4月8日(金)神戸・ワールド記念ホールで開催されるトリプル世界戦の公式行事がスタートし、1日(金)は東京・神楽坂の帝拳ジムでチャンピオン西岡利晃が練習を公開した。西岡はアルゼンチンのマウリシオ・ムニョスを相手にWBC世界スーパー・バンタム級王座6度目の防衛戦に臨む。
トレーニングに先立ち行われた会見では「前回(ムンロー戦)ではサウスポー相手に右リードを出すよう練習しましたが、今回は右相手であっても右を出していきたい」。発言どおり、松田直樹とのスパーでも右ジャブを攻撃に防御にと繰り出し、調整の順調さをうかがわせた。試合に備えたスパーリングは100ラウンドを超えたという。
3月11日の地震以来、ジムが用意したホテルからトレーニングに通っている西岡。この日の公開練習を終え、神戸入りするという。「自分のボクシングをやる。KOはいつもどおり狙わないが、チャンスがあれば逃さない」。ムニョス迎撃に準備万全の様子だった。
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