6月7日(土)都内ホテルにて、明日(日)さいたまスーパーアリーナで開催されるワールドビクトリーロード(以下WVR)主催『戦極〜第三陣〜』の前日会見が行われた。会見には出場する16名の全選手と國保尊弘WVR代表が出席。
メインに出場する吉田秀彦は「新聞では僕が殴り合いに行くと報じられていますが、機会があれば行きたい。明日はいい試合をして会場を沸かせたいと思います。精一杯胸を借りるつもりで頑張ります」と、強く意気込みを語る。
対戦するスミスの情報や試合映像の入手については、ほとんどない状態だという吉田。キック全盛期や1999年に開催された「PRIDE.7」(ブランコ・シカティック戦)のものしかチェック出来ていなく「最近の総合の試合が見れなかった」と嘆く。さらに「高阪(剛)と一緒に練習していた時期があるので、スミスはグラウンドも出来ると思う」と警戒心を強めていた。
不安な様子を見せる吉田だが、自身が明日着用する柔道衣の話題になると表情は一変。スミス戦に備えて、特注のものを用意したというのだ。
戦極旗揚げのジョシュ・バーネット戦では柔道衣の重さでスタミナをロスしてしまう場面を見せている吉田。「固い襟の部分の綿を抜いて、軽くて薄いやつになっています。着た感じでは、(重さは)半分くらいに感じますね」と不安を一掃するコメントを残す。
スミスが柔道衣を掴んでの攻撃を仕掛けてくる危険性も考えられるが、「そうならないように自分からいかに仕掛けられるか。掴まれる前に自分から攻めて行きます」と、吉田は強力な“鎧”装着で戦極初勝利を狙う。
対する“キックの帝王”スミスは、スーツ姿の吉田を見ながら「Tシャツ姿で来てしまって申し訳ない」と終始笑顔であいさつし、余裕ムードを漂わせる。
「明日に向けて準備をしてきたのでとてもいい試合になると思う。柔道選手との対戦は初めてなので、ワクワクしているよ。吉田選手は打撃で攻めると言っていたが、PRの一環だと思う。グラウンドにいくと予想するので、試合展開が楽しみです」と明日の試合が待ち遠しい様子を見せていた。
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第三陣〜」
2008年6月8日(日)さいたまスーパーアリーナ
開場16:00 開始17:00
<全対戦カード>
▼メインイベント(第8試合) ヘビー級 5分3R
吉田秀彦(吉田道場)
VS
モーリス・スミス(アメリカ/モーリス・スミス・キックボクシングセンター/元WKA世界キックボクシング王者&UFC世界ヘビー級王者)
▼セミファイナル(第7試合) ヘビー級 5分3R
藤田和之(藤田事務所)
VS
トラビス・ビュー(アメリカ/エリート・パフォーマンス)
▼第6試合 ミドル級 5分3R
三崎和雄(GRABAKA)
VS
ローガン・クラーク(アメリカ/ミネソタ・マーシャルアーツ・アカデミー)
▼第5試合 ウェルター級 5分3R
ニック・トンプソン(アメリカ/フリースタイルアカデミー)
VS
マイケル・コスタ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
▼第4試合 ミドル級 5分3R
菊田早苗(GRABAKA)
VS
クリス・ライス(英国/チーム・トロージャン)
▼第3試合 ヘビー級 5分3R
チェ・ム・ベ(韓国/チーム・タックル)
VS
マーシオ・“ペジパーノ”・クルーズ(ブラジル/グレイシー・フュージョン)
▼第2試合 ライト級 5分3R
ホドリゴ・ダム(ブラジル/アライアンスBJJ)
VS
ジョルジ・マスヴィダル(アメリカ/アメリカン・トップチーム)
▼第1試合 ライトヘビー級 5分3R
高橋和生(日本/フリー)
VS
ファビオ・シウバ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
<チケット料金>
VIP席(専用入場ゲート・特典付き)100,000円
RRS席30,000円
戦極シート(S席・特典付き)17,000円
S席17,000円 A席7,000円
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−3369−2211
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第四陣〜」
2008年8月24日(日)さいたまスーパーアリーナ
開場開始未定
<出場予定選手>
五味隆典(久我山ラスカルジム)
ワールドビクトリーロード
「戦極〜第五陣〜」
2008年9月28日(日)東京・国立代々木競技場 第一体育館
開場開始未定
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