6月11日(水)東京・葛飾にある青春塾にて、山本優弥(青春塾)が公開練習を行った。山本は、6月22日(日)東京・後楽園ホールで開催される全日本キックボクシング連盟主催『小林聡プロデュース 野良犬電撃作戦』でサムゴー・ギャットモンテープ(タイ)と対戦する。
タイ人選手との対戦が、デビュー5戦目の2002年9月以来となる山本。キックボクサーならば“打倒ムエタイ”は永遠のテーマだと思われるが、山本は「ムエタイを見るのは好きなんですけど、面白さを伝える試合が出来ないと思う。最強を目指すには必要かもしれないが、楽しい試合をしたいのに(タイ人は)良さを消してくる。魅力を感じないですね」と、対タイ人との対決を避けてきた理由を語る。
今回サムゴーとの対戦を受けたことについては、「石川(直生)選手のお母さんが亡くなって、『自分は(石川を)どう支えればいいのかな』と考えたときに、サムゴーが来日すると聞いたんです。サムゴーは自分とやるために来たようなものだと感じ、ここでやらなきゃおかしいなと。7、8月にわけのわからないオランダ人とやるよりもいいと思った」と参戦を決意したことについてコメント。
サムゴーは左ミドルを武器に、2002年に対戦した小林聡(現全日本キックGM)から3度ダウンを奪い勝利。その当時から6年も経っているとはいえ、昨年にはレイ・スターリンを左ハイキック一発でKO勝利しており、“未だ健在”の印象を植え付けている。
山本は「昔の映像と比べると(最近のサムゴーは)違う印象があるが、左ミドルだけでトップを取ってきただけの選手だなと。素晴らしい選手だと思う。サムゴーは相手を潰しにくる。優弥が最初から仕掛けるのか、サムゴーの左ミドルは大したことないのか。自分の試合を客観的に見ても、自分がどう出るのか楽しみですね」と試合が待ちきれない様子を見せる。
この日、3分1Rのミット打ちを行った山本は、パートーナーが左ミドルを主体に攻めてくるのに合わせて、右ミドル。そして前蹴りで距離を取るなど、サムゴー対策が万全であることを伺わせた。
その様子を横でじっと見ていた小林GMは「サムゴーはライト級時代よりも力が落ちていると言っても、まだ強い。でも優弥には自信を持って行って欲しい」と山本にエールを送る。
試合まであと11日と迫ってきたが、宮田広報によると「詳細はわからないのですが、サムゴーが店を一件壊したという情報が入ってきました」とサムゴーの近況について説明。
それを聞いた小林GMは「昔の外国人レスラーが1トントラックをロープで引っ張っていたようなデモンストレーションを感じさせる」とさらに警戒心を強めていた。
全日本キックボクシング連盟
ALL JAPAN KICKBOXING 2008
「小林聡プロデュース 野良犬電撃作戦」
2008年6月22日(日)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始18:00
※オープニングファイト開始17:15
<全対戦カード>
▼メインイベント NAOKICK試練の七番勝負・第四戦 日本VSタイ 59kg契約 3分5R
石川直生(青春塾/全日本スーパーフェザー級王者)
VS
カノンスック・ウィラサクレック(タイ/WSRフェアテックス/M-1フェザー級王者)
▼セミファイナル 日本VSタイ フェザー級 3分5R
山本真弘(藤原/全日本フェザー級王者)
VS
ワンロップ・ウィラサクレック(タイ/WSRフェアテックス/M-1バンタム級王者)
▼第6試合 日本vsタイ 70kg契約 3分5R
山本優弥(青春塾/全日本ウェルター級王者)
VS
サムゴー・ギャットモンテープ(タイ/元ムエタイ三冠王者)
▼第5試合 76kg契約 3分5R
中村高明(藤原/全日本ミドル級王者)
VS
須藤信充(TEAM SUDO/元日本三階級王者)
▼第4試合 55kg契約 サドンデスマッチ 3分3R
寺戸伸近(青春塾/全日本バンタム級1位)
VS
那須儀治(WSK/興気塾/全日本バンタム級6位)
▼第3試合 第18代全日本ライト級王座決定トーナメント 準決勝 サドンデスマッチ 3分3R
海戸 淳(S.V.G./同級2位)
VS
藤牧孝仁(はまっこムエタイ/同級3位)
▼第2試合 全日本スーパーフェザー級ランキング戦 サドンデスマッチ
大高一郎(ストラッグル/同級3位)
VS
ソルデティグレ・ヨースケ(U.W.F.スネークピットジャパン)
▼第1試合 フェザー級 3分3R
九島 亮(AJ)
VS
永野裕典(和術慧舟會DURO)
▼オープニングファイト第3試合 フェザー級 3分3R
森井洋介(藤原)
VS
大前力也(WSK/KSS健生館)
▼オープニングファイト第2試合 フェザー級 3分3R
尾田兼次(S.V.G.)
VS
上杉隼士(超越塾)
▼オープニングファイト第1試合 68kg契約 3分3R
布施一行(DRAGON GYM)
VS
佐藤大輔(バトラーツ)
<チケット料金>
SRS席 15,000円/RS席 10,000円/S席 7,000円/A席 5,000円
※SRS席は全日本キックのみの販売
※当日券は500円増し
<チケット発売場所>
チケットぴあ
イープラス
後楽園ホール
全日本キック
<お問い合わせ>
全日本キック 03-3365-1171
全日本キックボクシング連盟
ALL JAPAN KICKBOXING 2008
「Reverse×Rebirth」
2008年7月26日(土)東京・後楽園ホール
開場17:00 本戦開始18:00
※本戦開始前にオープニングファイト予定
<決定対戦カード>
▼全日本ミドル級ランキング戦 3分5R
江口真吾(AJ/同級1位)
VS
白虎(和術慧舟会RANGER品川)
<出場決定選手>
山内裕太郎(AJ/全日本スーパーウェルター級王者)
望月竜介(UWFスネークピットジャパン/全日本スーパーウェルター級1位)
<チケット料金>
SRS席12,000円(全日本キックのみで販売)
RS席8,000円 S席6,000円 A席4,000円
※当日券は各席500円増し。
<チケット販売所>
6月21日(土)〜発売
チケットぴあ
イープラス
後楽園ホール
全日本キック
<お問い合わせ>
全日本キック=TEL:03−3365−1171
●2008年度スケジュール
・6月22日(日)後楽園ホール
・7月26日(土)後楽園ホール
・8月3日(日)横浜赤レンガ倉庫 ※はまっこムエタイジム興行
・9月19日(金)後楽園ホール
・10月17日(金)後楽園ホール
・11月8日(土)後楽園ホール
・12月5日(金)後楽園ホール ※藤原まつり2008
※ほか特別大会、新宿FACE大会が追加予定
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