3月20日(金・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催されるワールドビクトリーロード『戦極〜第七陣〜』に出場する山田哲也(しんわトータルコンバット/チームZST)が、11日(水)東京・代々木公園にあるリバーサルジムで公開練習を行った。山田は戦極フェザー級グランプリ2009トーナメント1回戦でロニー・牛若(イギリス/チーム・トロージャン)と対戦する。
今月2日に高校を無事に卒業し、戦極初参戦まで残すところ約10日となった山田。
2月下旬には西伊豆で走り込みを中心とした3泊4日の合宿を行い、基礎体力もアップ。70kg後半だった体重も自然と落ちて、リミットまで3〜4kgと減量も順調に進んでいる。 公開練習ではプロデビュー戦で極めた飛びつき腕十字を皮切りに、三角絞め、ツイスター(グラウンドで極めるコブラツイスト)、アンクルホールドなど、鋭い関節技を次々と披露。
「試合の1カ月前から食べ物を我慢して体重を落としてます。さすがに卒業式の日はみんなでご飯を食べましたけど(笑)。
減量を始める前と比べると、今の方が確実に強くなってますね」という言葉通り、非常に体にキレを感じさせる動きを見せた。 また目に付いたのがミット打ちで見せた数種類の足技だ。これまでの試合でハイキックやブラジリアンキックを見事に決めていた山田は、この日もそれらの蹴り技をバシバシと蹴り込み、さらにはサイドキックやバックキックも決めてみせた。山田に打撃を指導する極真空手出身の山城裕之は山田の打撃センスを高く評価する。 「打撃の練習を始める時、普通は前蹴りや廻し蹴りを教えるんですけど、山田選手は手足も長くて体も柔らかいので、いきなりブラジリアンキックを教えたんですよ。
そうしたら、すぐにブラジリアンキックを蹴れるようになって、ブラジリアンキックを当てるために、他のミドルキックやローキックを覚えるという、普通の選手とは違う方法で打撃を覚えていきました(笑)。 ただ山田選手はものすごく打撃のセンスがあって、一般的には当て勘と呼ばれますが、自分の攻撃を当てる間合いの作り方がすごく上手い。
それに相手の攻撃を見る目も良くて、相手の攻撃にカウンターを合わせるのは最初から得意でした。きっと空手をやっていても、日本でトップレベルまで行っていたんじゃないかなと思います」(山城) 対戦相手のロニーはムエタイ系の蹴り技を得意とする選手でもあるが、山田は「蹴りが走っていて鋭いですよね。ちょっとそれを脅威に感じる部分もありますけど、僕も蹴りで攻撃を組み立てるタイプなので、蹴り合うつもりです」と自信たっぷりに語る。 そして山田は「すごく噛み合う相手だと思うし、素晴らしい試合になると思います」と好勝負を予想しながらも「寝技だったら負ける気がしないです」とキッパリ。
ロニーの試合を見て、戦歴をチェックした時に3つの攻撃パターンが頭に浮かび「2つはグラウンドで1つはスタンドの打撃です。
その攻撃が上手くいったらロニーは倒れるか? タップする? はい。そうなると思います」と必勝パターンがあることも明かしている。 「注目されるのはプレッシャーでもあるんですが、最近では快感に変わってきました(笑)。大舞台の試合ということで気合も入っています。
先日はDREAMのフェザー級GPを見て、自分も熱くなりました」と戦極参戦を前に高ぶる気持ちを語った山田。「調子もいいので明日にでも試合をしたいくらいです」と試合に向けて調子も絶好調だ。 さらに戦極参戦を前に山田にうれしいサプライズもあった。小学生の頃から読んでいたという格闘技漫画「グラップラー刃牙」の作者である板垣恵介氏と雑誌の企画で対談をセッティングされたのだ。
→囲み取材を礼儀正しく正座で受けた山田くんだったが、写真撮影が始まると足がしびれて、しばしこのポーズ… 「『グラップラー刃牙』は大好きな漫画でずっと昔から読んでいました。主人公の刃牙が一番好きで、自分の姿を乗り映して漫画を読んでいたんです。試合に向けて漫画を読み返したんですが、地下闘技場編に出てくる技を何種類か試合で使ってみようかなと思います(笑)。
あの漫画には実際に使える技が幾つもあるんで」と笑顔で語る山田。漫画の中で夜叉猿(※飛騨の山奥に住む巨大な猿)を倒した刃牙のパンチを実演解説する一幕もあった。 大会当日は板垣氏も会場に駆けつけて山田を応援。元“スーパー高校生”山田はリアル・グラップラー刃牙となり、勝利を掴むことが出来るか?
