リングス
「THE OUTSIDER 第14戦」
2010年12月4日(土)東京・ディファ有明
開場15:00 開始16:00
観衆=1,420人(超満員札止め・主催者発表)
▼第20試合 シングルマッチ 体重Limit65kg
“静岡相良のシューティングスター”
ー植田雄太
ノーコンテスト
“足利の筋肉バキバキ野郎 俺がリアルストリート”
ーR.S.RYO(リアルストリートリョウ)
アウトサイダーで活躍する静岡勢の一員である植田は18歳の若きアウトロー。RYOは第8戦以来の登場となるレスリングをバックボーンに持つ25歳。
1R、ゴングと同時にパンチで襲い掛かるRYOに植田は引き込み、顔面にパンチを入れながら三角絞めを狙う。RYOはパウンド。
ブレイク後、RYOがタックルからマウントを奪い、パンチを入れていく。脱出した植田は再び引き込むが、RYOがバックマウントからスリーパー。
見事な一本勝ちを収めたが、決着後にRYOが植田を蹴ってしまい、怒った植田のセコンドが飛び出す。するとRYOの応援団がリングとリング周辺になだれ込み、止めに入ったセキュリティーともみ合いになって大混乱! リング上ではラウンドエンジェルスも巻き込まれての乱闘となり、大騒ぎとなる。この騒動はしばらく治まらず、場内は騒然となった。
リングに上がった前田日明代表は「静かにしろ!」と一喝し、「勝ったにも関わらず負けた方に蹴りを入れるなど言語道断。ノーコンテストにします」と没収試合の裁定を下した。
▼第19試合 シングルマッチ 体重Limit65kg
“第6回大会MVP 平成生まれの火の玉小僧 弾丸ナインティーン”
△比夏瑠(ひかる)
ドロー 判定1−1
“敵中突破の薩摩十字 反骨造士”
△上村勇貴
比夏瑠は第6回大会のMVP選手。上村は学生時代、柔道部のキャプテンを務めていたという。
1R、ヒザ蹴りの打ち合いからパンチの打ち合い、そして組んでの差し合い。積極的に打撃からテイクダウンに行く上村に、比夏瑠はテイクダウンを連続して奪われる。逆にテイクダウンした比夏瑠に上村はスリーパーを狙う。
2R、蹴りからパンチに行く比夏瑠を首投げでテイクダウンする上村。マウントを奪いに行ったところで比夏瑠が立ち上がる。テイクダウンに来た上村が足関節を取りに行くと、比夏瑠はパンチ。ブレイク後、残り時間は両者パンチで打ち合い、判定1−1でドローとなった。
比夏瑠は「今日は倒して盛り上げようとしたんですけど、すいません、やっちゃいました」と謝り、疲労困憊の上村は座り込むと「初めてアウトサイダーに出たんですけど、比夏瑠選手と試合をやると聞いた時はブルッちゃいました。勝てなかったけどいい試合が出来たと思います。僕の背中を押してくれた皆さん、ありがとうございました」と頭を下げた。
▼第18試合 シングルマッチ 体重Limit65kg
“天下一武闘会の新星”
○松岡洋平
TKO 2R2分4秒 ※2ノックダウン
“全日本コンバットレスリング覇者 汎用人型決戦兵器”
●YOBOBO
九州の天下一で新星と称される松岡が第11戦以来の登場。アウトサイダー戦績は3勝2敗だ。YOBOBOは初参戦だが、レスリングでインターハイ3位、全日本コンバットレスリング選手権優勝という実績を持っている。
1R、出会い頭の右フックでいきなり松岡がダウンを奪う。低いタックルを狙うYOBOBOがテイクダウンに成功し、マウントに。松岡は首に腕を回して凌ぎ、YOBOBOを前に落として上になる。離れる松岡。YOBOBOのタックルにヒザを合わせ、一瞬怯ませたが、YOBOBOはすぐにタックルでテイクダウン。これはブレイクに。立ち上がると松岡はヒザ蹴り。
2R、パンチで圧力をかける松岡が連続してワンツーをヒットさせ、YOBOBOはタックル。持ち上げてテイクダウンするが、松岡は両足で抱え込んでブレイクを待つ。再開後もタックルでテイクダウンするYOBOBOに、松岡は下からの蹴り上げ。ブレイクになると松岡が一気に左右フックでラッシュをかけ、グラつくYOBOBOをマットに沈めた。
松岡は「レベルの低いアウトサイダーに勝っちゃいました。次、アウトサイダーに出る時はチャンピオンの幕君に挑戦したいです」と、挑発した。
▼第17試合 シングルマッチ 体重Limit65kg
“大阪の喧嘩どツキ空手王”
○鷹亜希(たかあき)
TKO 2R2分4秒 ※2ノックダウン
“チーム鳳凰初代ヘッド平成の怪物”
●図司有宏(ずし・ともひろ)
空手歴16年の鷹亜希は大阪から吉永啓之輔の道場へ道場破りを仕掛けたこともあるという猛者。対する図司は右ミドルを得意とし、打倒・吉永に狙いを定めている。両者とも初参戦。
1R、ジャブとローキックによるキックボクシング的な攻防が続き、鷹亜希が右ローを決めていく。鷹亜希の右フックで図司がダウン。右ローを入れつつ左右のフックを狙っていく鷹亜希だったが、今度は図司の右ストレートで鷹亜希がダウン。
場内が盛り上がる中、両者はノーガードで殴り合いを展開し、鷹亜希が殴り倒すようにして先に2度目のダウンを奪ってTKO勝ち。「大阪から来ました。ダウン喰らっちゃったんですけど、デビュー戦どうでした? また次、出ていいですか? そのうち、吉永君とやれるように頑張っていくので応援よろしくお願いします」と、鷹亜希は継続参戦を表明した。
▼第16試合 シングルマッチ 体重Limit75kg
“元・守山駐屯地 第35普通科連隊第4中隊 神速”
○SoldierBoy一樹
TKO 1R1分51秒 ※ドクターストップ
“宇都宮オリオン通りの闇皇帝 栃木のラストエンペラー”
●菱沼 郷
アウトサイダー常連で4勝3敗の戦績を残す菱沼の前に立ちはだかるのは、元・自衛隊員の一樹。現在、名古屋で最も巨大なクラブのセキュリティーを担当しているという。
1R、筋骨隆々の一樹はパワフルな打撃で先制攻撃、ベタ足で踏ん張っての左右フック連打で菱沼をロープ際へ追い詰める。連打からヒザ蹴りのラッシュを仕掛ける一樹に菱沼は防戦一方となってしまい、ドクターからタオルが投げ込まれた。
豪快な勝利を飾った一樹は「前田日明様、アウトサイダー様、このような大会に参加させていただきありがとうございます。来週の12日に名古屋の大会に出場するので、足を運んで下さい。必ずいい試合を見せます。この度はありがとうございます」と丁寧な言葉使いで爽やかにマイクアピールした。
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