10月24日(日)東京・両国国技館で行われるダブル世界タイトル戦他の試合直前の記者会見が東京ドームホテルで催され、主要カードの出場者たちが揃い、試合に向けてそれぞれ必勝の決意をアピールした。
メインのWBC世界スーパー・バンタム級タイトル戦で5人目の挑戦を迎える王者・西岡利晃(帝拳)は、5連続KO防衛を期待されるものの「いつも言っている通りKOは狙っていないですが、期待に応える素晴らしい試合を必ずします」と、落ち着いて抱負を語った。
対する挑戦者1位レンドール・ムンローはこの日一番過激なコメントを吐いた。
「夢を叶えるため、わざわざ日本まできた。一歩家を出た時から、自分は世界チャンピオンになると決意している。試合が終わった時には必ず世界チャンピオンになっている」「試合は12回制だが、24回でも36回でも、あるいは2回で終わっても、自分が勝つと決めている」。会見場に居合わせた取り巻きから拍手が起こった。
試合は他のカード同様、メキシコ製のグローブが使用される。また、会見直後の同じ会場でルール会議が開かれ、西岡−ムンロー戦については、タオル投入はWBCルールでは失格となるが、今回はローカルコミッションのJBCルールを優先させ、棄権(TKO)となること、あるいは、偶然のバッティングで負傷した場合、WBCルールではケガをしなかった選手から1点減点することになっているが、「試合に支障がないとレフェリーが判断した場合」は、減点しないことも確認されている。 |