7月17日(土)東京・北区にある味の素トレーニングセンターにて、SRC出場選手を中心としたサマートレーニングキャンプが行われた。
このトレーニングキャンプはSRCも加盟する日本格闘競技連盟の協力を得て実施されたもので、SRCを主催するワールドビクトリーロードの向井徹代表は「味の素トレーニングセンターという素晴らしい施設を使わせていただける環境にあるので、日頃の練習では出来ないトレーニングをやるという主旨があります」と説明。
キャンプは17日から19日まで2泊3日で、レスリング・ウエイト・総合格闘技のトレーニング、それ以外には向井代表による「MMA(総合格闘技)のトップスターになるための10カ条」、廣戸聡一氏によるトータルコンディショニングといったセミナー形式のものも行われる。
マスコミにはレスリングの練習が公開され、アテネ五輪柔道銀メダリストの泉浩(プレシオス)、SRC育成選手の大澤茂樹と真騎士、元FEG所属でSRCのトライアウトを受験した田中章仁など、約20名が参加。講師として北京五輪グレコローマンレスリング日本代表の加藤賢三らも練習に加わった。
トレーニングはダッシュを中心とした体力強化から始まり、グレコローマンレスリングの技術指導・スパーリングと約2時間みっちりと行われ、ハードなトレーニングメニューに選手たちも大粒の汗を流していた。
練習後、囲み取材に応じ、「所属を超えて色々な選手たちと練習をして柔道時代を思い出しました。1年前はここで練習していましたしね」と初日のトレーニングを振り返った泉。
「レスリングは道衣を着るものではなく裸でやるものなので、レスリングの技術は身に付けたいですね」とレスリング技術の習得に意欲を見せる。
さらに泉は「もしレスリングを本格的にやるなら社会人オープンも狙いたいんですよ。レスリングはプロとアマチュアの行き来が自由じゃないですか。柔道に感覚的に近いグレコでやってみたいですね。夏の五輪に2種目で出た選手はいないですよね?
レスリングでも五輪を目指そうかな。これからレスリングの練習は多く取り入れていきたいし、そこから社会人オープンは狙って徐々に広げていきたい。僕は結構、本気ですからね(笑)」とニヤリ。
「でもそのくらレスリングの技術は大事だと思っていますし、レスリングを覚えればMMAにも活きてくると思います」とレスリング技術を自らのファイトスタイルに取り入れていきたいと話した。
現在MMAでは2連勝中の泉は「MMAの試合は普通にやりたいですね。いつオファーが来てもいいように練習していますし、早ければ早い方がいい」と話し、SRCスタッフは「コンディションも良さそうなので秋ごろには泉選手の試合を組みたい」と話していた。
ワールドビクトリーロード
「SRC 14」
2010年8月22日(日)東京・両国国技館
開場14:00 開始15:00(予定)
<決定対戦カード>
▼SRCミドル級チャンピオンシップ 5分5R
ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/アメリカン・トップチーム/王者)
VS
三崎和雄(フリー/挑戦者)
▼SRCウェルター級グランプリシリーズ2010一回戦 Bゾーン
奥野“轟天”泰舗(CAVE)
VS
ニック・トンプソン(アメリカ/ミネソタ・マーシャアーツ・アカデミー)
▼SRCウェルター級グランプリシリーズ2010一回戦 Bゾーン
高木健太(PUREBRED川口REDIPS)
VS
Yasubei榎本(Enomoto Dojo)
▼SRCバンタム級ASIAトーナメント2010 二回戦
石渡伸太郎(GUTSMAN・修斗道場)
VS
イ・ギルウ(韓国/CMA KOREA/TEAM POSSE)
▼SRCバンタム級ASIAトーナメント2010 二回戦
江泉卓哉(総合格闘技道場武門會)
VS
佐藤将光(坂口道場一族)
▼SRCバンタム級ASIAトーナメント2010 二回戦
高橋 渉(Laughter7)
VS
曹 竜也(闘心)
▼SRCバンタム級ASIAトーナメント2010 二回戦
西村広和(和術慧舟會A-3)
VS
ソ・ジェヒョン(韓国/CMA KOREA/TEAM POSSE)
<チケット料金>
VIP席70,000円(特典付) ロイヤル雷電シート50,000円(特典付・2名1マス)
マスRSS席40,000円 マスSS席20,000円
雷電シート(S席)9,000円(パンフレット付) S席5,000円
※全席指定・消費税込
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−5725−7311
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