にバックを奪う自信があるのかを聞かれると「自信あります!」とキッパリ。
「レスリングの強い選手にレスリングで対抗しても仕方がないし、バックを取るのが最終目標ではないですが、自分の目標としてやってみたい。それに、僕が試合でバックを取ったシーンはないから新鮮かな、と(笑)」
川原は普段から川村と練習することが多く、特に今回は「いつもより一階級上の選手が相手なので、デカイ選手と練習した方がいい」と考え、週に5回一緒に走ったりスパーリングをしているという。
打撃を川原に教えた川村は、「彼と一緒の試合に出るのは初めてです。彼はこういうポーカーフェイスでひょうひょうとしていますが、いい具合に仕上がっています。戦極の舞台で彼が闘うにあたって、見た人はビックリすると思う。この選手知らないとか、前の試合で負けてるじゃんとか、試合これだけしかやってないのとかいろんな人がいると思いますが、ビックリすると思います。楽しみにしていて下さい」と、川原を強力にアピール。
「僕が教えたというよりも、元々持っているものが伸びたって感じです。初めて彼が入ってきたのが高2くらいで、やんちゃなヤツが入ってきたと思いましたが、練習は凄く真面目にやる選手です。
こう見えても素直なんですよ(笑)。素直に教えられたことを吸収するし。試合では自分の思ったようにやって欲しい。こうしたいからこうする、という風にやった方が伸びる。勘でこうやりたいと思うようにやってもらえば、面白い試合になると思います」
川村を「プロ意識が低いプロの選手が多い中で、プロ意識が高いので尊敬している」という川原も、「(川村はキング・モーを)やっつけてくれると思う」と勝利を信じる。その一方で「一緒の試合に出られるのは嬉しいんですが、いつもセコンドに就いてもらっているので不安です」とも。
初めてのトーナメント戦になるため「2ヵ月に1回試合をしたことがないので不安もあります」と言うが、「何とかなるんじゃないですか」と川村譲りのポジティブシンキング。「対戦相手の映像はあまり見てないんですが、凄く打撃が強いので自分から前に出るしかない。研究はしてないですけれど、練習したことをやるだけです」
トーナメント戦になると勝ち上がることを第一優先に考え、固い試合をする選手も少なくないが、川原は「それだけは考えてない」と言い切る。「2回戦のことは全く考えてなくて、1回戦しか考えてません。自分が盛り上げてやろうって感じです」と言い放った。
川村は「クーデターを起こす」と宣言していることについて、「徐々に手応えを感じています。クーデターは準備が大切です。その準備が徐々に出来ている。入場とか試合とかでキング・モーが面白いとか凄いとか言われれば言われるほど、徐々に僕の準備も出来上がってくる。横取り的なものを感じています」とニヤリ。川村&川原の師弟コンビが、『戦極』にクーデターを起こすのか!?
