10月24日(日)東京・両国国技館で行われるWBC世界スーパー・バンタム級タイトルマッチでチャンピオンの西岡利晃(帝拳)に挑戦する同級1位レンドール・ムンロー(英)が、18日(月)午後、帝拳ジムでメディアに練習を公開した。
この日は「すでに準備はでき上がっている」ということから、スパーはせず、軽くシャドウやミット打ち、サンドバッグ打ちなど30分も要さずに練習を切り上げたが、スピードと手数は前評判通り。「24ラウンドでも30ラウンドでも戦える体力を持っている」と豪語したように、エネルギッシュな連打は要注意。もし試合が終盤に持ち込まれると、西岡といえども厄介なことになりそう?
ムンロー一行には大物フランク・マロニー・プロモーター(レノックス・ルイスを手がけた)も合流している。今回の試合は英国のBBCが生中継し、母国からは300名を超す熱狂的ファンが大挙押しかけて応援するとか。それだけ期待されているわけだが、「安くない旅費をかけて僕を応援してくれるのだから、サポートは大きな力になる」とムンロー。ボクシングの前はサッカー選手だったそうだが、どの程度の実力かという記者の質問には「とてもグッドだったよ。なんなら、試合後にお相手しようか」と笑顔で返す余裕もみせた。
練習後カメラマンの注文に応じて上半身裸となり、引き締まった肉体を誇示。この際には全身いたるところに施したタトゥー(入れ墨)を、「これは2人の息子の名、これは恋人……」とひとつひとつ説明するサービスも。といって、決してお人よしではない。関係者の話では、夜8時に帝拳ジムにやってきて、ジム・スタッフもオフリミットにして練習しているという。「イギリスで最も有名な廃品回収業者」(マロニー・プロモーター)ムンローは手ごわいぞ!! |