7月22日(水)都内ホテルにて、K-1を主催するFEGが初の試みとなるK-1を舞台とした韓国ドラマ『Dream』(韓国のSBSテレビ放送の月・火ドラマ)の放送に関する記者会見を開いた。
この『Dream』は、FEG
KOREAと韓国でK-1を中継しているケーブルテレビCJメディアの協力によって、初めて製作するドラマだ。韓国では7月27日から、約16週間にわたって放送される予定となっている。
記者会見には、このドラマに出演する有名韓流スターが出席するとあって、テレビ、格闘技メディア、韓流メディアなどを合わせて約100人の報道陣、さらにはファンサイトなどの抽選で当選した一般の韓流ファンが250人も会場に押し寄せ、異様な熱気となった。
会見に出席したFEG谷川貞治代表は「韓国で非常に人気の高いK-1という競技をさらに広め、よりメジャーにするためもK-1を舞台にしたドラマを制作することになりました。このドラマは韓国地上波でゴールデンタイムに放送される予定で、日本でも放映したいですね」とドラマ制作の意図について説明。
また、前職がドラマのプロデューサーだったというFEG KOREAのチョン・ヨンスCOOは、ドラマの内容について「見た目はタフな格闘技の世界ですが、その裏にあるエージェントと選手、トレーナーとの人間味のある人間関係を見せたかった」と説明。ドラマの企画については2〜3年前から始めていたものの、脚本家や監督を何度も変えるなど、紆余曲折を経て今回の放映に至ったという苦労話も披露した。
このドラマは、韓国や日本で大人気となった韓流ドラマ『朱蒙(チュモン)』、『チェオクの剣』といった脚本家や監督を配し、役者はチュ・ジンモ(『ゲームの女王』)、歌手のソン・ダムビ、格闘家を演じるキム・ボム(『花より男子』)といった韓国のトップ俳優をキャスティングしており、韓国でも放送前から話題となっているという。会見に三人の韓流スターが登場すると、会場に集まった韓流ファンは大歓声で出迎えるなど、普段の格闘技関連の会見場の雰囲気とは一風変わったムードだった。
そんな中、会見でサプライズとして発表されたのは、今年の大晦日で現役を引退することを発表している魔裟斗のゲスト出演。30〜40代以上の女性が中心の韓流ファンにとっても、魔裟斗の認知度は高く、会場にはどよめきと歓迎する拍手が鳴り響いた。
魔裟斗は「いつもは格闘技の会見だと怖いバージョンの魔裟斗なんだけど、今回はみんな爽やかなのでちょっと戸惑ってます。K-1が舞台となったドラマだし、韓国で格闘技は人気があるということで出演することになりました。僕の役は自分の“魔裟斗”役なので演じることなく、いつもの自分をそのまま見せたいですね」と笑顔を見せた。韓国でも有名な魔裟斗が登場すると、韓国の俳優陣も感動した様子で、共演できることを喜んだコメントが相次いだ。
すでに韓国では撮影が始まっており、K-1WGPスリータイムチャンピオンのレミー・ボンヤスキー(オランダ)が訪韓して撮影に参加。さらにはFEGF
KOREAと関係のあるユン・ドンシク(韓国)、イム・チビン(韓国)なども出演する予定となっているという。
また、これ以外にもFEG
KOREAのチョン・ヨンスCOOによれば、「現在、ドラマの放送は16週間で、9月26日の『K-1WGP開幕戦』韓国大会の前の9月16日に終わる予定なんですが、まだ4話ぐらい増える可能性があります。そうすると韓国でのK-1WGP開幕戦と重なる可能性もあるので、K-1最強の16人の姿がドラマに入れられるかもしれません」とコメント。ドラマの人気の高まり次第ではクライマックスに豪華なK-1ファイターの面々が総出演する可能性もあるという。
会見終了後に、記者の囲み取材に応じた谷川代表は「撮影が終了した1、2話を観ましたけど、韓国ドラマらしいドロドロした人間関係が描かれていますね。『あしたのジョー』とか『ロッキー』のようなファイターが頑張って成長していく内容じゃないです。日本で放送するならMMAイベントのDREAMと紛らわしいので邦題を変えた方がいいかもしれないですね」とFEGが制作する初ドラマのさわりの部分を紹介した。
また、無類の韓流ドラマ好きとして有名な谷川貞治代表も、この日の会見には大興奮したようで、「今日は有名な韓流スターが来ていて緊張しちゃいましたよ。できれば僕も撮影現場に行って出演してみたいですねぇ」とすっかりファン目線になっていた。
日本での放送は現時点で未定だが、韓国での人気次第では日本で放送される可能性も充分にあるとのこと。FEG
KOREAとの協力で新たな展開を見せるFEGが、初制作するドラマを成功させることができるのか?
FEG
「K-1 WORLD MAX 2009
World Championship Tournament FINAL」
2009年10月26日(月) 神奈川・横浜アリーナ
開場16:30 開始18:00
<決定対戦カード>
▼世界トーナメント準決勝 3分3R延長1R
山本優弥(全日本キックボクシング連盟/青春塾/2009年日本準優勝)
VS
ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア/サトリ・グラディエートリウム・ネメシス)
▼世界トーナメント準決勝 3分3R延長1R
アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング オランダ/2005&2007年世界王者)
VS
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム/2004&2006年世界王者)
▼世界トーナメント決勝戦 3分3R延長2R
山本×ペトロシアンの勝者
VS
サワー×ブアカーオの勝者
▼世界トーナメント リザーブファイト
佐藤嘉洋(フルキャスト/名古屋JKファクトリー)
VS
城戸康裕(谷山)
<チケット料金>
SRS席 25,000円/SS席 15,000円/S席 10,000円/A席 6,000円
<チケット発売場所>
チケットぴあ=TEL:0570−02−9999
ローソンチケット=TEL:0570−084−003(Lコード:32260)
CNプレイガイド=TEL:0570−08−9999
キョードー東京=TEL:03−3498−9999
イープラス=http://eplus.jp
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可
<お問い合わせ>
チケットに関するお問い合わせ
キョードー東京 03−3498−9999
大会に関するお問い合わせ
FEG 03−3796−5060
●K-1 WORLD MAX2009年間日程
10月26日(月)神奈川・横浜アリーナ FINAL
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