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第八陣〜」
2009年5月2日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館
開場14:00 開始16:00
<出場予定選手>
3・15『戦極フェザー級グランプリ2009開幕戦の勝者』
レオ・サントス(ブラジル/ノヴァ・ウニオン)
<チケット料金>
VIP席(最前列)70,000円(専用入場ゲート・特典付き)
VIP席50,000円(専用入場ゲート・特典付き)
RRS席25,000円
戦極シート(SS席)17,000円(特典付き)
SS席17,000円 S席12,000円 A席7,000円
<チケット早春特別先行予約>
■オフィシャルサイト先行受付
3月7日(土)12:00〜3月9日(月)23:00まで
http://www.sengoku-official.com/pc/
■特別電話先行予約
3月7日(土)12:00〜3月9日(月)23:00まで
特電番号=TEL:0570−06−9925
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−5381−7108
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第七陣〜」
2009年3月20日(金・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館
開場15:00 開始17:00
<全対戦カード>
▼戦極フェザー級グランプリ2009開幕戦 5分3R
日沖 発(ALIVE/修斗世界ライト級3位・TKO世界フェザー級王者)
VS
クリス・マニュエル(アメリカ/アメリカン・トップチーム)
▼戦極フェザー級グランプリ2009開幕戦 5分3R
小見川道大(吉田道場/日本国際柔道大会66kg級優勝)
VS
L.C.デイビス(アメリカ/アメリカン柔術アカデミー/TITAN FIGHTING CHAMPIONSHIPフェザー級王者)
▼戦極フェザー級グランプリ2009開幕戦 5分3R
門脇英基(和術慧舟會東京本部/第7代修斗世界ライト級王者)
VS
ナム・ファン(ベトナム/Ma Duアカデミー/EFWCライト級王者)
▼戦極フェザー級グランプリ2009開幕戦 5分3R
金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)
VS
キム・ジョンマン(韓国/CMA KOREA /KTT)
▼戦極フェザー級グランプリ2009開幕戦 5分3R
石渡伸太郎(GUTSMAN・修斗道場/第12回全日本アマ修斗ライト級準優勝)
VS
ジョン・チャンソン(韓国/CMA KOREA/KTT)
▼戦極フェザー級グランプリ2009開幕戦 5分3R
川原誠也(パンクラスP’sLAB横浜)
VS
ニック・デニス(カナダ/Ronin MMA/KOTCカナダ・フェザー級王者)
▼戦極フェザー級グランプリ2009開幕戦 5分3R
山田哲也(しんわトータルコンバット/チームZST)
VS
ロニー・牛若(イギリス/チーム・トロージャン)
▼戦極フェザー級グランプリ2009開幕戦 5分3R
マット・ジャガース(アメリカ/Team Wolfpack/KOTC世界スーパーライト級王者)
VS
マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン/第2代フェザー級キング・オブ・パンクラシスト)
▼戦極ライトヘビー級ワンマッチ
川村 亮(パンクラスism/第4代ライトヘビー級キング・オブ・パンクラシスト)
VS
キング・モー(アメリカ/Kingdom of Mayhem)
▼ヘビー級ワンマッチ
ジェームス・トンプソン(イギリス/London Shoot)
VS
BIG・ジム・ヨーク(ニュージーランド/SIAM GYM)
<チケット料金>
VIP席(最前列)70,000円(専用入場ゲート・特典付き)
VIP席50,000円(専用入場ゲート・特典付き)
RRS席25,000円
戦極シート(SS席)17,000円(特典付き)
SS席17,000円 S席12,000円 A席7,000円
<チケット発売場所>
イープラス
http://eplus.jp/sengoku/(PC&携帯)
【一般受付】〜3月10日(火)17:59
【当日引換】3月10日(火)18:00〜3月19日(木)18:00
電子チケットぴあ
電話 0570−02−9999(Pコード:813−454)
店頭 チケットぴあ店頭
インターネット http://pia.jp/t
コンビニエンスストア ファミリーマート、サークルK、サンクス
ローソンチケット
電話 0570−084−003(Lコード:33403)
店頭 全国ローソン店頭Loppi
インターネット http://l-tike.com/
CNプレイガイド
電話 0570−08−9999(10:00〜18:00)
店頭 am/pm、CNステーション
インターネット http://www.cnplayguide.com/
ドン・キホーテ
※一部取り扱いのない店舗があります
※受付時間は店舗により異なります
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード 03−5381−7108
●戦極2009年度スケジュール
3月20日(金・祝)『戦極〜第七陣〜』東京・国立代々木競技場第二体育館:フェザー級GP一回戦
5月2日(土)『戦極〜第八陣〜』(国立代々木競技場 代々木第二体育館):フェザー級GP二回戦
8月2日(日)『戦極〜第九陣〜』(さいたまスーパーアリーナ):フェザー級GP準決勝、決勝
※9月、10月、11月に都内近郊で1大会ずつ開催予定。
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