リングス
「THE OUTSIDER 第14戦」
2010年12月4日(土)東京・ディファ有明
開場15:00 開始16:00
観衆=1,420人(超満員札止め・主催者発表)
▼第15試合 シングルマッチ 体重Limit74kg
“不屈の道産子魂”
○飯田健夫
一本 2R47秒 ※アームロック
“栃木真岡の特攻野郎”
●舘野智良
アウトサイダー王者を2名輩出している栃木から、吉永イズムを継承する舘野が登場。70−75Kgトーナメントで勝ち上がっていった実績もある。対する飯田は北海道の格闘技チーム道志に所属する選手。アウトサイダーに次々と選手を送り込んでいる道志だが、いまだにチームとして黒星がない強さを発揮している。
1R、いきなり組み付いた飯田が寝技に持ち込み、サイドポジションを奪う。起き上がった舘野にヒザ蹴りを入れる飯田。再び寝技になると両者は上下を入れ替え、今度は立ち上がった舘野がヒザ蹴り。パンチの打ち合いから飯田がヒザ蹴りを突き刺す。
2R、飯田が首投げでテイクダウンし、舘野は両足を飯田の首に引っ掛ける。袈裟固めから顔面にパンチ、そして相手の腕を両足で固めるVクロスで腕を極めた飯田が一本勝ちした。
またも道志に白星を追加した飯田は、「北海道から来た飯田です。本当は1Rで倒すつもりでしたが、舘野選手が強くて2Rまでかかりました。次も強い選手と闘いたいです」とアピールした。
▼第14試合 シングルマッチ 体重Limit60kg
“濱の勇二”
○高垣勇二
TKO 2R1分49秒 ※2ノックダウン
“静岡 特攻の龍”
●加藤健太
スタミナのなさが災いしてアウトサイダー戦績3勝6敗ながら看板選手として君臨する高垣に挑むは、アウトサイダーを見て格闘技を始めたという初参戦の加藤。最初から高垣と闘いたいと思っていたという。
1R、蹴り足をつかんだ加藤にパンチを連発する高垣。加藤は投げを見舞ってグラウンドへ。すると高垣が下から腕十字。離れた加藤がパウンドを狙うと、再び高垣が腕十字を仕掛ける。これはブレイクに。するとここで、高垣がもはやおなじみとなった両手を両膝について中腰になる疲れたポーズ。場内がどよめく中、加藤は投げでテイクダウンするとパウンドを繰り出し、高垣は腕十字を狙っていく。ブレイクになると高垣はなかなか立ち上がれず、立ち上がっても中腰に。
2R、組み付いた加藤が寝技に行き、高垣は下からの三角絞めを狙うが加藤は離れる。疲れたポーズの高垣に加藤が殴りかかっていくと、高垣が猛然と反撃して右フックでダウンを奪う! 再び疲れたポーズになる高垣だが、加藤が打って来るとパンチで反撃し、右フックのカウンターでKO! 高垣が場内を沸かせた。
「負けてばっかだったけれど、俺は負けたとは思っていなかったんだよな。よろしくお願いします」とアピールした高垣に、場内から声援が飛んだ。
▼第13試合 シングルマッチ 体重Limit65kg
“琉球王国の最強島人”
○當山 馨(とおやま・かおる)
判定2−1
“元・埼玉秩父連合六代目”
●岡田 仁
當山は格闘技戦績3戦3勝、岡田は地下格闘技で4戦2戦2勝。
1R、組み付いた當山が投げでテイクダウンし、すぐにマウントを奪う。岡田が引っくり返して上になるが、當山が上を奪い返してパンチ。當山がマウントを奪うと岡田が立ち上がり、スタンドでの打ち合いにもっていく。岡田が組んでのヒザ蹴り。お互いのフックが入る打ち合いとなる。
2R、パンチの打ち合いになり、お互いに顔面パンチをヒットさせる中、両者かなりの疲れが見える。それでも岡田がパンチで前へ出て、當山も負けじと打ち返す。根性比べの様相を呈する展開に。ラスト30秒で岡田がラッシュを仕掛け、先手を取る形となったが、當山も必死の応戦。ゴングが鳴ると、両者とも精根尽き果てたとばかりにロープにもたれかかった。判定は2−1で當山が接戦をものにした。
疲労困憊の富山だったが、「沖縄から30万かけてきたけど疲れた。でも、この後の夜の体力はあるので、可愛い女の子、よろしくお願いします」と下ネタで余力をアピールした。
▼第12試合 シングルマッチ 体重Limit70kg
“エンセン大和魂継承”
○YOSHIKI
一本 1R41秒 ※フロントスリーパーホールド
“アンコンディショナル・ラヴ”
●八巻健二郎
堀鉄平の元で腕を磨く八巻は2度目の参戦、前回は敗れてしまったので初勝利を目指す。対するYOSHIKIはアウトサイダーのグラウンドバウンサーを務めるエンセン井上を師とあおぐ。
1R、長いリーチの右ストレートを伸ばすYOSHIKIは、組み付くとフロントチョーク。しばらくは耐えた八巻だったが、無念のタップアウト。YOSHIKIが鮮やかな秒殺一本勝ちを決めた。
YOSHIKIはマイクを持つと「打撃の練習をしていたので打撃で行きたかったんですが、最後はグラウンドで。もっと面白い試合が出来るように頑張ります」と、笑顔で語った。
▼第11試合 シングルマッチ 体重Limit65kg
“撃合上等 疾風アスリート”
○TAKAHIRO
判定3−0
“薩摩極悪暴走族元・寿護割第十二代総長”
●勇公(ゆうこう)
大学でフルコンタクト空手部の部長を務めるTAKAHIRO。勇公は1年ぶりのアウトサイダー登場となる鹿児島を代表するアウトロー。
1R、いきなり殴り合いを展開する両者に場内がどよめく。サウスポーの勇公はグラウンドに引きずり込むと上を奪い、立ち上がる。再び至近距離でノーガードの殴り合いをする両者。そこでTAKAHIROがワンツーでダウンを奪う。さらに打ち合う両者はもつれて倒れ込み、上になったTAKAHIROがパウンド。立ち上がるとまたも殴り合いを始める。
2R、またも真正面から殴り合いを始めると、TAKAHIROはローキックや組んでのヒザも見せる。勇公は前へ出てパンチ勝負。ラスト30秒で勇公がパンチで前へ出て、TAKAHIROは下がりながらパンチを打ち返す。最後は両者とも手数が減り、今大会初の判定決着に。判定3−0でTAKAHIROの手が上がった。
「疲れました。ありがとうございます」とTAKAHIROは息も絶え絶えのマイクだった。
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