ワールドビクトリーロード 「戦極〜第七陣〜」 2009年3月20日(金・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館
開場15:00 開始17:00 <全対戦カード> ▼戦極フェザー級グランプリ2009開幕戦 5分3R
日沖 発(ALIVE/修斗世界ライト級3位・TKO世界フェザー級王者) VS クリス・マニュエル(アメリカ/アメリカン・トップチーム)
▼戦極フェザー級グランプリ2009開幕戦 5分3R 小見川道大(吉田道場/日本国際柔道大会66kg級優勝) VS L.C.デイビス(アメリカ/アメリカン柔術アカデミー/TITAN
FIGHTING CHAMPIONSHIPフェザー級王者) ▼戦極フェザー級グランプリ2009開幕戦 5分3R 門脇英基(和術慧舟會東京本部/第7代修斗世界ライト級王者)
VS ナム・ファン(ベトナム/Ma Duアカデミー/EFWCライト級王者) ▼戦極フェザー級グランプリ2009開幕戦 5分3R
金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST) VS キム・ジョンマン(韓国/CMA KOREA /KTT) ▼戦極フェザー級グランプリ2009開幕戦 5分3R
石渡伸太郎(GUTSMAN・修斗道場/第12回全日本アマ修斗ライト級準優勝) VS ジョン・チャンソン(韓国/CMA KOREA/KTT)
▼戦極フェザー級グランプリ2009開幕戦 5分3R 川原誠也(パンクラスP’sLAB横浜) VS ニック・デニス(カナダ/Ronin
MMA/KOTCカナダ・フェザー級王者) ▼戦極フェザー級グランプリ2009開幕戦 5分3R 山田哲也(しんわトータルコンバット/チームZST)
VS ロニー・牛若(イギリス/チーム・トロージャン) ▼戦極フェザー級グランプリ2009開幕戦 5分3R マット・ジャガース(アメリカ/Team
Wolfpack/KOTC世界スーパーライト級王者) VS マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン/第2代フェザー級キング・オブ・パンクラシスト)
▼戦極ライトヘビー級ワンマッチ 川村 亮(パンクラスism/第4代ライトヘビー級キング・オブ・パンクラシスト) VS キング・モー(アメリカ/Kingdom
of Mayhem) ▼戦極ヘビー級ワンマッチ ジェームス・トンプソン(イギリス/London Shoot) VS
BIG・ジム・ヨーク(ニュージーランド/SIAM GYM) <チケット料金>
VIP席(最前列)70,000円(専用入場ゲート・特典付き) VIP席50,000円(専用入場ゲート・特典付き) RRS席25,000円
戦極シート(SS席)17,000円(特典付き) SS席17,000円 S席12,000円 A席7,000円 <チケット発売場所>
イープラス http://eplus.jp/sengoku/(PC&携帯)
【当日引換】3月10日(火)18:00〜3月19日(木)18:00 電子チケットぴあ 電話 0570−02−9999(Pコード:813−454)
店頭 チケットぴあ店頭 インターネット http://pia.jp/t
コンビニエンスストア ファミリーマート、サークルK、サンクス ローソンチケット 電話 0570−084−003(Lコード:33403)
店頭 全国ローソン店頭Loppi インターネット http://l-tike.com/
CNプレイガイド 電話 0570−08−9999(10:00〜18:00) 店頭 am/pm、CNステーション インターネット http://www.cnplayguide.com/
ドン・キホーテ ※一部取り扱いのない店舗があります ※受付時間は店舗により異なります <お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード 03−5381−7108
吉田秀彦柔道教室 第32回「VIVA
JUDO!」 2009年4月19日(日)埼玉・川口吉田道場川口柔道クラブ 受付開始9:30 開始10:00 <対象者> 満3歳〜6歳までの園児と保護者1名(男女・柔道経験不問) ※子供一人につき保護者1名参加 ※事前に参加申し込みされた方のみ <定員> 30名(15組30名) ※定員になり次第募集を締め切る。 ※参加可能な場合、連絡はなし。参加できない方のみ電話で連絡 ※女の子はTシャツを持参 <参加予定講師> 吉田秀彦、瀧本誠、中村和裕、小見川道大、ほか <参加費用> 無料 ※柔道着の無料貸し出しもあり <場所> 吉田道場川口柔道クラブ 埼玉県川口市川口5−8−10 最寄り駅 京浜東北線「川口」駅より徒歩10分 <問い合わせ> ジェイロック=TEL:03−5485−5555 FAX:03−5485−7777 担当:深澤 吉田道場公式HP:http://www.yoshidadojo.com/ja/ J-ROCK
HP:http://www.j-rock.jp/pc/index.html
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第八陣〜」 2009年5月2日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館 開場14:00 開始16:00 <出場予定選手>
3・15『戦極フェザー級グランプリ2009開幕戦の勝者』 レオ・サントス(ブラジル/ノヴァ・ウニオン) <チケット料金>
VIP席(最前列)70,000円(専用入場ゲート・特典付き) VIP席50,000円(専用入場ゲート・特典付き) RRS席25,000円
戦極シート(SS席)17,000円(特典付き) SS席17,000円 S席12,000円 A席7,000円 <お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−5381−7108
●戦極2009年度スケジュール
3月20日(金・祝)『戦極〜第七陣〜』東京・国立代々木競技場第二体育館:フェザー級GP一回戦 5月2日(土)『戦極〜第八陣〜』(国立代々木競技場 代々木第二体育館):フェザー級GP二回戦
8月2日(日)『戦極〜第九陣〜』(さいたまスーパーアリーナ):フェザー級GP準決勝、決勝 ※9月、10月、11月に都内近郊で1大会ずつ開催予定。
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