女子世界戦2つを含む4大タイトルマッチが、12月6日(月)東京・後楽園ホールで行われた。
→加藤を守勢に立たせる井上(右)
メインのOPBF並びに日本ウェルター級戦(12回戦)では新王者・加藤壮次郎(協栄)が同級1位・井上庸(ヤマグチ土浦)に僅差の判定3-0で敗れ、初防衛に失敗。井上は日本王座とともに空位のOPBFと一挙に2つのタイトルを手にした。5Rに井上の左フックでダウンを奪われた加藤は、終盤の反撃も逆転まで届かず。スコアは114−113、114−112、117−113でいずれも新チャンピオン誕生を支持していた。
同じく男子の日本スーパー・フライ級戦では、王者・佐藤洋太(協栄)が同級9位・福本雄基(三谷大和)の挑戦を7R2分28秒、TKOで撃退、2度目の王座防衛に成功した。佐藤の連打に浦谷主審が早めのストップをかけた。
→福本を攻める佐藤
女子の世界戦は、WBA世界スーパー・フライ級王者・天海ツナミ(山木)が藤本りえ(協栄)の挑戦を8R終了TKOに破り3度目のタイトル防衛に成功。ダウンはなかったがダメージの深い藤本側が棄権を申し入れたもの。
またWBC世界アトム級王者・小関桃(青木)と秋田屋まさえ(ワイルドビート)のタイトル戦は、3Rに偶然のバッティングで秋田屋の右まゆが切れ、この回終了負傷引き分けとなった。小関は5度目の王座防衛。 |